ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ムサシ2021その3(ネタバレあり)

2021-10-31 22:56:00 | 日記
そして、第1幕2場「蝉(第1日・早朝)」がスタート…
「『巌流島の決闘』から6年後の元和4年夏
鎌倉は佐助ヶ谷、源氏山宝蓮寺…名もなき小さなこの寺で
今まさに寺開きの参籠禅が取り行われようとしていた

大徳寺の長老・沢庵宗影(塚本幸男さん)を導師に迎え、能狂いの柳生宗矩(吉田鋼太郎さん)
寺の大檀那である木屋まい(白石加代子さん)と筆屋乙女(鈴木杏さん)
そして、寺の作事を務めた宮本武蔵(藤原竜也さん)も参加している
庭にいた平心(大石継太さん)が引磐を鳴らして」…

「今ここに、めでたく誕生の時を迎えた我らが宝蓮寺は
この鎌倉で最も小さな禅寺であります」という挨拶に始まり
大檀那である2人から寄進を申し出られると合掌し
「アノクタラサンミャクサンボダイ…」と唱え始めるんですが

何故か、宗矩殿が扇子で膝を打ち、その扇子を開いて腕を前に伸ばす仕草をしていたのが
2度目には、謡らしきものを唸り、能らしきものを舞いながら庭に降りてしまい(笑)
宗矩殿の草履を持って追いかけて来た沢庵様が「確かに病気ですな」と…(笑)

「柳生新陰流」の継承者であり、徳川家の兵法指南役ならびに政治顧問であるという
「目も眩むほど肩書きをお持ちのあなたが、お能の鼓の音が聞こえて来ると
他人の屋敷であろうと構わずに押し入って舞い狂うという噂を耳にした。確かに病気だ」と呆れ(笑)

宗矩殿が「いや、かたじけない。せめてこれからの3日間の参籠禅の間だけでも
体に棲みついた舞い狂いの虫を厳しく抑え込むことにしましょう」と謝っている時に
それまで、目を閉じたまま微動だにしなかった武蔵が、ふいに立ち上がり
講堂があると思われる下手袖に消えたかと思ったら、庫裏があるとされる上手側袖から現れ
上手のステージ手前に置かれている五輪塔の辺りを見回したあと、また屋根付き廊下に戻って来て

…って、これは、武蔵が何か気配を感じて取った行動だったみたいなんですが
「上手側の竜也ファンサービスじゃない?(笑)」と奥さん(笑)
奥さんの席は、大阪公演初日が下手側で、大阪楽日が上手側だったらしく
この屋根付き廊下のセットと、その前方にある庭が、舞台中央に置かれているため
上手側の客席からは、廊下の一番下手側に座っておられる藤原さんが遠く感じられたようです

ともあれ…引き続き、平心さんの挨拶や沢庵様の説法などが展開されていた時
いきなり、武蔵が屋根付き廊下の下手の縁の下に隠してあった木刀と
廊下上手に隠していた小太刀を取り出し、何事かと思ったら
先ほど武蔵が様子を窺っていた五輪塔の脇に小次郎(溝端淳平さん)の姿が…!?

ジュリーの「勝手にしやがれ」よろしく(笑)日除け笠を後方へ投げ上げると…
(大阪初日には竹に引っかかってしまったそうだけど
いつの間にか撤去されていたんだとか…(笑))
…2人は、上手と下手に離れたまま睨み合い
宗矩殿が、まいさんと乙女さんを庇うように両腕を広げる中

武蔵が「おお!やはり、あとのお手当てが良かったのだな」と口を開き
小次郎は、それには応えず「そこいら中に武器を埋め込んでおくとは
相も変わらず油断も隙もない奴だ」と、武蔵が屋根付き廊下に隠していた木刀や小太刀の他に
五輪塔の中にも忍ばせてあったらしい直刀を取り出して見せ

「よくぞ見抜いた!この6年の間に、よほど眼力を鍛えたものと見える」という武蔵の言葉に
「ほざくな!傷の療治に一千日、体と技の鍛え直しにまた一千日
そして、お主の居所探しに二百日、合わせて二千二百日
その一日一日を『宮本憎し、武蔵に勝ちたし』の一念で送って来たのだ
お主の汚い仕掛けを見破らずにどうする!」と返したあと

「柳生新陰流のご当主、宗矩様とお見受け致しますが…?」と声をかけ
「なぜ判る!?」と驚く宗矩殿に、武蔵が「佐々木小次郎が私を追って参ったようです」と説明
小次郎が「巌流佐々木小次郎です」と名乗り
「あやつが言っていたように、名医の手厚い手当てを受けました」と話すと
「細川家の兵法指南役が生きておったとは『不思議やな~』」と能狂いが出そうになりクスクス(笑)

この舞台の演出も手がけていらっしゃる吉田さんは
蜷川幸雄さんのオリジナル演出から「1センチでも離れたくない気持ち」で
かなりの部分を踏襲なさっているみたいですが
一方で「芝居の根幹は大事にしつつ、弾けるところは思いっきり弾けよう」ともおっしゃっていて
それはこの先、お芝居が進行するに連れ、また、公演の回を重ねるに連れ
その弾けっぷりがエスカレートして行くようです(笑)

ともあれ…
続いて、小次郎が「そこの坊様は、沢庵御坊でいらっしゃいますな?」と声をかけたトコで
武蔵が「小次郎!方々に手を出すな!お主の相手はこの武蔵一人であろうが」と遮るも
「しばらくの間、大人しく聞いておれ!
武蔵の行方を尋ねる内に、御坊の行く先々へ相前後して、必ず現れることを突き止めました
この度、めでたくあやつに追いつくことが出来たのは、ひとえに御坊のおかげです」と明かし

沢庵様は「ここは寺の境内であるぞ。しかも、寺開き記念の奉納参籠禅の最中である
そういうところへ人斬り包丁などを持ち込んではならん!平心坊、お預かりしなさい」と命じ
平心さんが「お預かりをお刀致します」とビビりながら、小次郎の刀を預かろうとすると
小次郎は懐中から取り出した書状を武蔵に掲げ「武蔵!これは貴様に宛てた果たし状だ!」と叫び
その果たし状を「あやつにお手渡し願いたい」と平心さんに差し出すも

「沢庵様、お読み上げを…綺麗に勝つことだけを己が剣法の命としていた小次郎も
この6年の内にだいぶ腹黒くなった様子
それを開く間に何か仕掛けて来るやも知れませぬ!宗矩様もお読み上げを…」と武蔵
自分の物差しで…って感じだけど(笑)当然といえば当然かな?

平心さんが果たし状を受け取り、沢庵様と宗矩殿に手渡すと、平心さんも横に並んで覗き込み
読み上げが始まるのかと思いきや、小次郎が、まいさんと乙女さんに近づき
まいさんが、女猿楽一座の花形だったことや
その舞姿を木屋のご主人に見初められ、後添いに入ったことを茶店の爺さんから聞いたと話すと
「あの爺さまのお喋りには、皆が閉口しているのですよ」とまいさん

…が、小次郎はそれをスルーして、今度は乙女さんに
一昨年の夏、乙女さんの父親が夜釣りに出て、それっきりだということを
旅籠の爺さんから聞いたと話すと「その2人の爺さまは兄弟です」と乙女さん(笑)
この2人の大檀那が、口を揃えて「斬り合いはお止め下さいませ」と諭すのに耳を貸さず
武蔵と小次郎が間合いを詰めようとした時

信じられないくらい長い果たし状…って
沢庵様と宗矩殿、平心さんに、まいさんと乙女さんが加わり
5人が並んで果たし状を手にしても、その両端が床に付くどころか
「松の廊下」の袴の如く、床の上に長々と伸びているくらいで
どんだけ怨みつらみが書いてあるんだ!?って感じ(笑)…を読み上げる声が大きくなり

5人がそれぞれ自分の手にした部分を、ものすごい早口で読み上げ(笑)
ようやく最後まで読み終えると、小次郎が「受けるか、武蔵」と訊ね
武蔵は「明々後日の朝か…参籠禅は明けているな
生死の境に立っている時の、あの命の高鳴り、すぐに死なねばならなくなるかも知れない
しかし、この瞬間だけは体全体を使って、生き生きと生きている

あの時の沸き立つような命の瞬間がまた味わいたくて
お主に止めを刺さなかったのかも知れないな」と受けて立つんですが
吉田さんは、武蔵のこのセリフをお聴きになると
まるで、藤原さんご自身が「舞台でしか味わえない、この楽しさ!」と
おっしゃっているような感じに思われて、大好きなセリフなんだとか…
もっとも奥さんは「藤原さん」を「甲斐さん」に置き換えて、大きく頷いたみたいだけど…(笑)
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ムサシ2021その2(ネタバレあり)

2021-10-30 19:05:00 | 日記
「演劇は複製が出来ない。その日、たった1ヵ所、その劇場でしかやってない
しかし、どんなに評判になっても利益が出ない(笑)
お客様に劇場の外からは観て頂けませんからという井上ひさしさんの言葉は
甲斐さんとのトークショーで、上岡龍太郎さんが、お笑いも含め、あらゆる芸術・芸能の中で
一度の機会で最も多くの人を感動させることが出来るのは音楽だとおっしゃったことや

藤井フミヤさんが、ある作家の方から、小説は読み終えるまで数時間かかるのに
音楽は数分で感動を与えることが出来るし、しかもすぐに繰り返して聴くことが出来る
…と言われたという話に通じるような気がすると奥さん
観劇に出かけるたびに、豪華なキャストの皆さんの顔ぶれだけでも
「こんなチケット料金でいいんですか?」と採算性を心配してしまうみたいだけど(苦笑)

「喜劇から強いメッセージ性を持つ骨太な作品」を多々生み出された井上さんが
吉川英治さんの「宮本武蔵」の巌流島のシーンでは、武蔵が小次郎にトドメを刺さず
手当てによっては助かる…との設定になっていたことにインスパイアされてお書きになったという
この作品についても、やはりその思いは強かったらしく
「3時間が、あっという間だった!」んだとか…(笑)

ともあれ、プログラムに掲載されている「あらすじ」には…
「慶長17年4月13日、豊前国小倉沖の舟島
真昼の太陽が照りつける中、武蔵と小次郎が睨み合っている
小次郎は愛刀『物干し竿』を抜き放ち、武蔵は背に隠した木刀を深く構える
武蔵がふいに『この勝負、おぬしの負けと決まった!』と声を上げる
約束の刻限から半日近くも待たされた小次郎の苛立ちは、すでに頂点に達していた

勝負は一撃で決まった。勝ったのは武蔵。
検死役の藩医に『お手当てを!』と叫び、疾風のごとく舟島を立ち去る
佐々木小次郎の『巌流』をとって、後に『巌流島の決闘』と呼ばれることになる世紀の大一番は
こうして一瞬の内に終わり、そして…物語はここから始まる」…と記されてますが

実際の舞台も開演するなり、下手側から武蔵役の藤原竜也さんと
小次郎役の溝端淳平さんが走り出て来られたかと思ったら
上手側奥と下手側ステージ近くで睨み合われ
「遅いぞ、武蔵!」「この勝負、おぬしの負けと決まった!」等の短いやり取りのあと
勝負は、武蔵の鉢巻が切れ、小次郎が倒れるという形で決まり

武蔵が手で小次郎の息を確かめ、下手側の袖奥に向かって
「お立ち合いの細川様の御家中へ申し上げる!そちらにお医者は、藩医殿はおいでか?
おお…お手当てを!早くお手当てを!」と叫んで去って行く
というホンの数分で、第1幕1場は呆気なく終了でした(笑)

もっとも、奥さんは、共に長身のお二人がそれぞれの役柄に合ったお姿で登場され
いきなり高いテンションで対峙なさっているのを目の当たりにして
「一幅の絵」のような眺めにポーッとなってしまったみたいだけど…(笑)

その藤原さんは、2018年の蜷川さんの3回忌追悼公演の際には、その不在の寂しさが大きく
「演劇との向き合い方がよく判らなくなって」いらしたそうですが
今回は「演劇が時代を作る、変えて行くんだ!」という蜷川さんや井上さんの思いを
「僕らが背負って、客席に届けられたらと思います」と話され

溝端さんは「今、この作品を世に放つ意味を考えなさい」という蜷川さんの言葉を胸に
小次郎の武蔵に対する憎しみが強烈に出ていなければ始まらないこの「完成された作品を
壊してはいけないという怖さは抜け切らない」ものの
「一生に一度しか、この芝居を観ないかも知れないお客様のためにも
今の自分が出せる最高の小次郎を毎回出せれば…」という思いで舞台に立っておられるようです

今回の追悼公演をご覧になった方々が、一番多くツイートなさっていたのは
コロナ禍で、公演が中止になったり、なかなか劇場に足を運べなかったこともあり
「やっぱり生の舞台は良い!」「生に勝るものはない!」といった呟きでしたけど
溝端さんや甲斐さん等、演者側の方が、1つ1つのステージを大切になさって
真摯に務めていらっしゃるこそ「ベスト」な公演を味わうことが出来るんですよね?

そして舞台は暗転となり、宮川彬良さんの手による音楽が流れる中
巨大な竹の群れが「サワサワ」という感じで舞台に登場
でも、所定の位置に留まる様子はなく、前後左右に移動したかと思ったら
今度は、この公演の舞台となる鎌倉・宝蓮寺のセット…
「橋懸かり式」屋根付き廊下と八畳の客間…も登場し

…って、配信映像では暗くて判らなかったけど
奥さんによれば、黒子の皆さんが、それぞれ担当なさっている「竹」や「廊下」「客間」を
静かにステージの床の上で移動させておられる様子は
プログラム化されているかのような滑らかさで
ちょっとでもタイミングがズレたら、セット同士がぶつかってしまうんじゃないかというくらい
際どい入れ替わりが何度も行われていたらしい

もっとも、蜷川さんは「身毒丸」でも、あの家族の家を、玄関や茶の間、寝室と分割して登場させ
最後に一軒の家の形が整う…といった演出をなさっていたし
この禅寺のセットが完成するまでの間、奥さんが頭に浮かべていたのもそのことだったんだとか…

やがて、照明が点くと…上手側に客間、そこから下手側に伸びる屋根付き廊下がステージ奥にあり
その廊下には、上手から順に沢庵(塚本幸男さん)、柳生宗矩(吉田鋼太郎さん)
木屋まい(白石加代子さん)、筆屋乙女(鈴木杏さん)、宮本武蔵が座っていて
平心(大石継太さん)だけが庭に立ち…って、この時点で、奥さんの視線は吉田さんに釘付け(笑)
相変わらず「そこに居るだけで、空気が変わる」と申しておりました♪

ちなみに、竹は竹林となり、ステージ最奥で風に揺れ…って
この大阪の会場では、ステージ前方の天井に触れるほどだったのが
北九州・小倉公演では、のびのびと揺れていたみたいです(笑)
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ムサシ2021その1

2021-10-29 15:01:00 | 日記
神ならぬ身の奥さんは、甲斐バンドのクリスマスディナーショーのお知らせが来るとも知らず
7月の横浜赤レンガ倉庫ライブで、45周年プロジェクトが終了した時に
来年春のビルボードツアーまで、何もお楽しみがないとツマンナイからと
この舞台「ムサシ」の大阪公演チケットをゲット♪

初演は2009年で、翌年はロンドンとニューヨーク
2013~14年には、ソウル、上海などのアジア公演も行われた
「蜷川幸雄 晩年の代表作」と称されている作品とあって
その内容や評判のおおよそのところは耳にしていたものの

2018年の蜷川さん3回忌追悼公演の際は、甲斐さんのビルボードツアーが決定していて
大阪公演が開催される3月には、その先行予約があったりして
「気持ちはもうビルボード!」って感じだったらしく(笑)
奥さんにとっては、今回の7回忌追悼公演が「初ムサシ」

大阪公演初日ソワレ、大阪楽日マチネという
なかなかイイ感じの対比で、2公演を観ることが出来たみたいだけど
プログラムに目を通すと、ムサシ役の藤原竜也さんは元より
初演からのレギュラーキャストでいらっしゃる吉田鋼太郎さんと白石加代子さんが
奇しくも、この戯曲を書き下ろされた井上ひさしさんは
ご自分たちのことをよく判っていらして「当て書き」して頂いたかのようだと話されていたり

吉田さんが、再演されるたびに、少しずつ形を変え進化して来た今
改めて思い返されると、初演の佐々木小次郎役は「小栗(旬さん)そのもの!
女々しい、甘える、調子に乗る、すぐカッとなって、すぐ泣く(笑)」とおっしゃって(笑)
他のキャストの皆さんも大笑いなさったと知り
やはり、その都度その都度「リアルタイムで観るべきだったなあ」と申しておりました(苦笑)

ちなみに…蜷川さんは、海外公演で2代目小次郎役を務められた勝地涼さんには
巌流島の戦いで敗れてから6年間、ムサシをつけ回し、仇討ちの機会を窺う
「野良犬のような野性」をお求めになり
3代目にして現・小次郎でいらっしゃる溝端淳平さんに関しては

「彼の加入は大きい!所作も含めて、よく練習している
エリート剣士が敗れて、ムサシをつけ狙う感じが自然に出ている」と評されたそうです
その溝端さんに、小栗さんが「出たかった」と記された熨斗袋を渡されたり(笑)
LINEで「小次郎返せよ!」と送って来られるというエピソードもイイですねぇ(笑)

奥さんは、以前に吉田さん演出の「ヘンリー五世」に出ていらした溝端さんを拝見して
ドラマ「BOSS」や「天国と地獄」「古見さんはコミュ症です」などでの
ちょっとコミカルな役のイメージが、一気に吹っ飛んだみたいですが

ボクは今回、7回忌公演の大千秋楽後に始まった配信映像を拝見するまで
奥さんが、溝端さんの演技がどれほど素晴らしいか…
立ち姿が美しい、目線が決まっている、滑舌がよくセリフが響いて来る等々
「舞台映えすることこの上ない!」…を説明してくれても
「だって『ゆとりハチマキ』の『八巻刑事』でしょ?」と思っておりました…スミマセン!(汗)

あっ!今更ですけど、この作品は、1980年代にアメリカで起こった「ムサシ」ブームによって
「ドリームガールズ」を手がけた作曲家ヘンリー・クリーガーと、脚本家井上ひさしさんで
ブロードウェイ・ミュージカル化の企画が持ち上がり
井上さんは、全員女性キャストという構想で、クリーガーと打合せもなさっていたものの
残念ながら、実現することなく終わってしまい…(汗)

それから20数年経って、井上さんからホリプロの堀威夫さんに
「ムサシ書くよ!必要だったらやってくれ。必要がなければ捨ててくれ」と突然の電話があり
「共に同時代の演劇界の最前線を走りながら
若き日にはなかなか接点がなかった」
蜷川さんとの初めての、そして唯一の書き下ろし作品が完成したんだとか…

ただ、この強力タッグによる作品は、制作発表会見が行われた
2009年の正月明けには、まだ影も形もなかったらしく(苦笑)
「台本の執筆は『段取り8分、書くのは2分』今、段取りの7分半まで来てる」と井上さん

蜷川さんは「半分は恐怖心だけど、ワクワクしている
全員が『ムサシを待つ小次郎』の気持ちで待ってます(笑)
どんなことがあっても、初日は必ず開けるよ」と「SHOW MUST GO ON」の構えで

2月から稽古をスタートなさったところ、書き上がった分だけ届く台本には
能や狂言といった伝統芸能の要素が新たに盛り込まれていて
殺陣や摺り足といった時代物ならではの所作の訓練の他に
各界の第一人者である指導陣によるレクチャーが加わったり

物語上、重要となる「セット」が、いきなり登場して来て、スタッフの方々を慌てさせたり
台本の到着が途切れた時には、蜷川さんが、キャスト・スタッフの皆さんを
禅寺体験や井上家の表敬訪問にお連れになっていたそうです(笑)

その井上家近くの海岸で、藤原さんと小栗さんが「巌流島」の稽古をなさったりしながら
初日が近づいても台本は完成しないという綱渡り状態の中
初日の数日前にようやく脱稿されたみたいで
蜷川さんが「竜也と小栗は、3日徹夜すればセリフ覚えられるよな?」と
稽古の初日に口になさった冗談が、そのまんま実現してしまったらしい(汗)

まあ、吉田さんは「台本はないけど時間はたっぷりあったし(笑)
台本が小分けで来るから、セリフを覚えるのが楽だった(笑)」とおっしゃってるし
鈴木杏さんも「『出来上がったトコまでやって
出来上がってない分はお金返そう』って話してました(笑)」と明かされてましたが…(笑)

ただ、初演の当日に新しい台本が届き、開演2時間前に演出が変わったため…って
18時開演ということは、17時30分には開場するんでしょうし
カツラや衣装、メイクなど、キャストの皆さんの準備もおありだと思われますけど
ナンと!16時まで、ロビーで稽古をなさっていたんだとか…!?(汗)

ともあれ…大阪公演初日は、緊急事態宣言中とあって
当初から、収容人数の半数のチケットが売れたら「販売打ち切り」とか
公演後でも「払い戻し可」といった告知があったみたいだけど

奥さんは、2回目のワクチン接種の副反応がハンパなくて
接種当日を含めて3日間苦しんだあと、2日間出勤したものの、帰宅してから微熱が続き
…って、36.5度~37度くらいでも、平熱35.3度の身には堪えるらしく(汗)
会場入場時の検温は大丈夫だとしても、発熱状態で入場していいのか?
こんなコンディションで、ちゃんと舞台を楽しめるのか?と悶々…(汗)

当日は、朝から解熱剤を飲まずに、36度だったら出かけようと決め
何度も体温を計りつつ、一応、洋服や靴などを準備している内に
いよいよ決断を下さなければいけない時間となり
最後の検温は…35.9度!バタバタと出かけることに…(笑)

コロナ禍で、場内の喫煙所は使用できないだろうと諦めていたら
会場の向かい側に、JTの喫煙スポットがあり「ラッキー♪」(笑)
まあ、全3時間の舞台、往復の移動時間も含めると、プチ禁煙になるので…(苦笑)
地下の会場に向かうと、駐車場脇の喫煙所は使用可との案内もあったそうです
もっとも、ソワレ終演後はどちらもクローズだったみたいだけど…(苦笑)

「時間に余裕を持ってお越し下さい」となっているだけで
チケットには開場時刻が表記されていなかったため、開演の45分前に会場前に行くと
ほどなく開場となり、ソーシャルディスタンスを守りながら、しずしずと入口を通過して
手指消毒と検温を済ませると「手袋をした係員がチケットの半券を回収させて頂きます」

…との案内表示の通り、2月の観劇の時みたいに
自分でモギることも、チケット裏に名前と連絡先を記入することもなく、すんなり入場
まずは、グッズ売場へ向かうと「現金払い」と「クレジット払い」で、列が分けられていて
「これは、コロナ禍が終わっても続けて欲しいな」と奥さん
やはり、キャッシュレスの列はスムーズに流れていたそうです

プログラムと「集合写真」のA・B両セットをゲットし、ホールの入場口に向かう途中に
蜷川さんのお写真とお花が置かれていて、大勢の皆さんが記念撮影中…
と、ここで「ヘンリー五世」を観に来た時も
溝端さんのファンの方を始め、女性客の割合が高くて

かつての甲斐バンドライブよろしく、男子トイレが女性用に開放されていたことを思い出し
慌ててトイレに向かうも、すでに長蛇の列…(苦笑)
まあ、このご時世、手洗いに時間をかける方はいらしても
メイク直しをなさる方はほとんどおられず、トイレ内が「密」になることはなかったらしい

座席に着くと、予想通り「換気のため」場内は冷え冷え~(汗)
終演後は規制退場が行われることや(チケット裏に名前と連絡先を記入する代わりに)
ロビーに掲示されているQRコードで、緊急連絡先の登録を…と呼びかけるアナウンスがあり
係員の方から、カメラ・テープレコーダーによる録画録音、場内での飲食はもちろん
「お連れ様同士の会話もお控え下さい」と、かなり念入りな注意…って
最後の事項に関しては、全く無視の方もいらしたんだとか…(汗)

奥さんの席は、両日とも4列目のサイドブロックだったんですが
最前列はクローズになっており、初日に関しては、若干?間引いて販売されていたのか
舞台上に見えない場所はなくて、なかなかの良席♪
ただ、仕事帰りに駆けつけられる方が多かったらしく
奥さんの席近くでも、開演してからワサワサすることが続き
「アレはちょっと勘弁して欲しい…」と申しておりました(苦笑)
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みいつけた!(10/28)

2021-10-28 19:10:00 | メディア
今日は「スコップさん」の第3弾オンエア日♪
もちろん、事前に甲斐さんの事務所からお知らせはありましたが
この番組のアートディレクターでいらっしゃる大塚いちおさんも3日前にツイッターで…

「久しぶりのスコップさん コッシー、チョコンと宝探しに!
いすのまち史上最大の冒険へ!甲斐さんの叫びをお楽しみに!オーイェ~」とか(笑)
「新作の前に、明日はまずこちらで『めざせ たからじま』再放送」と呟かれてました

そもそもは「海賊の宝の地図」を見つけたコッシー達が宝探しに出かけると
いきなり「コラァーッ!お前ら、何してんだー!」という甲斐さんの声がして(笑)
青いストールをなびかせたスコップさんと出会い
最初は「怖いおじさん(笑)」にしか見えなかったのが

穴に落ちた自分たちを助けてくれたことをきっかけに…っていうか
スコップさんが、コッシーの持っていた「宝の地図」を引ったくり
「一緒に『宝掘りの歌』歌おうぜ!『イイ』って言え!オーイェー!」と強引に迫って
「宝掘り探検隊」が結成されたんですよね?(笑)

…で、その第2弾「めざせ たからじま」では
「今日はスコップさんと、近くの島で宝掘りなんだって!」というナレーションと共に
「いかだ」みたいな船の操舵輪を握って、ゴキゲンそうなスコップさんが登場(笑)

でも、コッシーたちは、初対面の時に「子供が来るトコじゃねぇ!帰れ!」と怒鳴られたり
宝の地図欲しさに?半ば強引に「探検隊」を組まされたせいか?
「宝を独り占めしそうじゃないですか」と警戒モード(苦笑)

…が、そのあと、船が座礁したかのような衝撃があり、慌て戸惑うばかりのコッシーたちに
オイ、こっちだ!よし、しっかりつかまれ!」と呼びかけ
左手のスコップを別のアタッチメントに取り替えて踏ん張ったり

船に損傷はなかったものの「アレ?…島…」「見えなくなっちゃったね…」
「もしかして、遭難!?」と呆然とする2人に「そうなんです、オーイェー!」と返し(笑)
「泣くな、大丈夫だ!冒険の始まりだぜ!」と
ポジティブ・シンキングなスコップさん(笑)

魚を釣ったり、雨水を貯めたりとサバイバル術を駆使する姿に
コッシーたちは「ごめんね、スコップさん」
「宝、独り占めしそう…なんて思っちゃって…」と反省
そして、ようやく宝島が見えて来たトコでエンディング♪

…で、今回は「宝島に到着しました」とのナレーションでスタート♪
「必ず宝を見つけるぞ!」というスコップさんの掛け声に「おーっ!」と応えるコッシーたち
でも、目の前にあった洞窟を恐々と抜けると、今度は大きな岩山がそびえていて
スコップさんが「よーし!ここを登ってくぞ!」と告げるや
「ええっ!?」「ここ!?」と尻込み(苦笑)

それには構わず、スコップさんは、ロープの先にデッカい吸盤の付いたアタッチメントを装着
ミサイルのように山に向かって発射し、吸盤が山の頂上近くに貼り付くと
「心配するな!俺がついてる!」と2人を励まし

チョコン、コッシー、スコップさんの順で、ロープを伝いながら登って行く途中
チョコンがつまずき、ズルズルと滑り落ちて来て
それに押されたコッシーと共にスコップさんに激突!
「ゴメン!」「大丈夫!?」と謝る2人に「ナンてことないぜ!オーイェー!」と
ウィンクして返すスコップさん、超かっけー!(笑)

そして、やっと頂上に到達し、その眺めに「わあ~!」と歓声を上げる2人をよそに
スコップさんは、マフラーを風になびかせながら「チョコン、地図だ」と声をかけ
目の前の景色と地図を見比べて「やっぱりな、地図と同じだ」と確認

宝のありかに目星をつけ「よーし!掘るぞ!」と言うなり「ホイ!」と頂上から飛び降り
「待って!」と2人が後を追いかけるトコで、その岩山に付いている「目」が映り…?
場面が切り替わる際に画面に現れたのは、スコップさんのシルエットが型どられたカット(笑)

「目」のことに気づかないまま「♪ザックリ穴掘れザックリホー、ザックリ宝がザックリホー♪」と
「たからほりのうた」を口ずさみながら、穴を掘る3人
やがて、スコップさんのスコップにガツン!と固いものが当たり
海賊マンガでよく見かけるような木製の「宝箱」を発見!

「わあ~!」「やった!宝だ!」「開けて!開けて!」と喜ぶ2人を
「待て!待て!俺が先に見る!」と制し、スコップさんが宝箱の蓋を開けようとした時
地響きがして「ん?」と思う間もなく、ドスン!と大きな「足」が大地を踏みしめ
振り返ると、見上げるほど巨大な恐竜が…!?(汗)
3人が一生懸命登った山は、この恐竜の背中だった模様…(汗)

その恐竜が威嚇の吠え声を上げながら迫って来るのを見て「逃げろ!」とスコップさん
2人も「うわあ~!」と慌てふためいて駆け出したものの、チョコンが転倒(汗)
スコップさんは、宝箱を座面に乗せたまま、猛スピードでチョコンの元へ駆け寄り

チョコンを抱えて引き返す際に「掴まれ!」と反対側の手にコッシーを抱え
「うお~っ!」と叫びながら全力疾走…って
大塚さんがツイートなさっていた、この時の「甲斐さんの叫び」は
甲斐さんがライブで発しておられる声と似ているような気が…?(笑)

ともあれ、先ほど通り抜けた洞窟を、今度は島に到着した側に抜けると
恐竜は、体がつっかえて顔だけしか抜けられず、ナンとか逃げ切ったものの
勢い余って砂浜でツンのめり、コッシーたちも宝箱も豪快に放り出すスコップさん(笑)

ここで再び、スコップさんのシルエットカットが入り、3人は船の上の人になっていて…
「せーの!」で宝箱を開けると、大きなパイプみたいなものが…?
「あ!」「ん?」「えっ!?」とそれぞれが声を上げたあと

コッシーたちは「なあんだ…これが宝?」「思ってたのと違う…」とガッカリした様子
でも、スコップさんは「昔の楽器だ」とその「宝物」を演奏♪
残念ながら、甲斐さんのブルースハープではなく、オカリナのような音色だったけど…?(笑)

その演奏を聴いている内に「宝探し、終わっちゃった…」「うん…」と涙ぐむ2人
「おい」とスコップさんは両手で、2人の肩を抱き寄せ
「終わりはいつでも新しい始まりなんだよ、オーイエー!行くぞ!」と
生身の甲斐さんが、おっしゃいそうなセリフ(笑)を口にしたトコで
「新しい冒険が待ってるよ!」というナレーションが入って、第3弾終了♪

さすが3回目だけあって、甲斐さんのセリフ回しも滑らかでいらっしゃいましたが
スコップさんの言動が、甲斐さんご自身に
「当て書き」されて来てるみたいな気もナキニシモアラズかなあと…?(笑)
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2021年秋の連ドラ6

2021-10-27 14:19:00 | 日記
今回は、甲斐さんも「面白かった」とおっしゃっていた「ラジエーションハウス」から
その前作のラストで渡米した五十嵐唯織(窪田正孝さん)が帰国するトコから始まったシーズン2
今回も医師免許を持ちながら、愛する放射線科医(本田翼さん)の力になりたくて
放射線技師として働くという純愛ぶりにブレはなく(笑)

窪田さんも「唯織は変わっちゃいけないんですよ
あくまでも甘春先生(本田さん)が大事っていうのがあって
それが物語の軸になって来るので…」とおっしゃってますが

その物語の舞台である甘春記念病院は、この2年の間に
前院長(和久井映見さん)が退き、代わった新院長(髙嶋政宏さん)の方針で
ラジエーションハウスは縮小され、かつての同僚たちの多くは病院を去っていて…

って、五十嵐技師が復帰することはもちろん
肝心の甘春先生でさえも、医師として治療を施すことのない
外部の「遠隔画像診断センター」で読影するだけの生活を送っており、前途多難なスタート(汗)

そんな中「あの人がアメリカから帰って来る!」との知らせに胸を躍らせて
病院に駆けつけた甘春先生を待っていたのは、前院長(笑)だったんだけど
この前院長は、現院長の医大生時代の「黒歴史」の数々を熟知していて(笑)

その秘密を守る代わりに…って、ほぼほぼ脅迫ですが(笑)…
五十嵐技師を始め、かつてのラジエーションハウスのメンバーの復帰を次々と認めさせ(笑)
しかも、それをさりげなく援護したのが、前シーズン後半までラジハのメンバーと対立していた
放射線科科長で現副院長(浅野和之さん)…っていうトコにグッと来ますね(笑)

という訳で、シーズン1ではナレーションを担当なさっていた八嶋智人さんが
今回は技師としても出演され…って、八嶋さんがいらっしゃるせいか?
メンバーたちが出勤時や退勤時に、エレベーター内で会話するシーンが「HERO」を彷彿させます(笑)

ともあれ…若干のマイナーチェンジはありつつ、ラジハのメンバーが揃い
毎週のストーリー展開も、前シーズンと同様に
五十嵐技師の炯眼や、メンバーたちとのチームワークのおかげで、安定のエンディング

もっとも、毎回のゲスト患者の症例とは別に、ラジハメンバーのプライベートが絡んだり
メインのお二人の間に、ライバルが出現したりと、サイドストーリーが膨らみを見せていて
番組冒頭に、そのサイドストーリーに関する「モノ」についてのナレーション

…「ここに1通の手紙がある」とか「ここに1つの城がある」といった…が入るんだけど
ライバル登場の回の「ここに1本の川がある
向こう側とこちら側を隔てる川だ…」
というナレーションを聴いた時に「ん?」と思ったら
渡辺謙さん主演の日テレ「わが町」シリーズのナレーションのデジャヴでした(笑)

続いては、甲斐さんご贔屓の佐々木蔵之介さんと
甲斐さんと旧知の仲の段田安則さんご出演の「和田家の男たち」
主演の相葉雅紀さんとは、それぞれ父であり、祖父である関係なんですが
…って、佐々木さんが53歳、段田さんは64歳…お父さんとおじいちゃんの年近くね?(笑)

相葉さんにとっては、母親(小池栄子さん)の再婚相手とその父親で、血縁関係はなく
母親が事故で亡くなったあと、独立してからは長らく会わずに暮らしていたのが
ひょんなことから、男性ばかりの三世代同居がスタート

父はテレビ局で報道番組を手がけており、祖父は新聞社の元社長
そして、相葉さんは勤めていた会社が倒産し、バイト生活をしていたものの
知人の紹介で、ネットニュースのライターとして働き始め
結果的に、マスコミ関係者が、ひとつ屋根の下に集うことに…

食事をしながら、現実世界のマスコミを皮肉るようなセリフで
報道の使命や在り方について語る…というと堅苦しいイメージだけど
緩急自在な役者さんたちのおかげで、ニヤリとしながら考えさせられるし(笑)
制作陣の意図がどこにあるか?も含め、今後に期待しております♪

そして、最後に「恋愛モノ」…このジャンルが不得意な我が家(苦笑)が
今クールの中で、唯一興味を持っていた「婚姻届に判を捺しただけですが」は
甲斐バンド縁のオムニバス映画の「キョウコ」さん…
イヤ、甲斐さんお気に入りのドラマの「ミスパンダ」こと清野菜名さんと
甲斐さんご贔屓の坂口健太郎さん主演で、アノ「火10」枠だというのに

ナンか騒々しいだけで、内容がイマイチ入って来ない感じ…(失礼!)
まあ「偽装結婚」生活を送る内に、相手の思いがけない一面が垣間見えて来て
徐々にお互い惹かれ合って行くっていう、王道の展開が待っているのかなあと…?(笑)

…で、逆に、力むことなく視聴したのが良かったのか?(笑)
それ以外に視聴した3本は、全部スマッシュヒットで♪
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」は、杉野遥亮さん演じるヤンキー君の不器用で
あまりにストレートなピュアさに、ついつい惹き込まれ(笑)

…って、色と光がぼんやりと判る程度の視力で
盲学校に通うユキコさん(杉咲花さん)に、極太特大の字で(笑)ラブレターを渡したり
点字ブロックを塞ぐ自転車を片付けていたら、警察に連れて行かれたり(汗)
目隠しをしたまま、食事をしたり、外を歩いてみたり

聴覚に頼ることが多い彼女に、背の高い自分の声を届きやすくするために
ヒールの高い靴をプレゼントしたり…と勘違いや空回りが頻発するものの(笑)
全てヤンキー君の優しさから出た行動なんですよねぇ

そうそう!音声ガイドが付いていない映画ソフトのガイドを買って出たり(笑)
2人で映画館に行った時、売店のメニューが読めない彼女の隣で
メニューを1つずつ声に出して読んだり
暗い中で「ポップコーンをほおばって(笑)」食べると
ポロポロこぼしても気づけなくて恥ずかしいと言う彼女の手にポップコーンを乗せてあげたり

…と「惚れてまうやろ~!(笑)」って感じになったんだけど
ユキコさんは、グッと顔を近づけて来たかと思ったら
自分が注文したチュロスをヤンキー君の口に突っ込み、手荒い「お返し!」(笑)
でも、ポップコーンのおかわりが欲しくて
「あ~ん!」と大きく口を開けるの可愛かったっす!(笑)

テレ東御用達俳優?の濱田岳さん主演「じゃない方の彼女」は
自分は「じゃない方」だと思っている大学講師が
教え子である可愛い女子大生(山下美月さん)にグイグイ来られ(笑)
戸惑いながらも、ときめきは隠せず…という風に「ありがち」なヨロメキドラマ(笑)なんだけど

同じく不倫を扱う「それでも愛を誓いますか?」とは全くの別物で
濱田さんのキャラクターのせいか?「ドロドロ感」がなく
「だよねぇ…」「そうなっちゃうよねぇ…」と
妙に肩を持ってしまうというか、共感力がハンパない!(笑)

彼女を傷つけないように気遣いながら、節度ある関係を…と説くシーンは
やっぱり、濱田さんじゃなきゃ出せないよ!と思わせる空気感でしたし…
ただ、彼女みたいな「魔性系」の女性は、逃げると余計に躍起になって
更にグイグイ来るような気が…?(苦笑)

3本目は、まさかの(笑)「消えた初恋」!?
今をときめく「なにわ男子」と「Snow Man」…って言われても
イヤイヤ、イケメンにアガる家風じゃないし…(笑)
そういえば、奥さんが「甲斐さんをモデルにした登場人物」を観たくて
村上龍さん原作のミュージカル「コインロッカー・ベイビーズ」に足を運んだ時が
初めて「ジャニーズ」のタレントさんを拝見した時だったんだけど

その「キクとハシ」という2人の主人公を演じておられたのが
A.B.C.-Zの河合郁人さんと橋本良亮さんで
橋本さんは、前クールの「痴情の接吻」に出演なさっていたし
河合さんは、今や「ジャニーズものまね」で、バラエティ番組に引っ張りだこでいらっしゃるし
そんなお二人を生で拝見したにも関わらず「イケメンとかカッコいいとか
そういう意味ではアガらなかったんだよねぇ(苦笑)」と申しておりました(失礼!)

なので、道枝駿佑さんのことも目黒蓮さんのことも全く存じ上げなくて(汗)
…って、道枝さんは「BG~身辺警護人」のデリバリー青年役や
「俺の家の話」で、江口のりこさんとロバート秋山さんの息子役を務められているのを
確かに拝見していたみたいなんですが…(汗)

とりあえず、初回はチェックしてみるか…くらいの軽い気持ちでチャンネルを合わせたら
「なにコレ!?めっちゃ面白いじゃん!」(笑)
道枝さん演じる青木くんが、密かに片思いしている
橋下さん(福本莉子さん)に借りた消しゴムには
「恋のおまじない」に則り「イダくん(ハートマーク)」と書いてあって大ショック!
しかも、その消しゴムを持っているのを当の井田くん(目黒さん)に見られてしまい
橋下さんを庇って、咄嗟に自分のものだと嘘をついたことから、悲喜劇の幕が上がり…(笑)

まあ、井田くんの超真面目な性格が、幸いだか禍だかして(苦笑)
突然の告白(苦笑)に戸惑いつつも「真剣に考える」と答えるわ
青木くんは、自分の失恋の痛手はともかく、橋下さんの思いが井田くんに通じるようにと
さりげなく、2人の距離を近づけるチャンスを作ったりして、完全バックアップに回るわ

でも、井田くんの中では、青木くんの存在がどんどん大きくなり
(確かに道枝さんのシンデレラ姿は超可愛かった!)
そんな井田くんの言動に、いつしか青木くんも、ホントに井田くんを意識し始め
橋下さんとは、良いライバル関係になってしまい(笑)

…と思ったら、橋下さんが好きなのは「イダ」くんじゃなくて「アイダ」くんだということが発覚!?
消しゴムを使っている内に「ア」の部分が喪失していた模様…(苦笑)
そして、そのアイダくんは、橋下さんの思いに気づかないばかりか
井田くんに消しゴムの経緯を明かしてしまい、青木くんはその成り行きで
自分の井田くんへの思いは「誤解」だという風に言わざるを得ず…

でも、それまでずっと誤魔化し続けていた井田くんへの気持ちが、まごうことなき恋だと思い知り
なるほど、それで「消えた初恋」か…とナットク
ただ、まだ第3話が終わったトコですし、このあと2人が「なかったこと」に出来るのか?
お楽しみはまだまだ続きそうです♪(笑)
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