甲斐さんの今クールのドラマ評は続き…「えー、で…(テレ朝の新ドラマは)2週間放映したあとに
世界水泳(中継)が入ったんで、やってないんですよ
だいたい3週目くらいから面白くなる訳じゃないですか?
それを、なかなかイイ感じで面白かったんで『イヤイヤイヤ!』と思って…
またまた世界水泳に阻まれましたけども、えー、ねぇ?ハイ
今、そんな…ナンか、僕、他は全然観てないですね…ナンか、今の3本…
(『VIVANT』『シッコウ』『ハヤブサ消防団』)…くらいですね
ナンか、テレ朝はね、ホントに今回、ナン…テレ朝、ナンでスゴイかって言うと
『相棒』とか、あの辺で培って来たヤツがあって
あの…とにかく、脇の人たちが豪華っていうのが、テレ朝のドラマの…えー、ナンての?醍醐味なんで…
アレ、たぶん…絶対、放送局がもう、いつの間にか信頼を勝ち得てて
そんなにギャラ高くなくても『イヤ、やります!やります!』っていう空気に
もうなってるんだと思うんですよね
だから『ハヤブサ消防団』もムチャムチャ脇良くて…えー、まあ『シッコウ』もそうですね
考えたら、磯村(勇斗)くんも居たりとかするんで…
だから、まっ、テレ朝の(ドラマ)っていうのは面白いなあ!と思って…
この10年くらいの間に、そういう風にどんどんなって行ったんですね、きっと、ね?
えー、だから、ナンか…そういうテレビ局の、ナンかこう…ナンて言うんですかね?
色というか、信頼度というか、そういうのはナカナカ良いなと…えー、思っとります、ハイ」
…と話されてましたが、ちょっと前のクール…例の「パンダは笑う」ヤツ(笑)とか
「トップナイフ」や「ウチの娘は…」などの頃には
「日テレのドラマは全部イイ!」とおっしゃっていたような記憶が…?(笑)
「『相棒』の再放送、ついに観始めた!(笑)」と明かされていたことと関係あるんでしょうか?(笑)
もっとも、視聴率に関しては「ハヤブサ消防団」の初回だけがベスト20入りした以外
ランクインした新ドラマはなく、全話を通じて安定した数字を叩き出した「VIVANT」が圧勝でした
最終回が終わっても、X(旧Twitter)上では「エピソード11」と題して
妄想満載の大喜利状態が続いているみたいだし(笑)
やっぱり、完全オリジナル脚本は強いなあ!って感じですね(笑)
ただ、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」のレビューに…
公開前に、映画の内容を明かすことなく、興味を煽る戦術は、見事にハマったとはいうものの
いつも通り、予告映像やCMなどでプロモーションをやっていれば、もっと集客数が上がったのでは?
…といったことが記されていて、同じような手法でスタートした「VIVANT」も
もっと早くから、番宣に力を入れていれば、更に高い数字が獲れたんじゃないかと書き添えられてました(苦笑)
まあ、我が家は、ほぼほぼリアタイ視聴でしたし…
って、ちょうど「春に散る」ブーム(笑)の最中に、横浜流星さんと那須川天心さんが出演された回と
藤井フミヤさん&奥田民生さんがゲストの回は「まつも to なかい」に浮気しましたけど…(笑)
イヤ、だって、流星さんのパンチを天心さんが受けるんですよ?そりゃ、観たいっしょ?(笑)
フミヤさんと民生さんは、弾き語りで歌声を披露なさっていたし
「ドラム、ゴメンね!(笑)」って思いながら、あとから録画映像で追っかけました(笑)
そうそう!プロモーションと言えば…というか、今クールの連ドラの中で
1本だけスタートが遅かった「何曜日に生まれたの?」も
クールとクールの間のスペシャル番組や特番に疲れた皆さんが
一斉スタートした連ドラの第1話~3話くらいを録画したまま、まだご覧になれていない…といった
新ドラあるある状況で始まったというのが、すでに「特別感」を醸し出していたトコへ
「野島伸司脚本!」という1点推し(笑)
甲斐さんも登場なさったことがある朝日新聞の土曜別版「be」には
新ドラマの主演の方のインタビューが、週替わりで掲載されるんですが
「ナンウマ」に関しては、野島さんがご登場(笑)
もっとも、今クールは、三池崇史監督の「警部補ダイマジン」や
堤幸彦監督の「ノッキンオン・ロックドドア」WOWOWとコラボの「ギフテッド」など
キャストよりも制作側が話題になった新ドラマも少なくなかったんですが…
野島さんが、5年ぶりに地上波ドラマの脚本をお書きになる上で、念頭に置かれたのは…
「コロナ禍で、想像していた大学生活を送れなかった若者たち…
一番アンテナが立って素晴らしい(はずの)青春時代を制約された、そんな特殊な世代に向けた
狭く強い思いで書いたラブレターのような」…作品だそうです
近年、野島さんは、アニメのシナリオや漫画の原作も手がけられていて
「二次元の世界に足を踏み入れると、二次元のファンのほうが
好きな作品は永遠に好きという『一途性』があると気がついた
僕も、作り手として、作品はマジョリティーに消化されずに
少数の人にメチャメチャ好きになって貰いたい」とおっしゃっていて
我が家のマイノリティー(笑)は「私は二次元に興味ないけどね(笑)」とクスクス(笑)
このドラマの企画・プロデュースを担当された清水一幸さんは…
「今回、野島さんに脚本をお願いしたのは、ドラマ『高校教師』のピリッとした感じと
最近の配信ドラマで見せた、クスッとさせるような部分
そのハイブリッドを見てみたいと思ったからです」…と話されてるんですが
主人公の高校時代の交通事故を始めとする、様々な回想シーンは「ミステリー」という感じで
確かに「ピリッ」としているものの、その「ピリッ」を中和させるためか?
主人公の父親役の陣内孝則さんが、ともすれば振り切り過ぎていらして
やはり野島さん脚本のドラマ「愛しあってるかい!」のアノ「ノリ」に見えてしまいました…(苦笑)
ちなみに…「ナンウマ?」という質問は、高校時代から引きこもっていた女性(飯豊まりえさん)が
10年ぶりに外へ出て、かつての友人たちと話すという
高いハードルを乗り越えるための「お守り」となる言葉で
タイやミャンマーでは、星座や血液型と同様に、生まれた曜日で性格や相性を占うらしいんだけど
「○曜日生まれはこんな性格」といった説明はなく
そもそも、自分が生まれた曜日を知らない人が多いので
「話題に困った時には、この質問をすれば盛り上がるよ」という言葉は
イマイチ説得力に欠けるような気が…?(笑)
まあ、奥さんは、自分が月曜日生まれだと知っていたみたいで
早速ネットで「月曜日生まれの基本性格」を調べて
「母性愛に溢れる優しい性格で、おっとりした雰囲気を持つ」との記述に「はあ?(笑)」と大笑い(笑)
でも、そのあとに…「好きな人やものは『偏愛』
ダメなものは『生理的にムリ!』と言ってしまうタイプ」…という一文が続いていて、大爆笑(笑)
ただ、ドラマの中で「火曜日!」と即答した女性に
飯豊さん演じる主人公が「やっぱり知ってるんだ?(笑)」と返した時のニュアンスに
この火曜日生まれの女性は、他の同級生たちとはちょっと違う…というか
「変人」みたいな印象を受けたんだけど、その後の展開では
「変人」どころか「サイコパス」呼ばわりでした(苦笑)
そうそう!主人公にこの「お守り」エピソードを教えるのは、溝端淳平さん演じる大人気作家で
連載を打ち切られそうになった漫画家(主人公の父親)のために原案…
漫画のシナリオを書くことになるんだけど、これは、二次元に関わられるようになられた
野島さんご自身が反映されているんじゃないかと…?
ともあれ…ボクは、テレ朝のその、なかなかウマイやり方に乗せられ(笑)
また、主演が「岸辺露伴の泉くん(笑)」とあって、まんまと観始めたんだけど
ストーリーより何より、主題歌の「バス・ストップ」にヤられてしまいました(笑)
(…って平浩二さんじゃないですよ?古っ!(笑))
これまでも、野島作品の主題歌は、その時時の人気アーティストの新曲ではなく
作品に似合う曲がセレクトされてますが…って「サボテンの花」しかり
「ぼくたちの失敗」しかり「真冬の散歩道」しかり…で、今回はホリーズの名曲♪
このドラマの初回で聴いて以来、アタマの中で、ずーっと鳴り続けてます(笑)
主題歌と言えば、ビルボードメンバーの山田拓斗さんが「こっち向いてよ向井くん」について…
「とても丁寧に作られていて良かったなぁ、音楽も良くて…
このシーンでこの曲を使うって制作のセンスがたまらなかった!
いつかドラマ音楽の制作をやってみたいものである」…と呟かれていて
やはり、ドラマをご覧になる際にも、バックで流れている曲に反応されるんだなあと…
ちなみに…このドラマは、さほど期待せずに(失礼!)観たせいか?
…というか、このところの赤楚衞二さんの役柄が「優等生」っぽかったこともあり
「う~ん…どうでしょう?(笑)」と思っていたのが
波瑠さんや岡山天音さん等との会話が、かなり面白くて、ナカナカ後味のいいドラマでした
まあ、最終回にパンサー「向井」さんが登場なさったのは「う~ん…どうでしょう?」でしたけど…(笑)
でも、同じような役柄が続くという点はさておき
毎クール毎クールで、何かしら出演のオファーがおありだというのは
それだけ勢いがある俳優さんだということな訳ですよね?
もっとも「教場-0」が終わった途端に、今度は「CODE」で
染谷翔太さんと堀田真由さんが話しておられるシーンを拝見し
思わず「えっ!?」と、デジャヴってしまったのには参りましたが…(苦笑)
まあ、一部では「教場-0」は、映画の信長(木村拓哉さん)と大河ドラマの信長(染谷さん)が共演!
…といった喜びの声も上がっていたりしたし(笑)
我が家も、筒井道隆さんがゲストで登場なさった回には
「おおっ!『あすなろ白書』だ~!」とニンマリしておりましたし(笑)
過去の作品との絡みも、連ドラの楽しみの1つなのかも知れないなあと…?
投稿者の方が挙げられていた「小芝風花さんが出演されるドラマ」…「転職の魔王様」は
甲斐さん絶賛のお受験ドラマ「二月の勝者」の大人版って感じかな?
…と勝手に思っていたんですが、成田凌さん演じる「魔王」の口癖である
「あなたの人生、それでいいんですか?」が象徴している通り
「転職」というのは、かなりシビアな問題ですし
このドラマのストーリーのように、転職希望者が心から満足できる転職先が見つかるのかなあ?と…(苦笑)
まあ、奥さんは「魔王」と聴いて「恋つづ」の「天堂先生」を思い浮かべたらしく(笑)
魔王様(成田さん)が、小芝さん演じる女性に対して、ツンデレするたびにキャイキャイ(笑)
ちゃんとしたヒューマンドラマのはずが、1人だけラブコメみたいな受け取り方でした(笑)
ラブコメと言えば「ウソ婚」…イヤ、ハッキリ言って最初は、前クールに放送された
「王様に捧ぐ薬指」とおんなじシチュエーション?って感じで、観るつもりはなかったんだけど
確かに、形の上では、男性が女性に報酬を支払う契約結婚だったものの
実は、この男性は、女性のことを学生時代からずーっと好きで
彼女と一緒に生活できるようになったことを、飛び上がるくらい喜んでいる(笑)
…っていうのが明かされた途端、がぜん面白くなってしまったんですよねぇ(笑)
「ヒューマン」と「コメディー」の間にあったのが「ばらかもん」で
こちらは、朝ドラ「舞いあがれ!」で登場したのと同じ、五島列島が舞台…ということ以外に
大して心惹かれるものはないなあ(失礼!)と思いつつ「ながら見」をしていたんですが
ナンか、仕事で疲れて帰って来た時に「ちょうどイイ」というか(笑)
ハラハラドキドキしないし、肩に力が入るほどシリアスでもないし
それなりに、ささやかな事件や問題は起こるものの
キレイな海辺の景色を眺めている内に「なるようになってる(笑)」っていう感じで癒されました(笑)
それとは逆に「なに!?この展開!?」と身を乗り出したのが「彼女たちの犯罪」
ボーッと観ていると、ストーリーが判らなくなるというか、時系列がアチコチ飛びまくるので
ちゃんと「これは現在のシーンだよね?」と確認しながら(笑)楽しませて頂いたんだけど
何度もどんでん返しがあったもんで、最後の方はちょっと疲れ気味…(苦笑)
まあ、着地点は「それしかないよね」っていうトコに落ち着いたものの、後味は…(苦笑)
「天堂先生」のライバル…心臓循環器内科のブラピ先生(笑)は、あんなにイイ人だったのに
「まさに、ゲスの極み」になってしまわれたのが残念です…(汗)
俳優というお仕事は、役柄で得することもあれば
ご本人の人となりに関係なく、好感度がダダ下がりしたりもする大変なお仕事ですよねぇ…(苦笑)