一部分が裂けて花器になりそうな竹が流れ着いていた。
後ろに写っている盛り上げられた砂山に生えていたセンダン草を挿そうと引っこ抜くと簡単に根っこまでついてきた。
水分も少なそうな砂の中で簡単に抜けてしまう柔らかい根っこでどうして水分を送っていたのかと不思議だった。
根っこは良い花止めになる。
それにしても打ち上げられていたのは防波堤のすぐ近く。
台風並みの天候でないとここまで打ちあがってはこなかっただろう。
こんなに大きなのは珍しいがこの辺りには竹の漂流物が多い。
小さな鵜島には海岸の斜面に立派な竹林があった。
瀬戸内海の島々には竹林が多いのを思い出した。