沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩73 普天間の茶番劇

2010年05月25日 14時50分46秒 | 政治論
 あの大向こうをにらみすえるかのような形相で記者団に愚劣な宰相談話を繰り返す鳩山君は 55年体制さながらの強行路線を見切り発車するのであろうか しかしながら知事名護市長に開陳した決断の内容は優等生の模範レポートのように一応ある程度の構成をしつらえているのである しかし肝心の本旨は残念ながら外務官僚や防衛関係者の脅迫めいた説得によって大きく変容した自己の安保認識を露呈している ここにこの宰相の脆弱さがある 60年代70年代の学生運動会は青春のエネルギーそのまま発散舞台を得て世界規模で拡散し雲散霧消した あれはこの年代とりわけ団塊といわれた年代の精神の脆弱幼児性を表していたのであり 決して結実しない理念と理想??に熱病のように浮かされそして現実という脅迫観念によって見事に180度大転回するのである 革命をいってた連中が立派な新保守主義者に豹変したのだ 鳩山君はこうした世代のなかでもど真ん中に位置しこうした時代世相を色濃く反映する精神構造に裏打ちされている この連中のじいさま連中がこの国の戦後の最も病的な部分を準備した 吉田も鳩山も岸も佐藤も密室外交と密室政治に慣らされそれがこの国の「現実」をもっとも現実的に解決する唯一の手段と思い切り 沖縄をアメリカに売り払い永続的植民地化したという歴史 この原点にこの鳩山君は引き戻されたのだ 


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