沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩287

2011年01月10日 16時25分49秒 | 政治論
 岡田が謂っていることの字面を追うとこいつ馬鹿じゃないかと思うのはもしかして沖縄タイムスの記事のなせる業かとさえ疑ってしまう。「普天間の危険性除去のためには日米合意しかなかった。本当に申し訳ないがそういう答えしかなかった。」この後普通なら「しかし沖縄県民の民意を慮りこれでは決して受け入れられないと思いアメリカ側に合意の見直しを打診した」と来るはずだ。ところが「日米合意を重視し」と来る。この男、日本語の文脈意識さえないのかと思う。ここで曝している彼の底意は要するに「私は日米政府の意を代表して沖縄辺野古に新基地を作りに来た」といっていることになる。誰が見ても「本当に申し訳ない」という言葉の空虚さと嘘を露呈している。だからその後いかに「負担軽減」を滔々と並べ立てて視察見学しても一切沖縄県民の同意ばかりか関心さえ得られないだろう。大馬鹿野郎の嘘八百を真に受ける沖縄県民はいないしいたら県賊だ。それにしても民主党はよくもこんな理念のない傀儡的政治活動を臆面もなく続けられると感心する。「国民の安全保障」を現実的政治基盤とするのなら日米軍事同盟の非国防性について何故言及しないのか。あるいは防衛費を駆使している以上は自衛隊の正規軍化は自明の流れであり、憲法改正し再軍備へ舵を切りゃ少しは国民の耳目を集めるだろうに。正直さも率直さにも欠けるこの政権は自民政権より内容の薄いダダスベリの芸人並みだ。残念ながらこんな芸人をフォローするお目出度い人間は沖縄にはいない。

詩286

2011年01月10日 14時08分52秒 | 政治論
 敗戦で全てが灰燼に帰した国土に立って、「現実主義者の平和論」から発した他国軍隊駐留による軽軍備経済復興第一主義が執られ、戦後わずかな期間で所得倍増高度な経済成長に成功し列島を網の目のように道路配置舗装し一日回帰可能国家に改造したまではある意味目覚しいこの国の戦後復興の一断面を示してはいる。そしてこの成果に対し一定の評価を与えた学者論者は戦後民主主義の幼弱さ偏頗性を見越した限りでは正鵠をうがっていると言っても差し支えはあるまい。一方三島氏の行動論理を概観すると氏の天皇制礼賛はともかくとして自衛隊を「軍隊」とみなし「国防精神」「愛国心」の精神的発露として捉えたときに、現実の「自衛隊員」に絶望した氏が自死するに及んで本来性回帰のある意味悲劇的諫死と受け止めることは真実に対し強ち遠くはあるまいと思う。問題は精神的価値という視点において戦後を眺めると、三島氏の死は今になってはっきりと根源的な問題提起をしていたといえるのだ。氏が問題提起などという生易しい意思を持っていたとは思わないが、如何せん、日本国民は昭和平成泰平の浮世に現を抜かした罪過を今になって慨嘆する有様で、これも戦後体制を停滞的に持続してやまぬ保守反動政治家どもの「日米安保軍事同盟至上主義」がなせる業なのだ。当然のことながら戦後民主主義の崩壊消滅のさなかあらゆる革新的論者の敗退撤退の風潮が跋扈し世はまさに軍事色一色と化し、日米精神堕落安保軍事同盟の横暴が沖縄を席巻している状況では、識者論者学者からどんな国家百年の大計も聞けないのはいたしかたない。つまりは現今日本の思想的理念的無力さ加減は絶望的というしかない。(中断)

詩285

2011年01月10日 11時09分46秒 | 政治論
 右翼の論理性のないヘタレ意見など聞いている暇はないが、一方岡田の「言い訳」のように聞こえるが言い訳でない「言い渡し」を沖縄県民は「憤怒」をもって返り討ちしなければならない。どいつもこいつもおのれの腰抜け外交を棚上げしながらよくも恥ずかしくもなく沖縄に来れるものだと一般住民は残らず怒っていることを岡田や菅に、又前原などにぶつけてやれ。民主党はすでに死に体なので死者に鞭打つようだがこうした怒りは大概の為政者に共通して言えることなのでますます声を大にして言い募ることだ。しかしながら、死に体とは言えこの政権は辺野古固執を絶対に曲げない以上やつらが強制執行に踏み切る機会をうかがっていることは間違いない。「負担軽減」という恩着せを何度となく繰り返しながら徐々に住民の心理的締め付けを強化し、最後にズバリ強権発動すれば落ちると踏んだあいつらの魂胆は見え透いている。ゲーツでさえアメリカ財政の現状から海外基地の縮小を言い出している以上趨勢はかかる戦争準備発進基地の現実的不要論へ傾いている。所詮日本という国の「他国軍隊依存体質」などその不健全さと愚昧さから未来志向への阻害要因としてしかあり得ず、国民は今まさに「自分の身は自分で守れ」という原点に立ち返って、敗戦の焼け跡に立ち上る煙を透かして、この国の行く末を案じただろう一般庶民の心根に想いを致し、ゼロからの出発に精神集中するときだ。何故なら日米安保は日米政府が幻想的にでっち上げた「抑止力」により君らの国土を守るという「嘘」を実践している奇妙な軍事同盟であり憲法違反であり、その違法精神の対国民的悪影響は根源的とさえいえるもので対教育文化的公害性は計り知れない。(中断)