足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1441 ~ 宮が瀬の10月 ~

2016年10月05日 | 植物

観 察 月 日   2016.10.4.晴 26℃

観 察 場 所   清川村 宮が瀬

 やっと天気になり、それも今日一日だけだと言うので出かけてみた。

 宮が瀬でバスを降り、駐車場を横切ると、赤紫に色付いたヤマボウ

シの実が落ちていた。「ついこの前までは、白い上向きの花が咲いて

いたのに」と時間も忘れていた。

 ヤマボウシと言えば、以前は実を味わった事が頭に浮かんだが、最

近では、「赤く色付くと、アカスジキンカメムシの幼虫が、これから来る

厳しい冬を前に、果実の汁を吸っている」事の方が気に掛かる様に

なった。

 一昨年、赤城自然園にあるヤマボウシの大木には、全体が赤くな

る程に実を付け、そこには沢山のアカスジキンカメムシ幼虫が果実

の汁を吸っていたのが頭に浮かんだ。

 そこでヤマボウシの木を見上げると、やはりアカスジキンカメムシ

の幼虫が、汁を吸う姿があり、うれしくなり、ホットもした。

 林道入口にあるお宅には、鉢に植えられた山草が所狭しと置か

れてある。今日も覗くと、種がこぼれたオトギリソウが玄関前を埋め、

まだ日も当たらないのにリンドウが開いていた。ホトトギスの花に

はマルハナバチが潜り込み、花を一周していた。突然後方から「何か、

良い花ありましたか」振り向くと、「妻が好きで植えてるのです」と続い

た。ホトトギスも野のものと違う。野から選んだ園芸種なのだろうか。

昆虫を呼ぶ色もガイドマークもないアルビノ(白花)のホトトギスの

株もあった。

ヤマボウシの実が落ちていた。

見上げると、アカスジキンカメムシ幼虫がいた。嬉しくなった。安心した。

リンドウの花・・・・・

マルハナバチがホトトギスの花に潜り込む。

白花のホトトギスは、幻想的。 


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