観察月日 2022 9.16.晴 31℃
観察場所 YOKOHAMA
夏を謳歌したヤマユリは力を失い、この頃は、オミナエシの
黄金の花が虫たちに語り掛けている。まだ脇役だが、ノコン
ギク、シロヨメナが咲き出し、野のこよみをめくり始めた。
夏から秋に掛けて庭に現われた”トンボ“は3種類、その中で
回数、滞在時間共に断トツに多いのは”シオカラトンボ♀“だ。
“メス”は羽化すると雑木林周辺や、明るい草原で暮らす。小
昆虫を捕食し、卵を成熟させ産卵に備える為だ。家の庭は、
木あり、野草あり、菜園ありで、目的に合値したのだろう。
“オス”が来たのは、1回だけ、それもすぐ消えた。何故だろう。
成熟した”オス“は、池等水辺に行く。産卵二来た”メス”をキャ
ッチ出来るからだ。
“アキアカネ♂”が1匹だけで、今年は全く少ない。距離はある
が“冬水田んぼ”があり、トンボの天国でもあった。そこは「園
芸博」とかで、埋立られた。”アキアカネ♂“の羽を見たら、汚
れと傷みが凄い。夏山で成熟し、低地へ降りたが、水辺とメス
の”あかね“を探してどれ程飛んだのか羽が語っている。
“ウスバキトンボ”1回のみ。丹沢玄倉の明るい草原広場では、
毎年8月15日ごろ、決まって大群が現われ、子供達と追い
掛け遊び、自然に親しんだ。
シオカラトンボの雌。緑のきれいな複眼。
庭に来た回数、滞在時間も長い。
アキアカネ♂ 羽の傷み、汚れ。 私たちに何を語っているのか。
ウスバキトンボ