午前9時に倉田市長による開会宣言で始まった祭典は、あいにくの雨模様。
会場の芦原公園も人の出足は鈍かったのですが、10時頃から雨もおさまり来場者も徐々に増え、昼前には、用意した野菜はほぼ完売しました。
箕面市農業経営者連絡協議会の「箕面産野菜即売ブース」では、学校給食や朝市にも出荷されている農家さんによる対面販売です。
白菜、だいこん、にんじん、水菜、ネギなど・・・旬の野菜が盛りだくさんです!
すべてに作り手の想いや情熱が詰まっています。「朝採れだからみずみずしいよ!」
農家さんら威勢のいい声もとびます。
新稲の葉ボタン、止々呂美の椎茸(しいたけ)や柚子(ゆず)など、箕面の特産品も並びました。
「止々呂美の里山のクヌギを使った原木栽培、歯ごたえしっかり、香りもいいですよ!」
府立園芸高校と同窓生(大園同窓会)の皆さんによる「花苗・野菜の販売と園芸相談コーナー」。
高校では、草花、野菜や果樹の栽培、生産物の流通、食の安全や環境について勉強されており、これからの農業や都市園芸を担う皆さんです。
大阪府森林組合豊能支店の皆さん。
森や里山は気づかない所で私たちの快適な暮らしを支えています。
その裏方として箕面の山をはじめ北摂エリアの手入れを支援されておられるのが森林組合の皆さんです。
樹木の生長を促すために間伐(間引き)することにより、樹木はしっかりと根づきながら成長し、陽光も差し込むことで下草も育ちます。きれいな水、豊かな生態系をもたらし災害にも強い森になります。
農業祭では、間伐材を利用した椅子、まな板やコースターなど檜(ひのき)の香りも高く、日常の中で自然の温もりを感じることもできます。子どもを対象にした木工遊びも企画されました。
石丸ヘルシーファーム朝市の皆さん。
石丸地区は田畑の広がる美しい農景観地域で、毎週水・金・日は朝市が開催されています。今日は、地元食材をふんだんに使った豚汁の販売です。
止々呂美ゆず生産者協議会の皆さん。
ゆずと加工品も人気です。特に生ゆずは12月のこの時期にしか手に入りません。
箕面市農業公社によるトラクタの試乗撮影会です。
株式会社近畿クボタさんにも協力してもらい日頃お目にかかれない大型農耕トラクタも持ち込まれました。やはり乗り物は、小さな子どもから大人気です。
近畿クボタさんは、農業体験教室など食料・水・環境分野における社会貢献活動(クボタeプロジェクト)をされており、箕面市域の耕作放棄地解消も応援いただいています。
昼からはもちつき大会。小学生を対象に45組の親子連れが参加されました。
「初めてでどうしたら良いのかわからなかったけど、おじちゃんに教えてもらいながら上手くいった」参加した子どもたちにはぜんざいにして振る舞われました。
今年で第39回目を迎えた箕面市農業祭。
まちなかに田畑が広がる豊かな環境が継承されている証でもあります。
雨の中、多くの方に来場いただき誠にありがとうございました。
本日祭典に出荷された地元食材は、朝市や学校給食など多くの場で使われ消費されています。これからも箕面の農業への応援をよろしくお願いします!
<雨が少し降ってたけど、大盛況でしたー