蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

逃げたいけど逃げられない

2017-04-07 | 日々のこと
わたしは、いま、順風満帆な精神状態である。

にもかかわらず、状況的には、代役を頼んだ娘が自治会長のクジを引いてしまい、今年度は悪夢の一年。
うなされて睡眠不足に陥るピンチであるが、なぜか、目をつぶると、おやすみ3秒、一気に突然、朝。
ドラマより早い。
起きなければいけない時間になっている。

そもそも、当日、出席できないわたしの代役を心良く引き受けてくれた娘に感謝しなければならないわけで、、、。
クジ、大当たり!というニュース速報を娘からLINEで知った時は、悪いジョークだと思った。
しばらくは、茫然。

「うそやろ? 」「ほんと」
「冗談やんね」「ほんと」
「エイプリルフールは早いよ」「ほんと」
「違うんやろ?」「ほんと」
「ほんとに、ほんと?」「ほんと」

現実を受け入れようとしない、悪あがきのやり取りが、無駄に娘と続く。
ラチのあかない、往生際の悪いわたしに、娘は、当たりクジの写真と、ホワイトボードに貼り付けられた、氏名が書かれた表の写真を送ってきた。

過去には、当たりクジを引いた直後、その場で机に突っ伏したまま、なかなか起き上がらなかった人もいた。
(わたし、目撃者です)

送られた写真をよく見ると、会長の名前は夫の名前ではないか。
ああ、夫なんだ。私じゃないんだ。

そこでぐっと気分が軽くなった。
現実的にはそうはいかないが、まあ、それはそれ。

帰宅する夫を待ち構え、「大当たりやったよ」と伝えると、「頑張ってな」と言われた。
「なに言ってんの。会長みたいな大きな役は、世帯主の男性がしてるよ」
と、押し付けたものの、会長の顔だけ押し付けて、やはり、実質的には動かなければいけないと覚悟している。
それよりも、強力な助っ人に立ってもらうことにより、わたしの強烈ぼけぼけ「向かうところ敵なし天然」で、会が麻痺し多くの役員さんや会員さんに迷惑をかけることが回避できそうな予感がして、ちょっと安堵している。

クジを自分で引かなかったので、複雑な気持ち、極まりないが、自業自得と諦めた。
一種の厄払いと思い、腹をくくって、時間と労力を割くしかない。
権利ばかり主張して義務を放棄するわけにはいかない。

でも、それはそれとして、
精神状態が落ち着いて、なぜかほんわかハッピーなのは、趣味分野で良い展開が広がっているからである。
趣味には、ほんとうに救われる。


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