善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

指宿公衆浴場巡り(2)・うなぎ温泉まつまえ

2011年10月04日 | 温泉

区営鰻温泉の隣は食品店の松前商店です。

このお店は湯治客を受け入れています。
湯治処まつまえという看板も出しています。

(まつまえ)


(脱衣場)


(浴槽)

まつまえはとても珍しい温泉です。
「噴気源泉温泉」という温泉で、この温泉の方式が浴室に図示されています。

この地区は地面の至る所から温泉の蒸気が噴出しています。
これを噴気と云うそうですが、噴気にせいろの食品をあてれば、上記の温度で調理が可能です。これをスメと云うそうです。

一方、この家では、噴気に水道水をあてると、下にお湯が溜まるのですが、このお湯は単なる水道水でなく、噴気の中の様々な成分が水道水に溶け出し、立派な温泉になること証明したわけです。

成分分析表でも単純温泉として認定しており、この表も掲げられています。

お湯は無色透明でわずかに硫黄臭がします。

次の写真は、まつまえのお店の前に出来た噴気口ですが、家の中にもいくつかあるのだそうです。

(噴気口)

温泉に入っている指宿市内から来た人は、入っている間にサツマイモなどをふかしてもらい、帰るときお土産にするのだと云っていました。

指宿の共同浴場に入らないで、ここに来るというのも好き好きですが、温泉って不思議な魔力があるとおもいました。
隣の、区営鰻温泉と間違われないように、うなぎ温泉と施設名を変えたところも気に入りました。(源泉名は「鰻(スメ)14号」です)

なお、鰻池は指宿市の水源ですので、この地区は農薬散布もしないそうです。

(鰻池)

詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
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