善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・キンモクセイ 2019

2019年10月27日 | 鎌倉


#キンモクセイ
例年10月1日にはキンモクセイの甘い香りが漂ってくるのですが、今年(2019年)は10月になっても気温が高く、町内を歩いてもキンモクセイは香らないばかりか、大型台風がいくつか首都圏を直撃し、台風来襲後は天候も冴えず、晴天が長続きすることはありませんでした。

その間、キンモクセイは沈黙を守り、開花は見られませんでした。

10月も半ばを過ぎて、ようやくキンモクセイの微かな香りが立ったので、ご近所さんを取材すると、例年に無くわずかばかりの花を付けたキンモクセイが目立ちました。

(近所のキンモクセイ)

我が家のキンモクセイも花付きが悪く、枝ぶりも冴えません。

(我が家のキンモクセイ)

しかも、花をよく見ると、つぼみと開花下花が混在している有様です。

(キンモクセイの花1)

過去のキンモクセイの花の写真を調べてみましたが、花とツボミが同時に写っている写真は全くありませんでした。

(キンモクセイの花2)


(キンモクセイの花3)


(キンモクセイの花4)


このまま、終わるのか、ツボミがさらに開くのか?
キンモクセイのツボミは可愛らしく、健気に見えます。

10月25日、最後になって欲しいと思う大型台風が北上し、上陸はしなかったものの九州にあった前線を呼び込んで千葉県を中心大雨が降った翌日、快晴になってツボミだったキンモクセイの花が一斉に開花しました。

台風によって落葉した隙間は黄金色一色になり、甘い香りもよみがえったのです。

(キンモクセイの花5)


(キンモクセイの花6)

10月の最後の週は台風発生の予報もないので、このあたりの空気は金木犀の甘い香りに満ちあふれるにちがいありません。




鎌倉身辺雑記・ホトトギスとホウジャク 2019

2019年10月21日 | 鎌倉


#ホトトギス#ホウジャク

今年は地球温暖化の影響なのか、多くの巨大台風が日本列島を襲い、各地に多大な被害をもたらしました。

また、夏が長期化し、酷暑と日照りなどもあって、草花に被害が出ました。

ホトトギスも、花の付く時期を前にして大半が枯れてしまいましたが、何本か残ったホトトギスは、気候が涼しくなって花を付けました。

(ホトトギス)

晴れた日のホトトギスの花は複雑で、花びらの配色も面白く、モダンアート作家も驚くような華麗さです。

(ホトトギスの花1)


(ホトトギスの花2)


(ホトトギスの花3)


ところで、毎年やってくるホウジャクは、大型台風の後の雨模様もあって、中々姿を現しません。

そして前日から晴れて、翌日も雨が降らなかった日の夕方に姿を現したのです。

(ホトトギスとホウジャク1)

ホバリングしながら蜜を探し、蜜を吸う姿は感動的です。

(ホトトギスとホウジャク2)


(ホトトギスとホウジャク花3)

自然の、草花や昆虫などの自己修復力は強いと思いました。

ホトトギスも枯らすことが出来ないなァ。

鎌倉身辺雑記・ハギ 2019

2019年10月15日 | 鎌倉


#ハギ
最低気温が下がってくるとハギが咲き始めます。
鎌倉市大船にある臨済宗の古刹常楽寺の参道にあったハギは数年前の台風の潮風でかなりダメージを受けましたがわずか数年で復活し、白い花を咲かせました。

(常楽寺参道と常楽寺山門)

ハギは地面から数多くの幹が出て、一定の高さで花がつき始め、根の周囲に繁殖してゆきます。

(ハギ)


(ハギ2)

ハギの花の構造は良くわかりませんが、ツボミが開いた状況で蜜が出るようです。

(ハギの花)


(ハギとアブ)


(ハギとウラナミシジミ)


ハギは初秋の花の代表です。

台風19号の直撃でまたダメージを受けました。
台風は首都圏を直撃しましたが今回は潮風が少なく植物にとっては軽微なだげきでした。




鎌倉身辺雑記・ヒガンバナ

2019年10月03日 | 鎌倉


#ヒガンバナ
ヒガンバナは日本中どこにでもある花のような気がします。

鎌倉でも土地柄のせいかかなりのお宅にあり、道端でも咲いています。

しかも秋の彼岸前後に咲き、強烈な赤と奇抜な造形の花なので目につきやすい花と言えます。

(花が地面から・・・)

花は花茎が球根から直接出てきて、その先端に付きます。
数本の花茎が出る場合、一週間ぐらいで出そろい、ほぼ同じ高さになって、最初に出てきた花茎から順に咲いてゆきます。

(一週間ぐらいで最初の花が咲く)


(しばらくすると全部の花が咲きそろう)


(満開のヒガンバナ)


(満開のヒガンバナ2)

ヒガンバナにハチやアブが寄ってくる姿は見かけませんが、何故かアゲハチョウの姿はたまに見かけます。
蜜が無いのか?、蜜があってもアゲハ以外の昆虫からは見つけられないのか?わかりません。

(ヒガンバナにアゲハチョウ)


(ヒガンバナにアゲハチョウ2)

でも、まあ、アゲハチョウが夢中になってヒガンバナと格闘する姿は絵になります。