善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・花の貞宗寺(2)

2018年03月30日 | 鎌倉


花の貞宗寺その2です。

ヤブツバキは春の鎌倉を代表する花ですが、なかなか花を見る場所が見つからないのが現状です。
その点、貞宗寺には、駐車場の上部に大きなヤブツバキの木が点在します。

(ヤブツバキ1)


(ヤブツバキ2)


(ヤブツバキ3)

また、貞宗寺の下側にある墓地のあたりには植えてから10年ほど経ったヤブツバキの木があッて、同時期に花を付けています。

ユキヤナギはありふれた庭木ですが、日当たりの良いせいか貞宗寺のユキヤナギは見事です。

(ユキヤナギ1)


(ユキヤナギ2)

ボケもかなりの家で一本やに二本庭にあるようですが、貞宗寺のボケも特筆に値します。

(ボケ1)


(ボケ2)


(ボケ3)


(ボケ4)

というわけで貞宗寺の春の花の紹介をしました。


鎌倉身辺雑記・花の貞宗寺(1)

2018年03月27日 | 鎌倉


鎌倉市植木に貞宗寺という浄土宗の寺院があります。場所はJR大船駅から約2キロ山側で、ホームセンターコーナンのすぐソバです。
貞宗寺は徳川家ゆかりの寺で、三つ葉葵が屋根瓦や本堂内に印されています。

(貞宗寺本堂)


(貞宗寺本堂の葵のご紋)

徳川二代将軍「秀忠」の生母お愛の局(宝台院)の 母親で当寺開基の「貞宗院様」は二代将軍徳川秀忠の母方の祖母で、江戸城大奥で「貞宗院」と号され、御年寄り役を務め、晩年幕府よりこの地を賜りその庇護のもとで隠居していました。慶長14年4月(1609年)この地で没し2年後遺言により、屋敷跡に開かれたのが「貞宗寺」です。

貞宗寺は隠れた花の名所で、特に春には様々な花が咲き乱れます。

以前はハクモクレンの巨木がありましたが、今はサラサモクレンの巨木が美しく咲きます。

本堂の左側の山裾にあり、咲き乱れた様は桃源郷のような様相です。

(サラサモクレン1)


(サラサモクレン2)


(サラサモクレン3)

サラサモクレンの下にはミツマタの木があります。
このミツマタも大きくなりました。

(ミツマタ1)


(ミツマタ2)

ミツマタの花は1~2個づつ固まって円形に咲きます。
下から見上げるように写真を撮ると、小さな蟻などが蜜を吸いに来ているようです。

(ミツマタ3)


(ミツマタ4)

(以下次号)


鎌倉身辺雑記・ハクモクレン

2018年03月22日 | 鎌倉


今年は寒暖の差が激しい日が多く、十日程前にハクモクレンが咲いたことを確認したのですが、突然桜の開花がテレビを賑わしはじめたので、ハクモクレンの状況を自転車で確認してきました。

その結果、まだ散ってはいないハクモクレンは満開の状態でした。

まず、いつも取材する旧農家のハクモクレンが見事に咲き乱れていました。
大きくなりすぎて途中で切られてそこから生えた枝に満開でした。

(ハクモクレン1-大船5丁目)


(ハクモクレン2-大船5丁目)

そして小袋谷の家でも、満開の状態でした。

(ハクモクレン3-小袋谷)

小袋谷の隣の北鎌倉(山の内)には、マンション開発によって残された「ハクモクレン公園」がありますが、今回は取材には行きませんでした。

また、2月19日に、梅の開花状況で報告した大船郊外の「甘粕屋敷」のハクモクレンの巨木は満開の状況でした。
多聞院と甘粕屋敷の梅

(ハクモクレン4-郊外の甘粕屋敷)

家に帰ろうと思って自転車をこいでいるとあるお宅でハクモクレンを見つけました。
写真を撮ろうと思いこの木にハシゴ架けしているおじさんに声を掛けると、数日先に天候が悪くなるので一部の枝を切っているとのこと。

雑談をしながら、ハシゴを支えるなどお手伝いをしました。

(ハクモクレン5-郊外)

お手伝いで太い枝が切れたからと、枝先の部分を頂いてきました。
この枝を活けると見栄えのするアートが出来上がりました。

(ハクモクレン6-花を活ける)

この枝に付いている花のおかげで花の内部を覗き見することもできました。

花の内部は美しく、清楚で、なまめかしさもあり見とれてしまいます。

(ハクモクレン花の内部1)


(ハクモクレン7花の内部2)

これが今年のハクモクレンの状況でした。

そして、いよいよ桜の季節です。


鎌倉身辺雑記・セッコクランが盛り

2018年03月16日 | 鎌倉


セッコクランの白花が沢山花をつけました。

これからますます花が増えるようです。

(セッコクラン1)

12月になって、霜が当たらないように居間に取り込んでおいたところ、花芽が無かったようなバルブの節々が膨らんで、ほとんど全部が花芽に変わりました。

(セッコクラン2)



(セッコクラン3)

そして2月の声を聞くと、葉に近い部分のバルブに花が咲き、葉のないバルブのつぼみも膨らみはじめました。

(セッコクラン4)


(セッコクラン5)


(セッコクラン6)


(セッコクラン7)

そして、数日過ぎて、関東にも春一番が吹くと、このページのはじめに掲げたバルブでも下から花が咲き始めました。

(セッコクラン満開1)

バルブが垂直でないのは支える支柱をさぼったせいで、蘭側の責任ではありません。

とても、蘭展に出品できるような腕では無いのですが、植物は忠実に咲いてくれます。

(セッコクラン満開2)


(セッコクラン満開3)


(セッコクラン満開4)

これだけの花が開花すると芳香が部屋にただよいます。

来年はもう少しうまく育てようと思います。


鎌倉身辺雑記・フキノトウ

2018年03月13日 | 鎌倉


毎年、同じ頃に同じ植物が芽を出し花を咲かせます。

猫額の庭でも同じですが、画材がないと近所を探し回り写真を撮ります。

(ウフキノトウ1)

こんな毎日ですが、来年もこの対象物があるかどうか?我が身がその画材に同じように興味を持ち続けているかどうか?という疑問も心によぎり、好奇心や探求心が衰えてくる自分を危ぶんでいます。

(ウフキノトウ2)

フキノトウは芽が出て数日で花芽を見せることがあり、その年の気温の変化のスピード次第で撮れない画像もあるのです。
雪国なら雪解けの状況次第で薹の出方が違うのでしょうね。

(ウフキノトウ3)


(ウフキノトウ4)

花は可憐な姿ですが、雨などが強く降ると泥がかかってしまいます。

(ウフキノトウ5)


(ウフキノトウ6)

なぜかほろ苦い話を綴ってしまいました。



鎌倉身辺雑記・鎌倉交響楽団のファミリーコンサート

2018年03月08日 | 鎌倉


鎌倉市にある鎌倉交響楽団は1963年の創立だそうです。
設立の経緯とかその当時の状況は以下でご確認ください。
鎌倉交響楽団のホームページ

筆者はこの10年ほど、同楽団の定期演奏会とか、ファミリーコンサートなどの演奏活動を鎌倉芸術館で拝聴してきましたが、2年前のがんの手術で中断していました。

今回久しぶりのファミリーコンサートの報告は以下の通りです。

何回かこのブログでも書いてきましたが、鎌倉芸術館はバブルの頃の遺産で、指定管理者制度によって委託経営されていて、市の行事や市が関連するイベントは滅多に開かれないのですが、設備や建物にはかなりのお金がかかっています。

(鎌倉芸術館)

鎌倉交響楽団のファミリーコンサートの開場は午後一時で、時刻前から三々五々鎌倉交響楽団の支援者やファンが集まります。

(鎌倉芸術館正面玄関)

大ホールの入場場所も結構な混雑で、前に比べて鎌倉交響楽団(通称「鎌響」)の人気のほどがうかがえます。

(開場時の大ホール入り口)

二階から見る中庭の竹林です。鎌倉市内の景色をこの芸術館内に再現したものです。

(中庭の竹林)

さて、今回の鎌響第15回ファミリーコンサートですが、撮影および録音禁止は重々承知の上ですが、大ホールの内部紹介はしてもよいに違いないだろうと思い、1時半から開催されたプレコンサートの模様を以下にかかげます。

(プレコンサート)

今回の公演は、下のパンフレットのように、
指揮 高山美佳さん、ソプラノ 岩本直子さんによる、「ソプラノによるアリアとバレエ音楽の楽しみ」と題した催しです。

(パンフレット)

演奏曲目は
第1部 シュトラウス2世 オペレッタ「コウモリ」より 3曲
    グノー      歌劇「ロメオとジュリエット」より 1曲
    プッチーニ    歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 1曲
             歌劇「トスカ」より 1曲
休憩(20分)をはさんで。
第2部   インスタントコンダクター(応募者は当日申込み)
指揮 高山美佳さん、ソプラノ 岩本直子さんにもどって
    ドリーブ     バレエ音楽「コッペリア」より 4曲
    グノー      歌劇「ファウスト」より『バレエ音楽 7曲』
ということでした。  

指揮の高山美佳さんは、
司会者を兼ねた指揮者だったので、大車輪の活躍をし、聴衆者に解りやすい解説とメリハリのある演奏を聴かせてくれました。

ソプラノの岩本さんは鎌響の力のある演奏に負けない声が印象に残りました。

ファミリーコンサートの特徴は、会場に子供の入場を許し、インスタントコンダクターの部分では応募者に子供も交え、生まれてはじめてのタクトを振らせて鎌倉交響楽団を指揮するという無謀にも楽しく滑稽で涙ぐましい催しなので、毎回楽しみにしていることの一つなのですが、今回も笑いあり拍手ありの結末でした。

病み上がりの身にも非常に励みになる参加でした。

さて、今回は、演奏会の冒頭の団長・山本賢二さんのご挨拶の中で、「昨2017年6月に打楽器一式などを載せていたワゴン車が盗難に遭い、現在も見つかっていない」旨の報告があり、この演奏会でも募金の依頼がありました。

アマチュア楽団にとって大変な災難だったことは想像に難くないことです。

帰りしなに募金箱を見つけ貧者の一灯を献じました。

(募金箱)


鎌響の被害については以下の記事を見て下さい。
同事件を報じている産経新聞ニュース


鎌倉身辺雑記・バレンタイン考

2018年03月01日 | 鎌倉


このところ思っていたのですが、我々日本人は何とテレビの報道やいろいろな商品の宣伝に弱いのだろうか?という現象です。

例えば、2月の立春前は「恵方巻きフィーバー」でした。
関西の方からやってきて、10年経ったら関東でも恵方巻き一辺倒でした。

そしてバレンタインデーの盛り上がりです。
この行事はもうかなり前から盛んになっていて、会社でも学校でも、幼稚園生までがチョコを買いあさっているとか?
そして今年遂に義理チョコを止めようという会社が出現したとのこと。

で、大船のヨーカドーとルミネに出かけた様子をカメラに納めました。

まずヨーカドー大船店では、レジに専用レーンを設け、また催事場はバレンタイン特集になっていました。
年配の女性が数人チョコを物色している程度でした。

(ヨーカドー大船店の努力1 レジでバレンタイン専用レーン)


(ヨーカドー大船店の努力2 催事場も)

そして街中では、洋菓子屋さんがわずかに店頭に贈り物用のチョコを置いている程度でした。

(洋菓子屋さん)

ところが、ルミネ大船店一階入り口では、入り口の左右に門前町のような出店が並びました。

しかし、お客は少なく、当日にバレンタイン用のチョコを買い漁る人は少なく、多くの人はもっと前に百貨店などで買っているのでは無かろうかと想像しました。

(ルミネ大船店一階入り口前1)


(ルミネ大船店一階入り口前2)


(ルミネ大船店一階入り口前3)

筆者がよく立ち寄るカルディでも。

(カルディの店頭)


(カルディの売り場)

カルディの前の洋菓子やさんFLOでは?

(FLO)


(FLOはショートケーキの特集?)

何とチョコは置かず、苺ショートケーキで勝負していたのでした。

さて、我が家の事情はどうなっているのか?

我が家ではネスレのアフターエイトを二パックほど、カルディーで購入して、ほろ苦さを味わっています。

(アフターエイト)

このチョコは、かなり大昔に、アメリカのホテルで味わって以来、老夫婦二人供がファンになってこの時期に購入することにしています。