善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・ナガミヒナゲシ

2018年05月30日 | 鎌倉


盛りを過ぎましたが今年もナガミヒナゲシが可憐に咲きました。

(ナガミヒナゲシ1)

ナガミヒナゲシは地中海地方の原産で可憐なオレンジ色の花が特徴です。

(ナガミヒナゲシ2)


(ナガミヒナゲシ3)


ここ数年来、ナガミヒナゲシは繁殖力の強さから、いろいろと取りざたされてきました。

繁殖力が強いとは、例えば砂利などの土地で駐車場に利用している場所でも十分成長し、また、自分の周りの植物に影響を及ぼし相手の植物が大きく育たないようなホルモン?を出すとも言われています(アレロパシー活性)。

繁殖力が強い理由の一つは、「種が一つの鞘から非常に数多く飛び散る」という特性があるからでしょう。

ただ今年は、取材時には、かなりの場所でナガミヒナゲシが枯れかけていました。
気候の影響か、もしくは誰かが強制的に枯らそうと試みたのか?。

(ナガミヒナゲシの枯れかけ1)


(ナガミヒナゲシの枯れかけ2)

ナガミヒナゲシの種の鞘は面白い形をしています。

(ナガミヒナゲシ-種の鞘)

Youtube 上で種子が飛び散る様を捉えた動画がありました。
ナガミヒナゲシの種子散布



今年、ナガミヒナゲシがあまり勢いがなかった原因の一つは、ここ大船でも、砂利敷きの駐車場が減って三階建ての一戸建て住宅が数多く建ったほか、時間貸し駐車場が急速に増えたという事情も影響しているのかも知れません。

(月極駐車場→時間貸し駐車場)


でも、自分の庭には入れたくない植物です。

鎌倉・大船フラワーセンターのフウリンソウ

2018年05月28日 | 鎌倉


日比谷花壇大船フラワーセンターの近況報告のうち「フウリンソウ」版です。
フウリンソウは「ホタルブクロ」の仲間だそうす。

フウリンソウは芝生の広場と花菖蒲の水路との間に植えられています。

花の色は薄紫色、ピンク、白などが一般的のようです。

(フウリンソウ1)


(フウリンソウ2)


(3)


(フウリンソウ4)



(フウリンソウ5)


(フウリンソウ6)

フウリンソウの花を見てみると、ホタルブクロによく似た形をしています。
ホタルブクロは完全に下向きに咲きますが、フウリンソウはむしろ上向きに咲きます。
色がカラフルなので庭で育てるのに向いているかも知れません。


鎌倉・大船フラワーセンターのハナビシソウ

2018年05月25日 | 鎌倉


日比谷花壇大船フラワーセンターの近況報告のうち「ハナビシソウ」版です。
ハナビシソウは「カリフォルニアポピー」とも呼ばれています。

バラ園とかシャクヤク園から芝生の広場を横切って正面玄関に戻る途中、細長く帯状に植えられているのでとても目立ちます。

黄色か黄褐色の花で、まれに白い花も混じっています。とても可憐な花です。

(ハナビシソウ1)


(ハナビシソウ2)


(ハナビシソウ3)


(ハナビシソウ4)


(ハナビシソウ5)



(ハナビシソウ6)

大船フラワーセンターは、おりおりの花をうまく生かして、何時行っても何かしら花が咲いているというとてもうれしい場所です。


鎌倉・大船フラワーセンターのヤマボウシ

2018年05月22日 | 鎌倉


日比谷花壇大船フラワーセンターの近況報告のうち「やまぼうし」版です。

正面の池を左に見て、花菖蒲が植えられている水路に沿ってバラ園に向かう小道があります。

この小道は左側に小山があり、小山の登り口に樹齢20年~30年のヤマボウシの木があります。

ヤマボウシの花は今が盛りです。
ヤマボウシはアメリカハナミズキの仲間で、よく間違われます。ハナミズキに比べて花期が遅く、葉が出てから花が咲くという違いがあるそうです。

(ヤマボウシ1)


(ヤマボウシ2)



(ヤマボウシ3)


(ヤマボウシ4)


ヤマボウシの花はじつはこの写真の芯の部分だけです。白い花びらは総苞片(花のつけ根の葉)と言われています。

(ヤマボウシ5)

総苞片(花のつけ根の葉)は花期が終わると落ちるのでしょうか?。
別の場所で昔撮った写真を参考までに掲げます。存在感のある実です。

(秋の色づいた実)


なお、同じくらいの大木が JR大船駅のモノレール下のバスターミナル内の植栽の中に2本ほどあって、今が盛りです。
歩いて見てみるのは危険ですがバスに乗れば見ることができます。



鎌倉・大船フラワーセンターのヤグルマギク

2018年05月19日 | 鎌倉


大船フラワーセンターは神奈川県営の植物園でしたが、2018年4月から指定管理者制度を利用した委託経営に変わりました。

その名は「日比谷花壇大船フラワーセンター」です。

日比谷花壇大船フラワーセンターのホームページ


(大船フラワーセンターの正面玄関)

入場料金はシニアと高校生以下が\150と順当なところです。

中に入ると正面の小さな池などの配置は変わりありません

(玄関口から見た池)

池にはスイレンが植えてあり以前の通りです。池の縁取りの花はヤグルマギクでした。やや盛りを過ぎているようです。

(池の縁取りの花壇)

ヤグルマギクは矢車草とは別種の菊科の植物で、今まで矢車草と呼ばれていたようですが、ここではヤグルマギクと書きます。
丸い花が美しく、矢車のような花は見飽きしません。

(ヤグルマギク1)


(ヤグルマギク2)


(ヤグルマギク3)


(ヤグルマギク4)

大船フラワーセンターでは青色の他、紫、白、ピンクなどが咲いていました。



鎌倉・大船フラワーセンターのバラ園

2018年05月16日 | 鎌倉


鎌倉市大船にある大船フラワーセンターの近況報告-バラ園版です。

大船フラワーセンターは、2017年7月以降指定管理者制度によって県営から「日比谷花壇大船フラワーセンター」に生まれ変わりました。そして、半年以上の改装工事を経て2018年4月からリニューアルオープンしたわけです。


日比谷花壇大船フラワーセンターのホームページ


さて、5月はバラのシーズンで、大船フラワーセンターのバラ園も今は盛りと見応えがあります。

バラ園は正面玄関から入って右手にある花菖蒲の植えてある水路にそって植物園を横切るような小道の先にあります。

(大船フラワーセンターのバラ園)

四季咲きのバラ、大輪のバラ、原種のバラ、つるバラなど、いろいろな種類のバラが咲いています。

写真写りの良いバラは四季咲きのバラで、一本一本のバラの木の全体を見るばあいも、その花のディテイルを見る上でも扱いやすいバラです。そのいくつかを紹介します。

(四季咲き-エンチャンティッドイブニング1)


(四季咲き-エンチャンティッドイブニング2)


(四季咲き-サンライトロマンティカ1)


(四季咲き-サンライトロマンティカ2)


(四季咲き-るる1)


(四季咲き-るる2)


(四季咲き-アイスバーグ1)


(四季咲き-アイスバーグ2)


以下のバラは看板が見当たらないので筆者の推定ですが初めて見る密やかなバラでした。

(小さな花-ロサカニナ1)

(小さな花-ロサカニナ2)

(小さな花-ロサカニナ3)

このブログでの紹介はほんの一部ですが、実際に訪れてみるととても多彩で、華やかで、豪勢で、繊細な面があり、心安らぐ見事さです。

一度訪問してみて下さい。


鎌倉身辺雑記・くら寿司のサイドメニュー(2)

2018年05月11日 | 鎌倉


鎌倉市にただ一つのホームセンター・コーナンは、隣にいろいろの店舗が営業していますが、くら寿司もその一つでコーナンと同様こちらも多くの客が押し寄せています。

筆者はたまにコーナンに訪れると、くら寿司に寄って昼食を摂ります。

(くら寿司鎌倉店)

筆者が行く時間帯は、くら寿司はいつも満員のような気がします。

(くら寿司は今日も満員1)


(くら寿司は今日も満員2)

くら寿司の回転寿司にはお皿の上にカバーがかかっています。
鮮度維持のためとか、風邪などの雑菌予防とか言われていますが、お客様が混んでいると多くのカバーが開いたまま廻ってくるので混雑度の尺度になります。

(くら寿司は今日も満員3)

くら寿司は、回転寿司ではいち早く100円ずし以外のサイドメニューを開発し、その数の多さは他を圧倒しているようです。

筆者の好きなサイドメニューは「きつねうどん¥280」です。
くら寿司では回転してくるレーンの上に高速のレーンを増設して注文をする仕組みがあり、この高速レーンがまたとても便利です。
筆者はきつねうどんと同時にオニオンリングをこのレーンから注文します。

(きつねうどん¥280)


(蓋を取ると・・・)


(オニオンリング¥100)

きつねうどんは関西の味らしく薄味の甘めで、油揚げがまた美味しいのです。

オニオンリングはカリカリに揚がっており、量は少ないのですがアメリカのデニーズ並みの出来映えです。

きつねうどんの油揚げの味に舌鼓うった後、オニオンリングをうどんに浸してうどんと一緒に食べると、なんとなく楽しくなります。

安くてささやかな味の探索です。


鎌倉身辺雑記・絹さや

2018年05月08日 | 鎌倉


3月の半ば過ぎですが鎌倉にある唯一のホームセンター・コウナンで「赤花絹さや」という品種の絹さやの苗を二株買いました。
いわば衝動買いとも言えるもので、二株で家庭菜園が成り立つとは思ってもいませんでした。むしろサヤエンドウの花が美しいという理由からだったと今頃解釈しています。

例年朝顔を植えるためにネットを張る所です。
朝顔のネットでは大きいので百円ショップでネットを買い直しました。

早速植え付けしました。

(ブロック塀脇の花壇の赤花絹さや)

ポットに付いていたラベルには

(ポットに付いていたラベル)

そして、4月の半ばに開花です。蔓に付いた花はわずかな風でも揺れて、はかなげです。

(赤花絹さやの花1)


(赤花絹さやの花2)


(赤花絹さやの花3)


(赤花絹さやの4)

でも、週に一回来る強風にもめげずに、植えてから1ヶ月後に最初の花がサヤエンドウになっているではありませんか。

サヤエンドウの実は、花から独立するのに数日かかり、更に中の実がエンドウ豆になるのに数日かかります。

(赤花絹さやの実1)


(赤花絹さやの実2)


(赤花絹さやの実3)

最初に摘んだ実は2個でした。

大船仲通の八百屋さんで、一袋178円の絹さやを一袋買って、竹輪をきざんで、サヤエンドウの煮付けをつくってもらいました。

(絹さやの煮付け)

一寸生臭く、それでも初夏の味がしました。


鎌倉身辺雑記・シラン

2018年05月04日 | 鎌倉


シランの強烈な赤紫色に脱帽です。初夏の強い日差しをあびています。

シランは寒さ暑さや水不足にも耐える強い球根で、少しずつ増えてゆきます。

(シラン1)

椿の下に植えたシランが年々他を侵略してゆきます。毎年少し球根を掘り起こさなければなりません。

(シラン2)


(シラン3)


(シラン4)


(シラン5)

神秘的な花びらの奥を写すのに一苦労です。



鎌倉身辺雑記・キンリョウヘン

2018年05月01日 | 鎌倉


キンリョウヘンが咲きましたが、今年はミツバチなどのハチ類はおろか他の昆虫も全く姿を見せません。
そういえば、チョウ類も数が少なく、たまにシジミチョウが飛来することはあっても、翌日寒かったりすると次に暖かい日があってもシジミチョウはやってこないのです。
草花の世界で開花が早かったり遅かったりする気候変動は、昆虫の世界では個体の発生数に影響しているようです。

さて、キンリョウヘンですが、花の形がどうもいびつです。今年の天候のめまぐるしい変化が影響しているのかも知れません。

(キンリョウヘン1)


(キンリョウヘン2)


(キンリョウヘン3)


(キンリョウヘン4)


(キンリョウヘン5)


(キンリョウヘン6)

でも、うまく植え替えれば、毎年花を付けてくれます。

花が終わると植え替えの季節です。