箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

小学生を少し越えるだけで中学生

2018年11月29日 16時13分15秒 | 教育・子育てあれこれ




今日は2時から、新入生体験入学会でした。

西南小6年生が211人、南小6年生が82人でした。

おもに1年生の代表生徒が、各授業の案内を担当してくれました。

生徒会長の歓迎の言葉のあと、小学生から中学校生活についての質問コーナーがあり、1年生の代表生徒が答えました。




14:35より、前もって選んでいた授業体験です。

9教科の9授業を体験してもらいました。



授業風景 (クリックしたください)

15:20から、部活動の見学でした。6年生が好きなクラブを選んで、少し活動したり、見学しました。

再度、生徒昇降口前に全員がクラスごとに集合して、解散しました。




また、16:00からは、三中校区子ども会議を、生徒会と児童会合同で行いました。







体験入学会での、私からの冒頭のあいさつを紹介します。


<平成30(2018).11.29>  新入生体験入学会あいさつ

「昨日の自分を越えるだけでいい」

6年生のみなさん、今日はようこそ箕面三中へ来てくれました。

こんなお父さんがいました。これは実際にあった話です。

毎日忙しいお父さんに、まとまった10日間の休みがとれました。

お父さんは言いました。

「どこか遊びに連れていったるわ」

小学校5年生と6年生の子どもは、喜んでついてきました。

「どこへ行くの」
「まあ、黙ってついてこい」

自宅の三重県から3人は電車に乗り、名古屋駅に着きました。新幹線に乗りました。

「どこへ行くの」
「黙ってついてこい」

東京に着きました。大都会にビックリしていると、羽田空港でおりました、

飛行機に乗ると、いつのまにか二人は眠ってしまぃした。

目がさめて、またビックリしました。ロサンゼルス空港でした。

そして、3人は夢の国に着きました。

そうです。3人は本場のディズニーランドへ行ったのでした。



お父さんは、2日間遊べるパスポートを買ってくれました。

お父さんは「高かったんや。ぜったいなくすなよ」といいきかせ、2人を自由にしました。

10分後、2人が戻ってきました。「お父ちゃん、パスポートなくした」

お父さんは、「自分らではなんとかせい。あそこにいって説明してこい」とカスタマーセンターに行かせました。

1時間後、2人は大喜びで帰ってきました。

カスタマーセンターで、パスポートをなくしたことを身ぶり手振りで説明していたら、ほかのお客さんまであつまり、大騒ぎになり、人だかりができました。

同情された2人は、パスポートを再発行してもらい、その上、ファーストパスまでもらいました。

ここから、2人は変わりました。度胸がつき、誰にでも積極的に身ぶり手ぶりで話しかけるようになりました。

何よりもアメリカ人が大好きになりました。

2人は言いました。

「今度は友だちと来たい。僕が案内をする。だから英語を勉強するんだ」



みなさん、中学校生活に不安をもっている人もいるかもしれません。

昨日の自分を越えるだけでいいのです。度胸がつきます。


きょうの三中体験入学会で、昨日までの小学生を少し越えればいいのです。

体験入学会で、昨日の自分を少し越えれたと思ってくれることを願っています。

4月からは、中学校生活が待っています。きょうは、楽しんでいってください。


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