「めぐまれているようでも、中学生のころは、自分がいちばん淋しいと思い込みやすいのです。
そんな時期にまわりの弱い人に目を向けられるかどうかは、人生の鍵だという気がします。」
(アグネス・チャンの『ひなげし語録』より)
自分もたいへんだけれど、まわりにも困っている人がいる。
そう思って、なにか助けになれないか。こう思う生徒がいます。
逆に、自分はなんと不幸なんだと悲劇の人になると、落ち込むばかりで何もしなくなります。
いじめられている人がいたとします。その人の気持ちがわかる人は、その人をいじめたりはしません。なにか助けになれないかと感じます。
いじめられている人に目を向けることで、自分をしっかりさせることができます。
「困っている人に目を向けられるかどうか」は、中学生の生き方を左右する大切な問いかけです。