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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日の記事でカワアイアサを紹介しましたので、今日はウミアイサ(全長55cm)を紹介しましょう。上がオス、下がメス

手元にある「日本のカモ識別図鑑・誠文堂新光社」によれば<ウミアイサ・オスにはボサボサした冠羽があり、褐色で縦斑のある胸、白い斑の並ぶ胸側、波状斑に覆われる脇など他のアイサ類との識別は容易>

<冬から春先にかけ、水面上のオスは首を上前方に高く伸ばし>

<前頸を水につけながら、クチバシを空に向けて反り返る求愛ディスプレイを行う>

クチバシ部を拡大すると細かな突起が見えます。このクチバシに挟まれた魚は逃げるのが難しいでしょうね。

<ウミアイサのクチバシは、同種(アイサ類)の中で最も細長くて幾分上に反って見える>

2020年1月の環境省全国一斉調査によれば、ウミアイサの渡来数は1931羽、絶滅危惧Ⅱ類トモエガモ(3292羽)の約6割、カワアイサ(6594羽)の三分の一ほどでした。

なお、コウライアイサは1986年2月に岐阜県木曽川で初めて記録されて以来、毎年1~数羽が記録されているだけなので、環境省による全国調査の対象外です。

コウライアイサは渡来数も少ない上に警戒心が強く、河川や湖沼の人があまり近づけない水域や中州などにいることが多いので、渡来数調査も難しいのでしょうね。



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