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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市内の公園を早朝散歩していると、高い樹木の上に体色の鮮やかな黄緑色の野鳥が止っていました。

アオバト(全長33cm)でしょう。バードリサーチの生態図鑑によれば<雌雄ほぼ同色.オスでは額と喉から胸は緑黄色ないし黄色で,オレンジの強い個体もいる>

<丘陵地から山地の林に生息する森林性の鳥である。地上では開けた場所に出ることは少ないが,初夏から秋にかけて海岸で群をなして海水を飲む習性がある>

<植物質を主食とし,主に樹冠部で採食するが非繁殖期(冬期)には,地上や樹上でドングリを採食することも多い>

<北海道小樽市、神奈川県大磯町,静岡県浜名湖などで繁殖期に海水を飲む事で有名であるが,非繁殖期の海水吸飲の記録は無い>

<繁殖期は警戒心が非常に強く,森林内での観察は容易ではないが、,海岸(特に大磯町)ではアオバトに注意していない人の近くまで降り立つこともある>

<昆虫食をしないアオバトの主食はカリウムを多く含む果実であり,そのため海水吸飲によるナトリウム摂取を行って(体内のバランスを保って)いると説明される>

<かつて山野に相当数いた鳥で「美味」な上,簡単に捕獲できたこともあり,1947年の法改正まで狩猟対象鳥で食用目的に多数が捕獲され流通していた>

<現在IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは軽度懸念(LC:Least Concern)だが,乱獲や生息地破壊によりその数を大きく減らしていると考えられ,これ以上の悪化は避けなければならない>・・・虹彩は外側が赤く,内側が青い二重構造



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