天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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晴耕雨読/寺山怜六段

2021-09-29 21:00:00 | プロ棋士


「週刊碁」に連載の「つるりん式見る碁のすすめ」、四字熟語編⑤は「晴耕雨読」。
つるりん(鶴山八段、林漢傑八段)が選んだのは寺山怜六段。
「晴れた日は野球部でエース、本をたくさん読んでいて古碁にも詳しい」

ナルホド、晴球雨碁ですか・・・。
候補はベテランだと思いましたが、若手にも雰囲気のある棋士はいるんですね。

次回⑥は「八方美人:だれに対しても、如才なく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から
候補は女流棋士では、多方面な活躍で小林千寿六段、吉原由香里六段、万波奈穂四段、星合志保三段が浮かびます。
男性では中部の下島陽平八段、柳澤理志六段、AIの大橋拓文七段あたりでしょうか。

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1年前の記事(2020-09-29):将棋・王位戦/封じ手3通、計2250万円落札

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第46期新人王戦第1局/外柳が先勝!

2021-09-27 21:00:00 | プロ棋戦

25歳以下、六段以下の棋士で争う第46期新人王戦の決勝三番勝負、上野愛咲美四段-外柳是聞三段戦が9月20日(祝・月)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、外柳が黒番中押し勝ちをおさめタイトル獲得まであと1勝とした。注目の第2局は10月9日(土)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「セブン先勝、静かな闘志燃える」 「上野、自慢の攻め空振り」
     (週刊碁見出しより)

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初戦を勝利した外柳三段、二転三転の熱戦を逃げ切りました。
敗れた上野女流棋聖、得意の乱戦も及ばず・・・。

これまであまり目立たない外柳さんですが、個性的な名前とNHK杯の記録係で知られています。
上野さんが新人王を獲得すればは女流初、囲碁界は盛り上がるでしょうね。
外柳さんリードの局面ですが、勝利の女神はどちらに・・・。

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1年前の記事(2020-09-27):第45期名人戦第3局/タイガーチャージ!

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テレビ視聴率(9/13~9/19)

2021-09-25 21:00:00 | テレビ番組

巣ごもり生活でテレビを見る時間も増えましたね。毎週、視聴率ランキングが新聞に掲載され、チェックしています。


(朝日新聞より)

先週(9/13~9/19)のランキング1位は「(映画)マスカレード・ホテル」、4位・5位に「鬼滅の刃」が入りました。
マスカレード・ホテルを観ましたが、テンポのいい展開と適度の緊張感がよかったですね。

あと刑事ドラマの最終回「7位:緊急取調室」、「15位:刑事7人」、「17位:ハコヅメ」がランクインしています。
刑事ドラマでは組織内の確執が多いのですが、警察の威信低下は・・・?

医療ドラマでは先週「TOKYO MER」がランク1位で終了。主人公の活躍と緊張感が面白く、私も楽しませてもらいました。
医療には人それぞれのドラマが凝縮されており、他人事ではない気分になりますね。

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1年前の記事(2020-09-25):第45期新人王戦第1局/リーガー佐田、先勝!

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手練手管/王立誠九段

2021-09-23 21:00:00 | プロ棋士


「週刊碁」に連載の「つるりん式見る碁のすすめ」、四字熟語編④は「手練手管」。
つるりん(鶴山八段、林漢傑八段)が選んだのは王立誠九段。
「まさに王マジック、気持ちよく攻めてるはずだったのに。あれ? いつの間に負けてる? 実は攻めさせられた?」

ナルホド、気持ちよく攻めていたのに、形勢は相手側に・・・。ザル碁党もよくあるパターンです。
途中で正確な形勢判断ができればいいのですが、ムズなところで・・・。

王立誠九段(62)は1981年に新人王戦で初優勝。この頃は山城宏、片岡聡、小林覚と並んで若手の四天王として期待されました。
その後、棋聖、王座、十段などのタイトルを獲得。全盛期は1995年~2004年、15年ほど前になりますか。

次回⑤は「晴耕雨読:田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らすこと」。
対象者はベテランになるでしょうね。「ちくりん(大竹英雄九段、林海峰九段)」あたりでどうでしょう・・・?

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1年前の記事(2020-09-23):第5回扇興杯決勝/上野愛咲美、初優勝!

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第6回扇興杯女流最強戦/藤沢女流5冠に

2021-09-21 21:00:00 | プロ棋戦

第6回扇興杯女流最強戦決勝、藤沢里菜女流本因坊(22)対上野愛咲美扇興杯(19)戦が12日、滋賀県東近江市「迎賓庵 あけくれ」で打たれた。結果は藤沢が白番中押し勝ちし、2年ぶり3回目の優勝を果たした。藤沢はこれで女流本因坊、女流名人、立葵杯、博多・カマチ杯と合わせて女流5冠となった。
   (日刊スポーツより抜粋)

「藤沢、2期ぶり3度目V」 「上野、わずかに届かず」
   (週刊碁見出しより)

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優勝を果たした藤沢さん、熾烈な空中戦を鉄壁の防御で制しました。
敗れた上野さん、ハンマーパンチを抑えられ・・・。
これで藤沢さんは5冠、上野さんは女流棋聖の1冠に後退。女流碁界は藤沢さんがトップの座に君臨ですね。

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今回の対局地は滋賀県東近江市「迎賓庵あけくれ」。
「東近江市」という市名は、いかにも合併後に誕生(平成17年)したという感じですね。
合併当初は違和感を持った人もいるでしょうね・・・。

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1年前の記事(2020-09-21):第45期名人戦第2局/井山逆転で2連勝!

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第46期名人戦第3局/一力連勝で一歩リード

2021-09-19 21:00:00 | プロ棋戦

第46期名人戦挑戦手合七番勝負第3局が9月15日(水)、16日(木)に愛知県田原市「角上楼」で打たれ、一力遼天元が井山裕太名人に黒番中押し勝ちをおさめ、第2局に続いて連勝、シリーズ2勝1敗とした。注目の第4局は、9月28日(火)、29日(水)に神奈川県箱根町「強羅環翠楼」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「一力連勝、苦境耐え底力発揮」 「井山、決めきれず」
     (週刊碁見出しより)

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2-1とリードの一力天元、窮地に追い込まれながらも諦めずに勝利を掴みました。
敗れた井山名人、珍しく好機を逃し逆転を許しました。

リードを許した井山名人ですが、本因坊戦では1-3から3連勝の逆転、碁聖戦では1-2から2連勝の逆転と勝負強さはピカイチ。
一力天元も1勝のリードでは無いに等しいと思っているのでは・・・。

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第3局の対局地は愛知県田原市「角上楼」。渥美半島の先端近くにある老舗旅館です。

近くには伊良湖岬「恋路ヶ浜」というデートスポットがあります。
私も伊良湖岬には数回行ってますが、デートとは縁がなかった・・・。

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1年前の記事(2020-09-19):泣く子は育つ

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【将棋】藤井聡太/三冠達成

2021-09-17 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

第6期叡王戦五番勝負第5局が、9月13日(月)に東京都渋谷区「東京・将棋会館」で行われ、
藤井聡太王位・棋聖が豊島将之叡王を破り、3勝2敗でタイトルを奪取しました。同時に19歳1ヵ月で三冠を達成し、羽生善治九段の保持していた三冠の最年少記録(22歳3カ月)を3年2カ月更新しました。
     (日本将棋連盟HPより抜粋)

「10代三冠、『藤井時代』目前」 「藤井の安定感『羽生七冠』超え」
     (朝日新聞見出しより)

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【将棋】藤井聡太さんの快進撃が止まりません。
これまで将棋界の記録更新を重ねた羽生善治九段に迫る活躍です。
マスコミも藤井三冠のニュースを大きく取り上げていますね。

将棋の対抗馬となる囲碁界ですが、国民目線から見ると認知度はイマイチです。
スター棋士の登場が待たれるところですが、期待の仲邑菫さん、頑張ってほしいですね。
「将高碁低」の風はどこまで・・・?

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1年前の記事(2020-09-17):「返し技」

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前途洋々/福岡航太朗二段

2021-09-15 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に新連載の「つるりん式見る碁のすすめ」、四字熟語編③は「前途洋々」。つるりん(鶴山八段、林漢傑八段)の推しは福岡航太朗二段(17)。勝ち星ランキングでは3位の32勝9敗、ザル碁党の候補にも入っていました。
ただ、この記事が書かれた時点では関航太郎四段(19)の天元戦挑戦者決定を知らなかった。となると関四段の存在も無視できない・・・?

次回④は「手練手管(てれんてくだ:あの手この手で人をあざむき、思うままにあやつる)」。
これは難問、候補としては趙治勲九段、芝野王座が浮かびますがどうでしょう・・・。

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1年前の記事(2020-09-15):上州対決/三谷七段 VS 本木八段

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第46期名人戦第2局/一力が半目勝負を制す

2021-09-13 21:00:00 | プロ棋戦

第46期名人戦七番勝負第2局が9月8日(水)、9日(木)に福島県郡山市「四季彩一力」で打たれ、一力遼天元が井山裕太名人に3白番半目勝ちをおさめ、シリーズ1勝1敗とした。第3局は、9月15日(水)、16日(木)に愛知県田原市「角上楼」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「一力執念、待望の二日制初白星」 「井山、猛追半目届かず」
     (週刊碁見出しより)

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1-1のタイに持ち込んだ一力天元、猛攻を耐えてのカウンター勝利でした。
敗れた井山名人、強手を繰り出すも冷静に対処され・・・。

碁聖戦第4局、5局、名人戦第1局と3連敗中の一力さん、苦しいシリーズかと思われましたが執念を見せましたね。
ただ井山さんの充実振ぶりからすと前途は険しそう。若さで圧倒できるか・・・。

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第2局の対局地は福島県郡山市の磐梯熱海温泉「四季彩一力」。
熱海という地名は、奥州合戦の後にこの地の領主になった、源頼朝の家臣伊東祐長の出身地である伊豆にある、熱海温泉に由来するとのこと。

一力天元と同じ名称ですが関係はないそうです。一力さんも当地で勝利し「四季彩一力」も納得か・・・。

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1年前の記事(2020-09-13):第9回応氏杯世界囲碁選手権/充実の一力、世界4強進出

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「五輪体験」してますか? → 「はい、73%」

2021-09-11 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

応援しつつ複雑な後味
「TOKYO!」の声とともに開催地に選ばれてから8年。東京五輪とパラリンピックが、終わりました。開催の是非についてこれほど議論された大会も戦時中以来で、みなさん複雑な思いを抱いていた模様。ですが連日の熱戦に、何らかのかたちでアクセスしたという人が、やはり多数派でした。

●「開会前、五輪開催に?」
 ◎賛成だった → 22%
 ◎反対だった → 78%」

●「五輪の開催は?」
 ◎よかった → 20%
 ◎どちらともいえない → 35%
 ◎よくなかった → 45%
   (朝日新聞土曜版「be」より抜粋)

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「東京2020オリ・パラ」が終わりテレビ番組も日常に戻ってきました。
7月末から9月始めまで、メディアはオリ・パラとコロナの2本立てで誌面を賑わしてきましたが、オリ・パラの方が優勢のようでした。

朝日新聞のアンケート「『五輪体験』」してますか?」、私も「はい」ですがニュースで結果を見る程度で消極派でした。

メディア評価はいろいろですが、「事実を検証して未来につなげることが大切と」、ナルホド・・・。
個人的には、もう1年延ばしてもよかったのでは・・・。
あと囲碁番組が中止、深夜枠に変更はドーモ・・・。

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1年前の記事(2020-09-11):時代に翻弄された歌 イムジン河

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