天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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将棋・王位戦/封じ手3通、計2250万円落札

2020-09-29 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

将棋の藤井聡太二冠(18)が挑戦し、史上最年少の二冠を達成した第61期王位戦七番勝負の封じ手3通が、インターネットのオークションで合計2250万2千円で落札された。売上金は、7月の九州豪雨の被災地のために寄付される。日本将棋連盟が出品し、9月25日、同連盟が落札者からの入金の完了を発表した。藤井二冠がタイトル獲得を決めた第4局の封じ手が最も高い1500万円。第2局は550万1千円、第3局は200万1千円だった。
     (朝日新聞より)

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封じ手を書いた用紙がこんなに高価で取引されるとは驚きです。
発案は前王位の木村一基九段(47)とのこと、将棋連盟も粋なことをしますね。

同じ棋道として、囲碁でも同様の企画が出来ないものかと・・・。
マスコミの注目度は、相変わらず将棋優勢のようです。

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1年前の記事(2019-09-29):第44期名人戦第4局/芝野八段が3連勝

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第45期名人戦第3局/タイガーチャージ!

2020-09-27 21:00:00 | プロ棋戦

第45期名人戦挑戦手合七番勝負第3局が9月23,24日(水,木)に山口県山口市「山口市菜香亭」で打たれ、 芝野虎丸名人が井山裕太三冠に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝2敗とした。第4局は9月29,30日(火,水)に三重県鳥羽市「戸田家」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「芝野初勝利、目覚めた雌伏の虎」 「井山、大暴れの死闘も・・・」
     (週刊碁見出しより)

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待望の初勝利をあげた芝野名人。終盤あわや逆転という局面、辛くも踏みとどまりました。
敗れた井山三冠、魔術のような追い込みもあと一歩・・・。

対井山戦の連敗を4に止めた芝野さん。本局も終盤で危険な道に迷い込みながらも辛勝、安定感がイマイチか・・・。
それでもこの1勝で流れが変わる可能性もありますね。

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今回の対局地は山口県山口市「山口市菜香亭」。かつて、政治家や文化人に愛された高級料亭だったそうです。

山口県を訪れたのは高校の修学旅行のみ、その時は秋芳洞、錦帯橋などを見学したと思います。ただ、じっくりと見る時間もなく、あわただしい旅行でした。
萩・山口・下関など歴史の名勝地をゆったりと味わいたいものです。

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1年前の記事(2019-09-27):上野準優勝(竜星戦)、女性最高位達成

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第45期新人王戦第1局/リーガー佐田、先勝!

2020-09-25 21:00:00 | プロ棋戦

25歳以下、六段以下の棋士で争う第45期新人王戦決勝三番勝負、 佐田篤史七段-関航太郎三段戦第1局が9月18日(金)に大阪市中央区「関西棋院」で打たれ、 佐田が白番中押し勝ちをおさめタイトル獲得まであと1勝とした。第2局は9月28日(月)に日本棋院東京本院で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「佐田、ホームで先勝」 「関、反撃の機会逸す」
     (週刊碁見出しより)

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中盤でリードした佐田七段(24)、がっちり逃げ切った一局でした。
敗れた関三段(18)、中盤での勘違いが敗因か・・・。
佐田さんは先日、本因坊リーグ入りを決め七段に飛び付け昇段と絶好調。実績では佐田さん有利ですが、関さんの巻き返し成るか・・・。

両者のプロフィールを見ると童顔の感じ、新人王戦らしいですね。

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1年前の記事(2019-09-25):波平さん、サザエさんに免状

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第5回扇興杯決勝/上野愛咲美、初優勝!

2020-09-23 21:00:00 | プロ棋戦

第5回扇興杯女流最強戦決勝が9月13日東京都江東区「東京イーストサイドホテル櫂会」において打たれ、上野愛咲美女流本因坊が白番5目半勝ちをおさめ扇興杯女流最強戦初優勝を飾った。謝の2回目の優勝はならなかった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「上野2冠、冴える攻めの切れ味」 「謝の進撃ストップ」
   (週刊碁見出しより)

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準決勝で桑原陽子六段を破り決勝に進んだ上野さん、決勝戦では持ち味の力強さで初優勝を果たしました。
一方、謝さんは準決勝で藤沢里菜扇興杯を破り決勝進出、決勝戦ではペースをつかめず無念の敗退となりました。
これで上野さんは2冠、藤沢さんとのトップ争いが続きそうです。
長らく女流のトップ続けた謝さんですが、若手の追い上げに苦戦・・・。

女流タイトル一覧
・女流本因坊:上野愛咲美(18)
・女流立葵杯:藤沢里菜(22)
・女流棋聖:鈴木歩(37)
・扇興杯:上野愛咲美(18)

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今回の対局地は東京都江東区「東京イーストサイドホテル櫂会(かいえ)」。センコーグループが経営するホテルでJR京葉線潮見駅前にあるそうです。
本棋戦協賛の「センコーグループホールディングス株式会社」、物流関係を中心に従業員数1万7千人を超す企業とのこと。
囲碁棋戦の協賛で知名度が上がればいいですね。

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1年前の記事(2019-09-23):第44期名人戦第3局/芝野連勝!

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第45期名人戦第2局/井山逆転で2連勝!

2020-09-21 21:00:00 | プロ棋戦

第45期名人戦七番勝負第2局が9月15,16日(火,水)に兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で打たれ 井山が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝とした。第3局は9月23,24日(水,木)に山口県山口市「山口市菜香亭」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山連勝、終盤の混戦を制す」 「芝野、勝利目前で失速」
     (週刊碁見出しより)

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シリーズ2連勝と快調の井山三冠。終盤、渾身のシノギでの逆転勝利でした。
敗れた芝野三冠、優勢に進めながらも時間に追われて失着か・・・。

本因坊戦ではいいところのなかった芝野さん、この名人戦も2連敗と苦しい展開となっています。
ただ、内容的には充実しており、3局目以降の戦いに注目しましょう。

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今回の対局地は兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」。
先の本因坊戦第3局も同所で行われ、井山本因坊が芝野名人に3連勝としました。

宝塚といえば「宝塚歌劇団」ですが、観客は女性が8~9割とのことです。
一度は観てみたいという気持ちはあるのですが、ドーモ・・・。
テレビでときどき放送しているので、ジックリ観るか・・・。

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1年前の記事(2019-09-21):第67回NHK杯/途中経過(9/15現在)

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泣く子は育つ

2020-09-19 21:00:00 | 囲碁

今週の週刊碁(9/21号)は一力・新碁聖の記事が溢れています。
トップページから3ページは「応氏杯世界選手権、3連勝で世界4強」、最後の2ページは「新碁聖・一力インタビュー」と現在、日本碁界で最も注目されている棋士といえるでしょう。

インタビュー記事の中で、同門の平田智也七段が一力碁聖について「泣く子は育つ」と書いています。院生時代はよく泣いており、号泣の場面もあったとか。

現在の一力は目に見えるミスが一番少ない棋士といってもいいと思います。このあたりの後悔(ミスして号泣)が今の根幹を築いたのではないでしょうか。 (平田・談より抜粋)

一流棋士の成長過程で「泣く」ことは定番のようです。

最近、こども囲碁教室では「負けて泣く」生徒が少なくなりましたね。
「悔しさをバネに強くなりたい」という気持ちが薄れているようでドーモ・・・。

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1年前の記事(2019-09-19):群馬県中学校囲碁将棋大会-2019

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「返し技」

2020-09-17 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

◎返し技:柔道などで、相手のしかけてきた技をはずすと同時に、切りかえしてかける技。

「返し技」は柔道など格闘技でよく使われますが、囲碁でも使われることがあります。
相手の強手を外しながら主導権を握る、カウンターパンチのイメージでしょうか。
強い人は相手の裏をかく・・・。

ザル碁党の場合、相手の強手を「返し技」で打ったところ、さらに「返し技」で打ち返され闇試合に・・・。
反発心も大切ですが、時によりということで・・・。

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1年前の記事(2019-09-17):第第13回少年少女秋季囲碁大会/2019

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上州対決/三谷七段 VS 本木八段

2020-09-15 21:00:00 | プロ棋士

先日、日本棋院ネット対局「幽玄の間」で碁聖戦予選A、「三谷哲也七段(35) VS. 本木克弥八段(25)」戦が中継されていました。
両者は群馬県出身、結果は後輩の本木さんが中押し勝ち。近年の活躍ぶりから順当か・・・?

三谷さんは今年の1月末に悪性リンパ腫で入院、8月から復帰したとのこと、病に負けず対局・囲碁普及にがんばってほしいですね。

群馬県出身の女流棋士・木部夏生二段(25)。こちらは糖尿病と闘いながら対局やネット中継で奮闘しています。
YouTubeで「女流棋士の(解説つき)囲碁実況中継」を配信、分かり易い内容で勉強になります。

しばらく群馬県出身の棋士が誕生していませんが、県内のこども囲碁教室に通う生徒に夢を抱かせるような活躍を期待しましょう。

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1年前の記事(2019-09-15):第44期名人戦第2局/芝野八段が初勝利

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第9回応氏杯世界囲碁選手権/充実の一力、世界4強進出

2020-09-13 21:00:00 | プロ棋戦

4年に一度開催される応昌期基金会主催の国際棋戦「第9回応氏杯世界囲碁選手権」の準々決勝が行われ、 一力遼八段が中国の陶欣然八段に黒番中押し勝ちし準決勝に進出した。謝科八段(中国)との準決勝三番勝負の日程は未定。

9月11日(金)準々決勝の結果(左勝者 △先番)
 △一力遼八段    - 陶欣然八段(中国)
 △謝科八段 (中国)- 柯潔九段 (中国)
  趙晨宇八段(中国)-△許皓鋐六段(中華台北)
  申真諝九段(韓国)-△辜梓豪九段(中国)

準決勝の組合せ(日程未定)
 一力遼八段    - 謝科八段 (中国)
 申真諝九段(韓国)- 趙晨宇八段(中国)
     (日本棋院HPより抜粋)

「一力覚醒、3連勝で世界4強」 「河野、許/16強敗退」
     (週刊碁見出しより)

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世界戦4強に進出の一力碁聖、今一番打てている棋士で日本のエースといえるでしょうか。
勝ち星ランクングで1位、天元戦挑戦者にも名乗りを挙げ2冠目を狙っています。

本棋戦に出場した日本勢は6名(井山裕太九段、芝野虎丸九段、一力遼八段、村川大介九段、河野臨九段、許家元八段)。
井山さん、芝野さん、村川さんが1回戦で敗退。河野さん、許さんは2回戦で敗退。ただ一人、準々決勝進出した一力さんは中国の陶欣然八段に快勝し、準決勝に駒を勧めました。

本棋戦はインターネット対局。遠路遠征の必要ががなく、棋士にとっては負担が軽くなりますか。
ただ、クリックミスが心配・・・。

世界戦で苦戦が続く日本勢ですが、一力さんの健闘を期待しましょう。
全米女子オープンテニスで大坂なおみさんが2度目の優勝とのこと、囲碁でもチャンピオン誕生が待たれます。

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1年前の記事(2019-09-13):洪清泉四段が長期休場

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時代に翻弄された歌 イムジン河

2020-09-11 21:00:00 | テレビ番組

テレビ番組「時代に翻弄された歌 イムジン河」
1968年2月、ザ・フォーク・クルセダーズが歌う「イムジン河」が発売中止となった!北朝鮮で生まれた曲。
京都の朝鮮学校で耳にした作詞家の松山猛が作者不詳の朝鮮民謡と思い、日本語の歌詞をつけた。しかし、発売直前に朝鮮総連から抗議が入り、レコード会社が発売中止を決定。それでも歌は枯れることなく、その後、日本、北朝鮮、韓国で数奇な運命をたどることになる。いま明かされる、歌が生んだ数々のドラマ。
出演者ほか【司会】松嶋菜々子,【出演】松山猛,きたやまおさむ,坂崎幸之助,キムヨンジャ,蓮池薫,【語り】濱田岳
   (NHKオンラインより)

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先日、テレビBS-P「アナザーストーリー・運命の分岐点」で「イムジン河」のエピソードが放送されました。
20代のころ、フォークソングの真似事をしていた時期があり、その中で「イムジン河」発売中止のニュースを耳にしました。
政治的な問題のようでしたがそれほど関心もなく過ぎ、久しぶりにテレビでそのエピソードを見て懐かしく思いましたね。

「イムジン河」を唄っていたのはザ・フォーク・クルセダーズ。当時のメンバー(北山修、加藤和彦、はしだのりひこ)で、加藤とはしだはすでに亡くなっており時の流れを感じます。
番組ではキムヨンジャさんが「歌の力」を語っていましたが、ナルホドと・・・。


  「イムジン河」

 ♪イムジン河 水清く とうとうと流る~
  水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ~
     (以下略)

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1年前の記事(2019-09-11):テレビドラマ/「盤上の向日葵」

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