天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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映画「清州会議」

2013-12-31 17:47:46 | 映画

・作品名:清州会議
・原作・脚本・監督:三谷幸喜
・出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、他

本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。
 
   ◇   ◇

先日、映画「清州会議」を見てきました。
歴史物の多くは戦いによる覇権争いですが、「会議(評定)」というテーマが面白いですね。

会議の結果は秀吉側の優勢で終わるのですが、時流と人心の掌握が優れていたということでしょうか。
勝家側としては過去の栄光や良識こだわったのが敗因か・・・

   ◇   ◇

この映画に信長の二男・信雄(のぶかつ)が出てきます。
後継候補の一人ですがあまり評判はよくなく、外されてしまいます。
後年、上野・小幡藩(現、群馬県甘楽町小幡)を所領にし、織田宗家七代続くことになります。

数年前、小幡の織田宗家七代の墓を訪れたことがあります。
あまり手入れはされてないようでしたが、桜の散る季節に歴史の流れを感じましたね。

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名和小学校/2013後期囲碁大会

2013-12-28 20:45:37 | 囲碁

先日(12/24)、「伊勢崎市立名和小学校/囲碁クラブ」の後期囲碁大会が行われました。
参加者は47人(9路盤:18人、13路盤:13人、19路盤:16人)で、総部員の6割程度でしょうか。

この日の前日(12/23)に「伊勢崎少年少女囲碁大会」が行われましたが、名和小からの大会参加は21人、もう少し積極性がほしいと思います。
県内の大会ということで、気後れのような気持があるのかも・・・

囲碁への接触はいろいろな形があると思います。
児童にはどんな形であれ、楽しむ気持で触れてもらえればOK牧場でしょう。

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第3回吉備真備杯/こども棋聖戦

2013-12-26 21:47:27 | アマ棋戦

「第3回くらしき吉備真備杯/こども棋聖戦」が、12月14日(土)・15日(日)に岡山県倉敷市で行われた。
低学年の部は、前回3位だった東京都代表の酒井佑規くん(3年生)が、高学年は前回準優勝の東京都代表 伊了くん(6年生)が優勝した。
    (日本棋院HPより抜粋)

      ◇   ◇   ◇

「低学年の部」優勝は酒井佑規くん。緑星学園に通い、夢は世界戦で勝てるプロだそうです。
「高学年の部」優勝は伊了くん。洪道場に週6回通っているそうです。プロが目標でしょうね。

優勝の二人は東京都代表、都市部の選手が上位を占めていますが、囲碁教室(道場)など環境に恵まれているからでしょうね。

      ◇   ◇   ◇

群馬県代表は低学年が市村くん(3年生)、●○○で残念ながら予選リーグは突破できませんでした。
市村くんは昨年夏に「玉村町こども囲碁教室」で囲碁を始めてわずか1年半、今後の成長が楽しみです。

高学年は羽柴くん(5年生)、○●○で予選突破は叶いませんでした。
都市部に比べ選手層は薄い群馬県ですが、裾野を広げていけば有力な選手も出てくるでしょう。

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   利根川

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第3回伊勢崎少年少女囲碁大会

2013-12-24 20:00:39 | 伊勢崎こども囲碁アカデミー

昨日(12/23)は「第3回伊勢崎少年少女囲碁大会」が開催されました。
参加者は190人弱と前回より三割以上増えています。特に19路盤クラスが拡がり、レベルアップしているのが実感できますね。

「伊勢崎杯選手権戦(ハンディなし)」は16名が参加しました。
予想では石井蓮君(中2)、小鮒すみれさん(中2)、松永有君(小6)、羽柴鳳斗君(小5)の四強の争いと思われましたが、結果は優勝・松永君、準優勝・羽柴君、三位・藤本隼也君(小3)に決定しました。
中学生の二人が不調だったのは実戦不足でしょうか。三位の藤本君はまだ小学3年生、今後が楽しみですね。

本大会の特長として9路盤クラスがあり、今回も50人ほどが参加しています。
入門して間もない児童も楽しく対局しており、今後が期待できますね。
ただ、審判役のスタッフは大変です。手残りだったり、終局手続きが不明だったり・・・

私が指導スタッフをしている「伊勢崎こども囲碁アカデミー・Cクラス」、「玉村町こども囲碁教室・初級クラス」の成績はいずれも勝率6割以上の成績を残し、入賞者も出ています。
生徒の頑張りを讃えたいですね。

大会運営は多くの元気な児童の制御で大変です。
いろいろ課題はあったものの、多くの運営スタッフの協力で無事に終わりました。
今後、県内の子ども囲碁人口が一層増えることを願って・・・

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9路盤クラス入賞者

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「伊勢崎杯選手権」「19路・13路認定戦」入賞者

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こども囲碁教室/クリスマス会

2013-12-22 22:08:38 | 伊勢崎こども囲碁アカデミー

昨日(12/21)の午前は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
今年最後の教室ということで後半は「クリスマス会」でした。
準備や進行は生徒のお母さん方にお願いし、ビンゴなどのゲームを楽しんでもらいました。

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      ◇   ◇

午後は「玉村町こども囲碁教室」の指導スタッフです。
こちらも今年最後ということで後半は「クリスマス会」でした。
生徒のお母さん方に楽しい企画を考えていただき、生徒も大喜びでしたね。

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      ◇   ◇

「楽しく上達」が理想ですが、中には遊び感覚の生徒もいてムッとすることもあります。
自主的に向上心を持ってくれればいいのすが、ムズなところで・・・

明日(12/23)は「第3回伊勢崎少年少女囲碁大会」です。
参加者は190名と昨年より50名ほどの増加で、スタッフは嬉しい悲鳴ですね。
「伊勢崎こども囲碁アカデミー」から約40名、「玉村町こども囲碁教室」から23名が参加します。がんばっていい成績を残してほしいものです。

明後日(12/24)は名和小学校/囲碁クラブの「後期囲碁大会」。
いろいろと行事が重なります・・・

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第15回農心辛ラーメン杯/日本チーム敗退

2013-12-20 19:47:37 | プロ棋戦

日中韓3ヵ国の勝ち抜き団体戦、第15回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第2ラウンド(韓国・釜山)は12月7日に第10戦の張栩九段(日本)―金志錫九段(韓国)が行われた。
結果は金九段が白番中押し勝ちをおさめ、日本チームの今大会敗退が決まった。残り選手は中国3人、韓国2人となり優勝は中国と韓国で争われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「日本姿消す、張栩 意地の一勝」「凍えるGO・碁・ジャパン」
    (週刊碁、見出しより)

      ◇   ◇   ◇

日本チームの成績は、張栩九段の1勝のみで第2ラウンド敗退となりました。

日本勢の成績
第1戦:姚 智騰 初段 ●
第3戦:安斎伸彰 六段 ●
第5戦:河野 臨 九段 ●
第7戦:結城 聡 九段 ●
第9戦:張 栩  九段 ○
第10戦:張 栩  九段 ●

高尾九段(日本チーム監督代行)のコメントは「中盤以降に差を感じた」とのこと。
当分、日本チームの「冬の時代」は続きそうですね。

      ◇   ◇   ◇

LG杯準々決勝/井山と高尾が敗れ日本勢敗退
第18回LG杯朝鮮日報棋王戦は11月11日に準々決勝が行われた。日本勢で勝ち上がっていた井山裕太九段と高尾紳路九段はともに敗れ、これで今大会の日本選手は敗退となった。
    (日本棋院HPより抜粋)

「高尾、井山、無念の投了」 「中国強し、決勝は周 VS 柁」
    (週刊碁、見出しより)

      ◇   ◇   ◇

世界戦は中韓のトップ争いですが、このところ中国勢に勢いがあるようです。
中韓に引き離された日本囲碁界に将来はあるのか・・・

世界戦不調の中でも国内棋戦は粛々と進行しています。
矛盾の中でも継続に新芽が出て来る可能性も・・・

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棋士の本棚(土井誠八段)/スローカーブを、もう一球

2013-12-18 21:01:23 | プロ棋士

1106157675◆書籍紹介
・書籍名:「スローカーブを、もう一球」
・発行所:角川書店
・著者:山際淳司
・発行年月:1985年2月
◆内容紹介
たったの一球が、一瞬が、人生を変えてしまうことはあるのだろうか。
競技だけに邁進し、限界を超えようとするアスリートたちを活写した、不朽のスポーツ・ノンフィクション。

   ◇  ◇

「週刊碁/棋士の本棚(12月9日号、第59回)」は土井誠・八段の「スローカーブを、もう一球(山際淳司・著)」でした。

本書は短編スポーツノンフィクションで八篇からなり、「スローカーブを、もう一球」はその一篇です。
舞台となるのは1980年の群馬県・高崎高校野球部。本校はいわゆる進学校、野球名門校のように野球環境は恵まれない中で、春の甲子園(センバツ)出場までの経過を描いています。
エースピッチャーの試合中の心理状態、野球に対する考え方など、野球名門校の有名選手とは違いローカルな無名選手の本音が綴られています。

土井八段のコメント
ともすれば暗いだけの話になりがちなのに、なぜ爽快感を覚えるのか?
僕が考えるに「やりたいことをやっている人間」を描いているからで「そこに向かって努力している人間の幸せ」を感じさせてくれるからでしょう・
・・

ノンフィクションはあまり読まない方ですが、私の身近にある高校での話で興味を持ちました。
マスコミで話題になるような強力なチームや選手ではなく、どこにでもあるような野球部にスポットを当てたのが新鮮ですね。

   ◇  ◇

「高崎高校」は県下の囲碁名門校でもあり、2010年の全国高校囲碁選手権団体戦では4位に入賞しています。
ただ最近は部員の減少で、団体戦のメンバーも揃わない心配があると聞いています。

県内高校囲碁部の不振は、その前提となる中学生囲碁界の低迷だと思います。
少年少女囲碁大会でも小学生は100名以上参加するのに、中学生はその1割にも満たないという状況です。
中学校では運動部の部活に比べ、文化部は肩身が狭いようですね・・・

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情熱大陸(TBS)/謝依旻

2013-12-16 20:28:46 | テレビ番組

情熱大陸(TBS):12/8(日)23:00~23:30
最強女流棋士・謝依旻。強すぎて、だけど泣き虫な天才棋士の孤独な戦いに密着!

先週日曜日(12/8)に放送された「情熱大陸」は囲碁棋士/謝依旻・二冠でした。
女流本因坊戦のタイトルを奪われた直後で、悔しさに沈むシーンもありましたね。
テレビなどの報道では絶頂期の活躍を伝えることは多いのですが、敗戦の場面に本来の姿があるような気がします。

台湾出身の謝さんですが、日本人棋士に比べ覚悟が一桁違うように映りましたね。
それでも私生活はダンス(ヒップホップ)に興じるなど、現代的なお嬢さんという印象でした。

   ◇   ◇

「情熱大陸」のテーマ曲はバイオリニスト/葉加瀬太郎さんの作曲・演奏です。
独特な風貌からは想像できない流麗なメロディー、番組の前奏曲にふさわしいですね。

番組に登場する人たちの「情熱」、真剣さが伝わってきますね。
さて、たそがれ世代の「情熱」ですが、少しずつ遠くなるような・・・

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肥薩線 嘉例川駅

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第61期王座戦第4局/井山裕太王座が防衛!

2013-12-14 21:31:11 | プロ棋戦

第61期王座戦第4局が12月2日に静岡県伊豆の国市で行われた。結果は黒番の井山王座が張栩九段に中押し勝ちをおさめてシリーズ成績3勝1敗で王座防衛を決めた。
井山は王座2連覇。棋聖・名人・本因坊・天元・碁聖とあわせて六冠を堅持した。張九段の2年ぶりの王座獲得は成らなかった。
    (日本棋院HPより抜粋)

「井山連覇」 「張栩、6冠の牙城崩せず」
    (週刊碁、見出しより)

      ◇   ◇   ◇

井山王座が機敏な立ち回りで勝利、6冠を堅持しました。
井山王座の持ち味は、劣勢な局面でも意表をつく発想で打開するパワーでしょうか。

敗れた張栩九段、中盤での踏み込み不足が問題のようでした。
井山王座の念力に押された感じですね。

      ◇   ◇   ◇

今回の対局地は静岡県伊豆の国市の「三養荘」。
伊豆で連想するのは「踊子(踊り子)」でしょうか。

川端康成の短編小説「伊豆の踊子」が有名で、何度も映画化されました。
記憶に残っているヒロインは吉永小百合(相手役:高橋英樹)、山口百恵(相手役:三浦友和)くらいですが、美空ひばりなどの作品もあったようです。
いずれも、清純派女優にとっての当たり役ですね。

東京から伊豆方面への列車に名づけられたが「踊り子(スーパービュー踊り子)」、旅心をかき立てるネーミングですね。
娘が小学校の頃、家族で出かけたのを思い出します。

昭和30年代の歌謡曲に「踊子」というのがありました。唄っているのは三浦洸一、実直な歌唱法が時代を感じさせます。

 ♪ さよならも言えず~ 泣いている~
   私の踊子よ~ ああ、船が出る~
   天城峠で 会うた日は~

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九州ツアーを終えて

2013-12-12 18:33:51 | 旅行記

12/6~12/10までの「九州、結婚式&ファミリーツアー」、無事に帰還しました。

姪(弟の次女)の結婚式は、熊本城が見えるホテルで行われました。
お相手の新郎は長男で、同居をめぐって難しい時期もあったと聞いています。
親との同居、以前は当然のようでしたが現代では少なくなり、「家・家族」の形態も変化しているんですね。

姪の姉(弟の長女)は5年ほど前に結婚し、ご主人と二人の娘で出席。式のサポートをしていました。
結婚当初は娘気分で大丈夫かなと思っていましたが、すっかり母親の顔になっていました。女は変わるんですね。

    ◇    ◇

ファミリー旅行は男4人と女5人で、男部屋と女部屋に分かれての宿泊です。
女性陣はよく食べ、よく温泉に入り、よく喋り、旅行を100%満喫しているようでした。
一方、男性陣の方は女性陣に比べると満喫度は半分くらいのような気がします。
年を重ねるに従い女性は元気になると言われますが、納得ですね。

70代が3人同行しましたが、体力的にきついところもあったように思います。
年下がフォローする形になりますが、いずれは自分も年下に面倒見てもらう立場になるかと思うと・・・

この5日間、非日常の生活の中でいろいろ見聞し、脳も少しは賑やかになったでしょうか・・・
血縁関係はムズな面もありますが、プラス志向の関係でありたいですね。
囲碁の格言に「兄弟喧嘩は身の破滅」というのがあります。心しておきましょう。

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  ↑ クマモン

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  ↑ 熊本・通潤橋

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  ↑ 鹿児島・開聞岳

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