天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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輝け!青春/全国高校囲碁選手権2012

2012-07-30 21:51:40 | アマ棋戦

第36回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会
(7/23~25、日本棋院にて)

◆大会成績
◎男子団体戦
 ・優勝:開成(東京)
 ・二位:城北(東京)
 ・三位:仙台第二(宮城)
◎女子団体戦
 ・優勝:渋谷教育学園幕張(千葉)
 ・二位:東筑(福岡)
 ・三位:四天王寺(大阪)
◎男子個人戦
 ・優勝:大表 拓都(富山南・富山)
 ・二位:癸生川 聡(栃木・栃木)
 ・三位:小林 大樹(栄光学園・神奈川)
◎女子個人戦
 ・優勝:榛沢 彩香(渋谷教育学園幕張・千葉)
 ・二位:塚田 花梨(白?大学足利・栃木)
 ・三位:二宮 歌穂(国学院大学久我山・東京)

◎群馬県勢の成績
 ・男子団体:<高崎高>2勝1敗で決勝T進出ならず
 ・女子団体:<高商大附高>1勝2敗で決勝T進出ならず
 ・男子個人:<小澤(高崎高)>1次リーグ突破、決勝T進出も入賞ならず
       <宮崎(前橋育英)>決勝T進出ならず
 ・女子個人:<青柳(館林女子)>決勝T進出ならず
      
 (以上、週刊碁より抜粋)

     ◇   ◇

団体戦は昨年と同様に都市部の高校が上位を占めています。人口に比例して囲碁の人口も多いということでしょうか。
個人戦では地方の選手も善戦しています。指導者と選手の連携がよいのでしょう。

群馬県勢は男子団体の高崎高、一昨年が4位、昨年は8位で期待されましたが、2勝1敗で決勝T進出はなりませんでした。
個人戦は小澤君(高崎高)が決勝T(ベスト16)に進出、1回戦で悔しい半目負けで入賞を逃しました。

群馬県だけでなく高校囲碁のレベルアップは、中学生の囲碁環境を向上することだと思います。
小学生である程度のレベルまで達しても、中学生でやめてしまうケースが多いのです。
中学生にとって囲碁はマイナーな存在ということでしょうか。中学校における囲碁の認知度アップが課題ですね。

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「玉村町こども囲碁教室」

2012-07-28 22:02:12 | 囲碁

今日から「玉村町こども囲碁教室」が始まりました。
参加申込者9名のうち欠席3名でしたので、6名からのスタートです。

10名以上の参加者を期待していたのですが、開始時期が夏休みというタイミングの問題もあったようです。
ただ同席の保護者が数名いましたので、こちらの方にも児童と同様、囲碁に親しんでもらえればと思っています。

数年後には県大会でも活躍する、有力選手を育てる意気込みですが・・・。
そのためには効率的な指導法、保護者の協力、地域の支援などを充実させていく必要がありますね。

まだスタートラインに立ったばかりですが、この教室が楽しく活気のある空間にできればと思っています。

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第37期碁聖戦第3局/井山が碁聖奪取!4冠達成!

2012-07-26 21:32:06 | プロ棋士

第37期碁聖戦五番勝負第3局が7月23日に新潟県長岡市で行われた。結果は黒番の井山が羽根碁聖に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績3勝0敗で碁聖位を奪取した。井山は初の碁聖就位。本因坊、天元、十段とあわせて4冠となった。羽根の2連覇は成らなかった。

第37期碁聖戦第2局/井山が2連勝!
第2局が7月13日は静岡市で行われ、白番の井山が中押し勝ちをおさめ、シリーズ2連勝とした。羽根が踏ん張るか、井山が一気に決めるか、第3局は7月23日に新潟県長岡市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇

井山が怒涛の3連勝で碁聖位を奪取。7月19日の本因坊に続き、わず5日間で二冠から四冠達成しました。
羽根碁聖の巻き返しを期待しましたが、井山の勢いに押え込まれました。

四冠は過去、故加藤正夫名誉王座、趙治勲二十五世本因坊、小林光一九段、張栩棋聖が達成していますが、達成年齢は井山が23歳2ヵ月と最も若く、プロ棋士になって11年目での達成も最速だそうです。
いずれ「井山時代」が到来すると思っていましたが、これほど速くとは・・・。

これで七大タイトルは井山四冠(本因坊・天元・碁聖・十段)、張栩(棋聖・王座)、山下(名人)が保持することになります。
今後、井山独走か、平成四天王(張栩、山下、羽根、高尾)巻き返しか、新鋭の台頭か・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地、第2局は静岡市「ホテル センチュリー静岡」。
静岡県のイメージは「平均的」というか、あまり個性が感じられません。そういう意味では日本的で住みやすい地域かも知れません。
ただ「東海沖地震」が・・・。

第3局は新潟県長岡市「長岡グランドホテル」。
日本で「グランドホテル」と名のつくホテルはたくさんあります。「ロイヤルホテル」も各地にありそうです。
ただ格式もいろいろあるようで、宿泊選びには迷いますね。

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玉村町・南小学校で囲碁を紹介/2012

2012-07-24 20:36:25 | 囲碁

昨日、今日(7/23、24)の2日間、玉村町・南小学校の「夏休み・チャレンジ教室」で囲碁を紹介してきました。
指導スタッフは「玉村町囲碁会」の会員5名と、「群馬少年少女囲碁協会」のM谷さんです。
参加者は1日目が15人、2日目が20名。今年で4回目となりますが昨年より微増です。

子どもの指導に当たって思うのは、大人と同じ調子で説明や解説をしてしまうことです。
もっとフレンドリーな気持ちで接し、子どもの関心を引き付けるような進行が必要だと思ってはいるのですが、なかなか・・・。

今週の土曜日から「玉村町こども囲碁教室」が始まります。
生徒を募集した結果、8名とイマイチです。ただ募集は継続し、1名でも多くの子どもに囲碁を普及できればと思っています。

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第67期本因坊戦第7局/井山が本因坊奪取!

2012-07-22 21:24:35 | プロ棋戦

第67期本因坊戦七番勝負第7局が7月18日、19日に静岡県伊豆市で行われた。結果は井山裕太天元が山下本因坊に白番7目半勝ちをおさめ、シリーズ成績4勝3敗でタイトル奪取となった。
井山は初の本因坊就位。天元、十段とあわせて3冠となった。道吾の本因坊3連覇は成らなかった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山奪取、パワーバトルで山下を粉砕」 「山下 攻めを予定変更」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

井山新本因坊、激闘の七番勝負を根性で奪取したシリーズでした。碁聖戦でもタイトルにあと一つと迫り、「井山新時代」の幕開けでしょうか。
三連覇を逃した山下名人。内容的には押し気味でしたが、勝負は井山新本因坊にに傾いたようです。
それにしても、まれにみる激戦でしたね。七番勝負にもつれ込み、囲碁ファンにとってこの上ない展開でした。

個人的には山下を応援していました。山下には「昭和のスタイル」が残っているからでしょうか。
井山の場合は「平成の碁」という感じで、背景に中韓の影響があるような気がします。
日本伝統の棋道は、マインド・スポーツに押し流されていくのでしょうか・・・?

    ◇   ◇

今回の対局地は静岡県伊豆市の吉奈温泉「東府や」。昨年も本シリーズの最終局が行われ、「名勝負の宿」になるかも・・・。

伊豆のご当地ソングで有名なのは、石川さゆりが唄う「天城越え」。
情熱的な歌詞と劇的なメロディー、艶っぽい歌声で大ヒット、カラオケでも人気の定番だそうです。

    「天城越え」

   ・・・ 途中略 ・・・
♪ 何があっても もういいの~
  くらくら燃える 火をくぐり~
  あなたと越えたい 天城越え~♪

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サマー囲碁カーニバル/2012

2012-07-20 21:58:30 | プロ棋士

「第29回サマー囲碁カーニバル in 志賀高原」から戻ってきました。
3泊4日(7/17~7/20)のBコース(後半)で、4回目の参加となります。
参加者は70人くらいでしょうか、ほとんどはシルバー世代でリピーターの方も多いようです。
場所は長野県・志賀高原の「志賀ハイランドホテル」、スキーのロッジ風の宿です。
主催は日本棋院・長野県本部で、中部総本部を中心に7名のプロ棋士とインストラクター1名が指導に当たっていました。
主な内容はクラス別(5クラス)のカップ争奪戦(4回戦)、プロ棋士の囲碁講座・指導碁・余興など多彩です。

     ◇   ◇

「カップ争奪戦(囲碁大会)」
このイベントのメインとなる囲碁大会で、過去、負け越しが続いているので1ランク落としての参戦です。
結果は○○○●の準優勝で面目を保ちました。次回は1ランク上げるか迷うところです。
決勝の4回戦は初日の夕食会で親しくなったZさん。形勢不明でコウを決行しましたが、裏目に出て惜敗でした。
賞状、楯、賞品などを頂きましたが最上位の無差別クラスはともかく、それ以下のクラスは賞品のみでもOKだと思いましたね。

「プロ棋士の囲碁講座・プロアマ対局解説」
普段、筋悪な自己流に陥りやすいのですが、本講座で少しは基本に立ち返る機会になったかと思います。
ただ聴いた時はナルホドと思うのですが、身につかないのが「ザル碁党」の悲しさで・・・。

「プロ棋士指導碁」
個別申込みの指導碁(柳沢理志三段、3面打ち)と、「10面打ちレッスン(井口豊秀七段)」にトライしました。
あまり効果は期待できないのですが、イベントの記念にという気持ちです。
ただ10面打ちは待ち時間が多く、どうも・・・という印象でしたね。
 
     ◇   ◇
 
本イベントも29回を数えるそうです。シルバー世代の囲碁ファンには心地よい居場所でしょうね。
運営スタッフのボランティア精神、プロ棋士のファン・サービスなどが支持される理由だと思います。

棋力アップ、囲碁交流、リフレッシュなど参加者の目的はそれぞれでしょうが、高原の清涼感と同様の思い出を残したことでしょう。

Hasuike1_2

蓮池(1) ↑

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蓮池(2)

Shimojima

下島七段、自戦解説 

Jyubyogo

中根八段vs下島七段、十秒碁

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小中学生と高校生との対抗戦/群馬

2012-07-17 07:30:11 | 囲碁

昨日は群馬県高校囲碁連盟と群馬少年少女囲碁協会の共催で、「小中学生と高校生との対抗戦」が高崎高校で行われました。
参加者は合わせて40名ほどが参加し、熱戦を繰り広げました。ここ数日は猛暑が続きまさに「熱戦」でしたね。

世代を超えた囲碁対局はいろいろありますが、「小中学生と高校生」という組合せはユニークな企画だと思います。
先輩、後輩という関係が薄らいでいる昨今、碁縁が広がればハッピーなことですね。

今回は対抗戦でしたが、今後は棋譜解説や棋力テストなど研修会的な企画も取り入れたらと思います。

Kokojrtaikosen

   ◇   ◇

今日はこれから「サマー囲碁カーニバル in 志賀高原」に参加です。
合宿気分で向かいますが、成果がイマイチで・・・。

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群馬県民囲碁大会2012

2012-07-16 21:12:14 | アマ棋戦

昨日は群馬県の「第12回県民囲碁大会」が行なわれ、私も運営スタッフとして大会の準備・進行をしてきました。参加者は160数名と例年並みの盛況でした。

今回から会場は日本棋院・県支部連合会の役員改選にともない、高崎市の中央公民館に移りました。
今までは対局会場が3~4室に分かれていましたが、新会場は広い講堂のような感じで、全員が一同に会する景色は壮観でしたね。
参加者は例年に比べ、小中学生・高校生・女性の割合が増え、雰囲気も変化しているようです。

支部連合会のメイン・イベントとなる本大会ですが、無事に終わりホッと一息という感じです。
ただ大会の運営に関しては、もう少し組織的な連携が必要かなという印象も残りました。

「玉村町囲碁会」からも2名が優勝を果たし、同会のメンバーも満足の様子でしたね。

     ◇  ◇  ◇

---- 以下、上毛新聞より抜粋 ----
●県民囲碁大会 児童から80代まで熱戦
 第12回県民囲碁大会が7月15日、高崎市中央公民館で開かれ、囲碁愛好家164人が参加した。レベルの最も高いAブロックでは、高崎市の黒崎孝則さん(73)が優勝した。
 小学生から80代までの幅広い年代が参加し、「棋力」に応じて参加者がA~Kまでの11ブロックに分かれて対局。スイス方式4回戦で各ブロックの優勝者を決めた。

◎ブロック優勝者
▽A 黒崎孝則(高崎)  ▽B 染谷勝実(高崎)
▽C 関上辰弥(渋川)  ▽D 前原克敏(前橋)
▽E 津久井善友(桐生) ▽F 早見謙一(高崎)
▽G 萩原敏雄(玉村)  ▽H 村木勇一(玉村)
▽I 剣持平三郎(前橋) ▽J 栗原千咲(伊勢崎)
▽K 高橋侑也(前橋)

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第67期本因坊戦第6局/道吾が勝ち最終局へ!

2012-07-14 22:39:56 | プロ棋戦

第67期本因坊戦七番勝負第6局が7月9日、10日に三重県鳥羽市の戸田家で行われた。 結果は黒番の道吾が井山天元に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を3勝3敗のタイとした。
道吾が防衛で3連覇を飾るか! 井山の本因坊奪取か! 注目の最終第7局は7月18日、19日に静岡県伊豆市「東府や」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「山下の意地、死に石横目に猛追」 「井山失速・・・決着は最終局へ」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

カド番の山下本因坊、波乱の激戦を制して最終局に持ち込みました。ハガネのような勝負根性が伝わるようでした。
一時は井山天元の優勢とも言われた本局、本因坊のフルスィングにひるんだのでしょうか。
熱闘続く本シリーズ、3-3のタイで運命の7局目が来週行われます。名勝負を期待しましょう。

BSの解説は倉橋正行・九段、聞き手は新垣未希さん。
内容的には平均点といったところでしょうか。もう少しドラマチックに伝えてほしいと思いますが・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は三重県鳥羽市の戸田家。来週7局目が静岡県伊豆市「東府や」。たまたま両館とも宿泊の機会がありました。

タイトル戦が行われた宿泊施設といっても、囲碁ファン以外は特に感じることはないでしょうね。
一方、碁キチ族の場合、目的地で宿泊先を決めるときの要因の一つになるでしょう。ただ料金がね・・・。

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二見浦・夫婦岩

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日本棋院・普及指導員

2012-07-12 21:18:08 | 囲碁

10日ほど前に申請していた、日本棋院の「普及指導員」証が送られてきました。
子ども囲碁教室の指導スタッフとして、自覚を持つつもりでの取得です。

初段以上の棋力で特に試験があるわけではないので、それほどの価値は・・・。
登録料はちょっと高めですが、寄付だと思えば腹も立ちません。

群馬県では昨年末時点で11名の普及指導員が登録されており、今回、同じ囲碁教室のMさん、Kさんも同時に申請したので、プラス3名となります。

群馬県内における普及活動のレベルは、まだまだの状況です。
いろいろ課題はあるでしょうが、ひとりでも多くの囲碁ファンを導ければと思っています。

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