天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

全国高校囲碁選手権/2019

2019-07-31 21:00:00 | アマ棋戦
◎団体戦(7月22日・23日)
男子決勝は開成(東京)が2-1で筑波大駒場(東京)を下し6度目の優勝。
女子決勝は洛南(京都)が3-0で磐田東(静岡)を下し2連覇。

◎個人戦(7月23日・24日)
男子決勝は鈴木智大さん(柏陽・神奈川)が五十嵐成也さん(新潟・新潟) を下し優勝。
女子決勝は加藤優希さん(名古屋大学附属・愛知)が岩井温子さん(洛北・京都)を下し優勝。
   (週刊碁より抜粋)
     ○ ● ○
上位の高校は有名な進学校が目立ちます。学力と棋力は同じ才能かも・・・。
強豪校の京都・洛南は部員が30人ほど、練習日は週3日と環境に恵まれています。大切なのは「強くなるより、囲碁を通して何を学ぶかが重要」とのこと、ナルホド・・・。
     ○ ● ○
◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校:予選通過ならず(●○○)
◆女子団体戦
 ・前橋女子高校:1次リーグ突破(○○○)、8位入賞
◆男子個人戦
 ・松永 有さん(前橋高):予選通過ならず(○●○)
 ・吉原大道さん(前橋高):予選通過ならず(○●●)
◆女子個人戦
 ・小鮒林音さん(前橋女高):1次リーグ突破(○○○)、ベスト16
 ・石井くるみさん(前橋女高):予選通過ならず(○○●)
 
群馬県の選手層は厚くはありません。都市部に比べて練習環境もイマイチですが、多くの全国大会レベルの選手が育ってほしいものです。
 
 
     ○ ● ○
コメント

第9回マスターズカップ/趙が4回目の優勝

2019-07-29 21:00:00 | プロ棋戦
趙治勲名誉名人と小松英樹九段の組合せとなった第9回フマキラー囲碁マスターズカップの決勝は、7月20日に日本棋院東京本院で開催。黒番の趙が149手まで中押し勝ちを収めて、4回目の優勝を飾った。
趙はこれで通算タイトル獲得数を75に伸ばし、歴代最多タイトル獲得記録を更新した。なお本棋戦は今回をもって終了することになった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「治勲優勝、百戦錬磨の勝負勘」 「小松は流れ掴めず・・・」
   (週刊碁見出しより)
     ○ ● ○
4度目の登頂を果たした治勲さん、シノギの真骨頂を見せてくれました。
敗れた小松九段、手厚い打ち回しも粉砕され・・・。

治勲さんは棋戦だけでなく、エッセイなどでも活動の輪を広げていますね。
「週刊碁」に連載の「お悩み天国」、月刊「NHK囲碁講座」の「どうでもいい碁の話」など。
治勲さんの文章でよく出てくるのが小林光一九段。永遠のライバルを褒めたり、そうでなかったり・・・。
 


前回優勝の依田九段は準決勝で小松九段と対戦の予定でしたが不戦敗、どうしたのでしょう?
本棋戦は今回で終了とのことですが、何とか再開してほしいですね。
     ○ ● ○
 
コメント

名和小学校/2019前期囲碁大会

2019-07-27 21:00:00 | こども囲碁
先日(7/25)、「伊勢崎市立名和小学校/囲碁クラブ」の2019年/前期囲碁大会が行われました。
蒸し暑い中、9路盤、13路盤、19路盤の3クラスに分け、30名以上が熱戦を繰り広げました。

私は13路盤クラスの担当で11名が9回戦を対局、優勝は5年生の女子でした。
やはり上級生の方がミスが少ないようです。

名和小は明日行われる「小・中学校囲碁団体戦・全国大会」に、群馬県4番目の代表校として参加します。
実力的には苦しい対戦になると思いますが、いい経験と思い出を残してほしいと思います。
 


     ○ ● ○

コメント

子どもの習い事、1番人気は水泳

2019-07-25 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
◆子どもの習い事トップ10(複数回答、バンダイ調べ)
 ① 水 泳 41.0%
 ② 学習塾 27.0
 ③ ピアノ 24.9
 ④ 英会話 22.0
 ⑤ 習 字 13.9
 ⑥ 体操・新体操 10.3
 ⑦ サッカー 9.6
 ⑧ そろばん 7.4
 ⑨ ダンス  5.4
 ⑩ テニス 2.6
調査は大手玩具メーカーのバンダイ(東京)が5月、習い事をしている3歳~小学6年の子ども700人と、親が一緒にインターネットで回答する形で実施した。
   (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

4位の英会話は小学校で教科になる影響でしょうか。
意外なのは習字(5位)、そろばん(8位)、昔から「読み、書き、そろばん」と言われていましたが、ナルホド・・・。
 
「こども囲碁教室」のスタッフとしては、習い事の動向は気になるところですが「囲碁」はマイナー・・・?
韓国では囲碁教室に人気があり、囲碁の教育的効果に期待するようです。
日本もそんな空気が満ちてくればいいのですが・・・。
 

     ○ ● ○

コメント

第4回扇興杯決勝/藤沢が優勝!

2019-07-23 21:00:00 | プロ棋戦

第4回扇興杯女流最強戦の決勝が7月14日に滋賀県東近江市で行われた。
結果は、藤沢里菜女流本因坊が謝依旻六段に281手までで黒番1目半勝ちをおさめ、優勝を決めた。
藤沢は第2回以来2度目の扇興杯獲得となった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「藤沢優勝、謝倒し女流4冠に」 「謝、まさかの攻め取りに・・・」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

女流4冠になった里菜さん、終盤の大妙手で逆転勝利でした。
敗れた謝さん、里菜さんの勝負強さに屈した・・・。

里菜さんはこの優勝で女流5棋戦のうち4冠を達成、里菜さんの一強時代になるのか・・・。
数年前は謝さんの一強時代でしたが、若手の勢いに苦戦ですね。

     ○ ● ○

今回の対局地は滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」。

滋賀県は「海なし県」ですが、琵琶湖で湖水浴を楽しむ人は多いようです。
塩分がなく、波も穏やかということで人気があるとのこと。
ただ、若い人は少なく、ドキドキ感はイマイチか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-07-23):第3回扇興杯決勝/万波が牛を下し初タイトル!

コメント

第44期碁聖戦第2局/羽根が連勝

2019-07-21 21:00:00 | プロ棋戦

第44期碁聖戦五番勝負第2局が、7月19日に日本棋院東京本院で開催。 白番の羽根が216手まで中押し勝ちを収めた。 第3局は7月27日に石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「羽根充実、持ち味発揮で連勝」 「許のパワー不発に・・・」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

2連勝でダイトル奪取に王手をかけた羽根九段、冷静な打ち回しが光りました。
カド番に追い込まれた許碁聖、攻め急ぎだったかも・・・。

平成四天王の羽根さんも42歳、ベテランと呼ばれる年齢になりましたね。
温厚篤実な人柄は棋士の中でもトップクラスでしょう。
娘さんの羽根彩夏さん(17)が今年入段、父娘対決は実現するか・・?

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-07-21):将棋界は群雄割拠/8タイトル8棋士分け合う

コメント

群馬・県民囲碁大会2019

2019-07-19 12:00:00 | 囲碁群馬

県民囲碁大会・Aブロック/鈴木さん(前橋)連覇
第19回県民囲碁大会が7月15日、高崎市の市民活動センター・ソシアスで開かれた。
小学生から80代までの197人が出場。最もレベルの高いAブロックは鈴木啓斗さん(前橋市)が2連覇を果たした。
棋力に応じ、A~Mの13ブロックに分かれて対戦。愛好者の親睦を深めるとともに、技術向上を図ろうと毎年実施している。

◎各ブロック優勝者
 ▽A 鈴木啓斗 ▽B 川崎弘
 ▽C 原 浩銘 ▽D 小倉節生
 ▽E 前田弘司 ▽F 百瀬紀雄
 ▽G 山宮明久 ▽H 坂上義一
 ▽I 羽鳥和夫 ▽J 都丸勝之
 ▽K 藍沢遥花 ▽L 中島美咲
 ▽M 堀越則皓
      (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

今大会の出場者は197人、昨年が190人でしたので横ばいの状況でした。
年齢層では30代~50代が少ないようで、囲碁人口の構成に比例しているようです。

小中学生の参加は2割ほど、K~Mのジュニア・ブロックで級位の昇級目指して奮闘していました。

運営面ではスタッフの高齢化で力仕事は大変でしたが、平均点並みの評価だったと思います。
若手の運営スタッフの増強が望まれますがムズなところで・・・。


対局風景(一般の部)


対局風景(ジュニアの部)


Aブロック決勝戦


     ○ ● ○

1年前の記事(2018-07-19):群馬・県民囲碁大会2018

コメント

玉村こども囲碁教室/新規加入(2019年/8期生)は10名

2019-07-16 21:00:00 | こども囲碁

「玉村町こども囲碁教室」では2019年度の新規生徒を募集をした結果、10名の生徒が新たに学ぶことになりました。
学校区の内訳は、南小学校地区(4名)、玉村小地区(3名)、上陽小地区(2名)、中央小地区(1名)。
学年別では小学4年(1名)、小3(1名)、小1(6名)、年長(2名)。低学年が多いのですが、学年が上がるにつれて習い事が増えるからでしょうか。

第1回の開講日(7/13)には10名が揃い、多くの保護者も入門講座に参加していました。
親子で囲碁を楽しめる風景が多くなってほしいものです。

昨年入った10名は挫折することなく全員続けており、教室としては良好かと思っています。
ただ、もう少し棋力の伸びる速度が上がればいいのですが・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-07-16):プロ棋士勝ち星ランキング(2018年前半)

コメント

仲邑菫初段が最年少勝利記録を更新!

2019-07-14 21:00:00 | プロ棋戦

第23期ドコモ杯女流棋聖戦の予選B、田中智恵子四段-仲邑菫初段戦が7月8日(月)に日本棋院関西総本部で行われた。
結果は仲邑初段が白番中押し勝ちをおさめ、プロ初勝利を飾った。 仲邑初段は10歳4カ月での勝利となり最年少勝利記録を更新した。これまでの記録は藤沢里菜女流本因坊の11歳8ヶ月だった。
    (日本棋院HPより抜粋)

「菫初勝利、10歳4カ月の最年少記録」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

初勝利を挙げた仲邑初段、中盤では黒地を稼がれ苦しい形勢でしたが、田中四段の失着をとらえての勝利でした。
デビュー戦から2カ月半、公式戦第2戦での初勝利はテレビ・新聞のニュースにもなっていました。 多くの囲碁ファンも明るいニュースにホッとしたことでしょう。

敗れた関西のベテラン田中千恵子四段(67)、注目の一戦に心境は複雑か・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-07-14):少年少女県代表選手・強化練習会2018

コメント

少年少女県代表選手・強化練習会2019

2019-07-12 21:00:00 | こども囲碁

先日(7/7)、「少年少女県代表選手・強化練習会」が行われました。
この練習会は夏休みに行われる全国大会などに向けて、棋力アップを図る目的で行われてきました。

◎強化練習会対象者
 ・少年少女囲碁全国大会出場者
 ・小中学校囲碁団体戦全国大会出場者
 ・首都圏カップ代表選手候補者

講師は伊勢崎市出身の三谷哲也七段で、指導碁や大盤解説を担当して頂きました。
三谷七段の講評「AIが流行していますが、自分流の得意の形を身に付けた方がよい」とのコメントにナルホド・・・。

参加者の棋力をみると昨年よりレベルダウンは否めません。
囲碁人口の底辺拡大ではそれなりに成果を挙げてきたものの、全国大会レベルの育成面ではドーモ・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-07-12):玉村こども囲碁教室/新規加入(7期生)は10名

コメント