天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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少年少女囲碁大会(群馬県)/2015

2015-04-29 20:20:58 | 囲碁群馬

今日は「少年少女囲碁群馬県大会(個人戦)&認定大会」が行われました。
参加者は140名ほど、昨年よりやや減少しています。
全国大会選抜戦は中学生の部が4人、小学生の部が7人。中学生の減少は有力選手の高校進学が影響でしょう。

全国大会への代表決定戦は中学生が藤本くん(1位)と小鮒さん(2位)。藤本くんは院生卒、小鮒さんも実力者で順当な結果でした。

小学生代表は市村くん(1位)と山崎くん(2位)。市村くんは昨年に続いての代表、山崎くんは決勝トーナメントで奮起しての代表です。

段級位認定戦(ハンディ戦)では、教室によって級位の基準が異なり成績に片寄りが見られました。
大人の大会でも同様のケースがありますが、ムズなところで・・・



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1年前の記事(2014/04/29):囲碁書籍「初段になれる詰碁」

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第53期十段戦第5局/伊田が奪取!十段獲得

2015-04-27 20:00:00 | プロ棋戦

第53期十段戦五番勝負第5局が4月22日、東京都千代田区「日本棋院」で行われた。結果は伊田篤史八段が高尾紳路十段に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を3勝2敗とし十段位を奪取した。
伊田は初の七大タイトル獲得で、入段から7大タイトル獲得までの最短期間記録となった。(入段から6年0ヵ月で獲得。これまでの記録は柳時熏六段(当時)の天元獲得6年8ヵ月)。
   (日本棋院HPより抜粋)

「伊田新十段、必死の局面打開策」 「高尾1冠へ後退、コウ仕掛けの機を逸し・・・」
   (週刊碁より)

    ◇   ◇

第5局は「終始微細、揺れ動く勝敗の天秤」とありました。
新十段の伊田さん、中盤まで苦しいムードでしたが、相手に決め手を与えず頑張り切りました。
十段位を失った高尾さん、内容的には押し気味でしたがあと一歩の決断が・・・

伊田新十段の誕生で7大タイトルホルダーの年齢は若返りが進んでいます。

 ・井山・四冠(棋聖・名人・本因坊・碁聖):25歳
 ・村川・王座:24歳
 ・高尾・天元:38歳
 ・伊田・十段:21歳

この傾向の要因としては低学年からの英才教育、中韓の影響などが考えられますがどうでしょう。
たそがれ世代としては、ベテラン、中堅の奮起を期待したいところですが、ドーモ・・・

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1年前の記事(2014/04/27):少年少女囲碁大会(群馬県)/2014

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囲碁のまち/月刊・囲碁未来より

2015-04-25 20:00:00 | 囲碁

一昨日(5/23)の記事に続き、月刊・「囲碁未来」より・・・
5月号「囲碁雑学」というコーナー、テーマは「囲碁のまち」。

---- 以下、本文より抜粋

「囲碁で、ふるさとを活性化させたい」。そんな熱い想いを持って、町ぐるみで「囲碁普及」に力を入れている地域が日本全国には数多くあります。

 ・広島県尾道市因島:本因坊秀策囲碁まつり
 ・宮崎県日向市:日向はまぐり囲碁まつり
 ・三重県伊勢市:おかげ杯
 ・埼玉県川越市:川越囲碁まつり
 ・神奈川県平塚市:湘南ひらつか囲碁まつり
 ・長野県大町市:アルプス囲碁村まつり

囲碁人口の減少が憂えるなかで、「囲碁で人を呼ぶ」のには努力が必要です。「観光」「名産」「棋士」「町並み」。様々な特徴を活かして、また新たな(ユニーク)な「囲碁のまち」が誕生することを期待しましょう。

   ◇   ◇

ナルホド!、結構ご当地の囲碁イベントがあるものですね。
旅行などで因島、伊勢、川越、大町には訪れたことはありますが、囲碁イベントに参加していません。
群馬県からだとチト遠い・・・

月刊・囲碁未来には「ご当地囲碁イベント案内板」というコーナーがあり、5月号は「アルプス囲碁村まつり」。
大町市は「囲碁推進協議会」を発足させ、普及活動やイベントを進めているようです。十段戦の開催でも有名ですね。

この大会のクラス別ネーミングがgoo・・・

 ・アルプス名人戦(無差別)
 ・槍ヶ岳(五段) →  3,180m
 ・穂高岳(四段) →  3,190m
 ・白馬岳(三段) →  2,932m
 ・鹿島槍ヶ岳(二段)→ 2,889m
 ・五竜岳(初段) →  2,814m
 ・針ノ木岳(級位者)→ 2,821m
   ※→の数値は標高

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1年前の記事(2014/04/25):囲碁川柳/NHK囲碁フォーカスより

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囲碁未来教室/伊勢崎こども囲碁アカデミー

2015-04-23 20:00:00 | 伊勢崎こども囲碁アカデミー

月刊「囲碁未来」に連載の「なごやかレッスン」、このコーナーは各地の「囲碁未来教室」にプロ棋士が訪問して、教室の特長やプロの指導碁を紹介しています。

5月号は「伊勢崎こども囲碁アカデミー」が取り上げられました。講師は伊勢崎市出身の三谷哲也七段。

---- 以下、本文より抜粋

今月は群馬県の「伊勢崎こども囲碁アカデミー」をご紹介します。
伊勢崎市は大変な囲碁振興都市。主には伊勢崎支部の囲碁愛好家の方々が、ボランティアで市内にある7つの小学校に、毎週教えに行っているそうです。
多い学校では7、80人の児童が碁を楽しんでいるとのこと。裾野の拡大にはまさに理想的な環境にあると言えます。
毎年夏に開催される小・中学校囲碁団体戦全国大会でも伊勢崎勢は毎年のように上位に名を連ねます。

「伊勢崎こども囲碁アカデミー」には、上は六段から下は人門者まで幅広い棋力層の生徒が約40人います。
本木克弥三段、木部夏生初段、新井満涌初段(関西棋院所属)も本教室出身とのこと。レベルの高さが伺えます。

   ◇   ◇

本教室は棋力上位順にA~Dの4クラスに分かれて学んでおり、私はCクラス担当で、10級~20級程度の生徒を教えています。

毎年4月は教室を卒業していく人、新たに入会する人と入れ替わりが多い季節。卒業していく生徒の多くは中学に進学した生徒で、部活などで多忙が理由のようです。
中学生の囲碁環境の整備が必要だと思いますが、なかなか・・・

私が担当のCクラスで、頑張っている生徒は3~4ヶ月でBクラスに移っていきます。
できることなら各生徒を初級から上級・有段までずっと面倒みれればと思うのですが、その点はチョット残念・・・

講師の三谷プロは新婚、棋戦の成績も順調のようです。
先日の碁聖戦準々決勝(対河野臨九段戦)では、4コウ、無勝負打ち直しというハプニングがありました。
優勢の碁を無勝負に持ち込まれた三谷プロとしては嫌な気分だったでしょうね。
打ち直しの結果は河野九段が華麗なサバキで勝利、三谷プロ残念・・・



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1年前の記事(2014/04/23):TVドラマ/続・最後から二番目の恋

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NHK朝ドラ/「まれ」

2015-04-21 20:00:00 | テレビ番組

4月から始まったNHKの朝ドラ「まれ」、前作の「マッサン」同様に高視聴率キープしています。
舞台は石川県・能登、北陸新幹線の開業もあり、いいタイミングですね。

ドラマは2年前に大ブレークした「あまちゃん」と雰囲気が似ている感じ。
深刻な場面もコメディータッチで、明るい展開が・・・「いいね」。

主人公「まれ」は夢と挫折を繰り返す父を反面教師に、実直な公務員を目指します。
ただこれでだけでは朝ドラにはならないので、これから急展開が予想されますが・・・

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ヒロイン「まれ」の氏名は津村希(土屋太鳳)、「希」を「まれ」と読むのはめずらしいですね。
女子サッカー選手に「澤穂希(さわ ほまれ)」さんがいました。
あと明治の陸軍大将「乃木希典(のぎ まれすけ」。乃木坂46とは無関係・・・

 

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1年前の記事(2014/04/21):第52期十段戦第5局/高尾紳路が十段奪取!

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第53期十段戦第4局/高尾が勝利!勝負は最終局へ

2015-04-19 20:00:00 | プロ棋戦

第53期十段戦挑戦手合五番勝負第4局が4月15日、東京都千代田区「日本棋院」で行われた。結果は高尾紳路十段が伊田篤史八段に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻した。第5局は4月22日(水)に東京都千代田区「日本棋院」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「高尾五分に、伊田の隙を逃がさず」 「伊田、不本意な一局」
   (週刊碁より)

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序盤で主導権を握った高尾さん。「重厚高尾の完勝譜」とあり、先輩の意地を見せた一局でした。
わずかなミスが致命傷となった伊田さん。必死の挽回策も力尽きたか・・・

これで五番勝負は2-2のタイで最終局へ。
円熟の高尾さんか、若さの伊田さんか、まったく予想がつきませんね。

この十段戦はフルセットに持ち込まれましたが、昨年末からの4棋戦はいずれもフルセットになっています。

 ・王座戦五番勝負:3-2で村川王座奪取
 ・天元戦五番勝負:3-2で高尾天元奪取
 ・棋聖戦七番勝負:4-3で井山棋聖防衛
 ・十段戦五番勝負:2-2で最終局は?

囲碁ファンとしては最終局まで楽しめて歓迎ですが、対局者は大変でしょうね。

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1年前の記事(2014/04/19):第69期本因坊戦/伊田が初挑戦!

 

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子どもから元気をもらう

2015-04-17 20:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

「子ども囲碁教室」で教えるようになって6年ほど、小学生と向き合う機会が結構あります。
世の中、いろいろな場面で「子どもから元気をもらう」というフレーズをよく聞きます。

私の場合、囲碁という世界を共有したいのが第一で、子どもとの関わりにはそれほど・・・
それでも生徒が囲碁大会などでいい成績を残したときは、素直に嬉しいですね。

「元気をもらう」という感覚は、人それぞれに異なるでしょう。
個人的には、大人と違った「子どもの世界」を共感、追想する・・・

ただ「元気を吸い取られる」ケースもあります。
子どもの自己主張に右往左往も・・・

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1年前の記事(2014-04-17):囲碁書籍/『碁』でグングン育つ!子どもの脳と心

 

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週刊碁1900号、登場回数ランキング

2015-04-15 20:00:00 | 囲碁

「週刊碁」は先週、1900号に達したそうです。
創刊は1977年(昭和52年)年ですので、38年にもなるんですね。

創刊当初は販売店も限られており、駅の売店に買いにいったこともあります。
今は朝日新聞の販売店より毎週日曜日に宅配で届けてもらっています。

1900号ではトップ記事に登場した棋士のランキングが載っていました。

「トップ記事を飾った主役たち」

 〈1号~1000号〉
①趙 治勲 312回 ②小林光一 302回 ③加藤正夫 245回
④大竹英雄 206回 ⑤林 海峰 192回 ⑥武宮正樹 169回
⑦藤沢秀行 100回 ⑧依田紀基  71回 ⑨小林  覚  66回
⑨山城  宏  66回

〈1001号~1500号〉
①山下敬吾 129回 ②趙 治勲 126回 ③依田紀基 123回
④張   栩 113回 ⑤王 立誠 100回 ⑥小林光一  93回
⑦羽根直樹  72回 ⑧王 銘エン  47回 ⑨高尾紳路  45回
⑩加藤正夫  43回

〈1501号~1900号〉
①井山裕太 191回 ②張  栩 153回 ③山下敬吾 143回
④高尾紳路  92回 ⑤謝  依旻  69回 ⑥羽根直樹  64回
⑦河野  臨  55回 ⑧趙  治勲  46回 ⑨結城 聡  33回
⑩依田紀基  27回

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〈1号~1000号〉を見ると木谷門下全盛で6名(趙治勲、小林光一、加藤正夫、大竹英雄、武宮正樹、小林覚)、一大勢力を築いた木谷師の偉大さに頭が下がります。

〈1001号~1500号〉平成四天王(山下、張、羽根、高尾)が台頭してきますが、木谷一門、依田、王立誠なども頑張っています。

〈1501号~1900号〉井山+平成四天王が席巻した状況でしょうか、女流の謝さんの奮闘も目立ちます。

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1年前の記事(2014-04-15):2014年/囲碁団体の総会について

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第53期十段戦第3局/伊田が連勝!

2015-04-13 20:00:00 | プロ棋戦

第53期十段戦五番勝負第3局が4月9日、長野県大町市で行われた。結果は伊田篤史八段が高尾紳路十段に黒番2目半勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝1敗、タイトル奪取まであと1勝とした。第4局は4月15日(水)に東京都千代田区「日本棋院」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「伊田連勝、力比べで高尾を降す」 「高尾、勝負の手綱つかめず」
   (週刊碁より)

    ◇   ◇

2連勝の伊田さん、好調ですね。週刊碁に「意表をつく伊田の新発想」とありましたが、力だけでなく柔軟性も備えているようです。
カド番に追い込まれた高尾さん、伊田さんのペースに乱されたかも・・・

伊田さんの所属する中部総本部は、勝ち星ランキング・ベスト10に4人(伊田、彦坂、志田、鶴田)が名を連ねており、棋士の人数比からすると大活躍ですね。
中部の3田(伊田、志田、鶴田)から目が離せません。

★勝ち星ランキング(4月10日現在)
 ①孫  三段:16勝2敗
 ②伊田篤史八段:13勝8敗
 ③一力 遼七段:12勝2敗
 〃山下敬吾九段:12勝5敗
 ⑤許 家元三段:11勝2敗
 〃黄 翊祖八段:11勝5敗
 ⑦彦坂直人九段:10勝1敗
 〃志田達哉七段:10勝2敗
 〃三村智保九段:10勝3敗
 〃鶴田和志三段:10勝3敗

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今回の対局地は長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」。
同市での十段戦は今回で22年連続開催とのこと、自治体、関係者の熱意に頭が下がります。

20代のころ、大町から北アルプス「裏銀座縦走コース」を踏破したことがあります。
烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・双六岳・槍ヶ岳の峰々縦走でした。

歌手・野口五郎は岐阜県出身ですが、野口五郎岳からとったそうです。

   「私鉄沿線」

 ・作詞:山上路夫 ・作曲:佐藤寛
 ・唄 :野口五郎

♪ 改札口で君のこと~ いつも待ったものでした~
  電車の中から降りて来る~ 君を探すのが好きでした~

 

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1年前の記事(2014-04-13)/第52期十段戦第3局/結城十段が2勝目!

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囲碁書籍「眠る前の小さな詰碁①②」

2015-04-11 20:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「眠る前の小さな詰碁①②」
 ・発行所:日本棋院
 ・著者:平本弥星
 ・発行年月:2015年04月
◆内容紹介
 「頭の中に碁盤をこしらえ、手順を進める能力を開発、養成することが上達の第一歩です。私はその能力を心眼と呼んでいます」と著者。

    ◇  ◇

「眠る前の小さな詰碁」は「月刊碁ワールド」の付録に何回か掲載されていました。
試しに「頭の中に碁盤をこしらえる」手法にチャレンジしたのですが・・・、続きませんでしたね。

今回、単行本が発売され、そのキーワード「心眼」がドーモ気になり購入しました。
とりあえず何問か「頭の中に碁盤をこしらえる」訓練を始めたところですが、問題は「継続」・・・

本書の効用に「眠る前、頭に問題を入れて目を閉じれば睡眠薬要らず」とありましたが、実際、睡眠前に問題を眺めていたところ、眠れなくなって・・・

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1年前の記事(2014-04-11)/囲碁格言「サバキはツケから」

 

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