天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

形勢判断してますか?

2019-03-30 21:00:00 | 囲碁

「週刊碁」に「目算ナビゲーター ~楽に碁を打つ方法を教えます~」という連載があります。講師は白石勇一七段。
昨年9月から25回を数えますが、ドーモ読む気持ちが起きません。

「目算という言葉に拒否反応が・・・」という囲碁ファンも多いと思います。
数えるのが面倒なのと、目算しても一手打つ度に数値が変わって・・・。

それでも強くなるには形勢判断(目算)は必須ですね。
有利な状況なら堅実に、不利ならリスク覚悟で踏み込む、これが「勝利の方程式」でしょう。
勝つためには形勢判断の精度を上げる、分かっちゃいるけど・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-30):ワールド碁チャンピオンシップ/朴廷桓九段(韓国)が2連覇

コメント

囲碁川柳・年間大賞2018/NHK囲碁フォーカス

2019-03-28 21:00:00 | 囲碁

先日(3/24)放送された「NHK・Eテレ/囲碁フォーカス」の「囲碁川柳・なぞかけ&創作四字熟語コーナー」では、2018年度の総合年間大賞が発表されました。

2018年度 総合年間大賞
<川柳>
 「囲碁という 趣味を帆にして 春の海」

2018年度 年間大賞
<川柳部門>
 「双方で 急所をはずす バランス碁」

<なぞかけ部門>
 「負けた碁の言い訳」とかけて「北の漁場」ととく、
   その心は「タラ(鱈)が多いでしょう」

<創作四字熟語部門>
 「碁悦童笑」
  意味:囲碁を楽しんでいるとき幼児のような笑顔になっている様

     ○ ● ○

どの作品も作者の囲碁への深い愛情が感じられますね。
囲碁の楽しみ方は人それぞれ、対局だけでなく何でも関心を持ち豊かな「囲碁ライフ」にしたいものです。

「囲碁フォーカス」も4月から衣替え。このコーナーの選者、落語家・春風亭華柳さんも卒業とのこと、5年間お疲れさまでした。

「囲碁講座」の講師:マイケルレドモンド、司会:ダイアナ・ガーネットも卒業。ダイアナさんは2年で3級の免状を頂き、涙の卒業風景でした。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-28):第65回NHK杯・決勝/井山が優勝!2連覇達成

コメント

ワールド碁チャンピオンシップ2019/朴廷桓九段が優勝

2019-03-26 21:00:00 | プロ棋戦

3月20日、日本棋院東京本院では、『ワールド碁チャンピオンシップ2019』決勝戦が行わた。 結果は朴廷桓九段が柯潔九段を黒1目半で下し、優勝を飾った。これで朴九段は3連覇を達成した。

3月19日、日本棋院東京本院では、『ワールド碁チャンピオンシップ2019』準決勝が行われた。 結果は以下の通り。左側が勝者。△印が先番。
 △柯  潔九段 中押し  井山裕太九段
  朴 廷桓九段 中押し △申 眞ソ九段

3月18日、日本棋院東京本院では、『ワールド碁チャンピオンシップ2019』1回戦が行われた。   結果は以下の通り。左側が勝者。△印が先番。

  △井山裕太九段(日本) 中押し  江 維傑九段(中国)
   申 眞ソ九段(韓国) 中押し △張  栩九段(日本)
  △朴 廷桓九段(韓国) 中押し  廖 元赫九段(中国)
   柯  潔九段(中国) 中押し △劉 昌赫九段(韓国)
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山激闘、好局も柯潔倒せず」 「朴廷桓、3連覇達成」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

決勝は世界のツートップ、朴廷桓九段と柯潔九段。終盤、朴九段が追い抜き3連覇達成でした。

井山九段は1回戦を突破したものの、準決勝で柯潔九段に敗退。主導権を握りながら結果を残せず無念・・・。

日本開催の世界戦「ワールド碁チャンピオンシップ(WGC)」は3回目。日本棋院支部にも立派なポスターが配布されました。 スポーツ界のように囲碁世界戦が広く認知されてほしいですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-26):第56期十段戦第2局/井山が連勝!

コメント

第31期女流名人戦第3局/藤沢が3連覇達成!

2019-03-24 21:00:00 | プロ棋戦

第31期女流名人戦三番勝負第3局が3月22日(金)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われた。結果は、藤沢里菜女流名人が謝依旻六段に白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績2勝1敗で女流名人防衛、3連覇を決めた。
   (日本棋院HPより抜粋)

「藤沢守った、正確な仕上げ」 「謝、勝負手放つも・・・」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

女流名人三連覇の里菜さん、若さに似合わず冷静さが身についてきました。
敗れた謝さん、勝負を急ぎ過ぎの気配も・・・。

里菜さんは女流5棋戦で三冠を維持、女流トップの座はいつまで続く・・・。
これまで女流タイトル最多の謝さんですが、里菜さんには相性が悪いのか苦戦ですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-24):囲碁書籍「有段をめざすヨセの手筋」

コメント

第61回女流アマ選手権/吉田美穂さん優勝

2019-03-22 21:00:00 | アマ棋戦

女流アマの日本一を決める第61回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が3月9日、10日に日本棋院東京本院で行われ、「神奈川」予選から勝ち上がった吉田美穂さんが優勝に輝いた。

 ・優 勝:吉田 美穂(神奈川)
 ・準優勝:藤原 彰子(シード)
 ・第三位:松本 実優(東京・千葉)
 ・第四位:久代 迎春(シード)
   (日本棋院HPより抜粋)

「激闘の決勝制し 吉田さん10年ぶりV」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

優勝の吉田さんは10年ぶりの優勝とのこと、若いときに蓄えた棋力は衰えないということでしょうか。
ベスト8は、40代3人、30代1人、20代3人、10代1人の構成。意外と高め・・・。

群馬県代表の小鮒林音さん、佐藤真琴さんは、いずれも予選1勝2敗で枠抜けできませんでした。次回に期待・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-22):第60回女流アマ選手権/久代迎春さん初優勝

コメント

第31期女流名人戦第2局/藤沢が勝ち1勝1敗に

2019-03-20 21:00:00 | プロ棋戦

藤沢里菜女流名人に謝依旻六段が挑戦する第31期女流名人戦三番勝負第2局が3月14日(木)に
京都府京都市の「平安女学院大学・有栖館」で行われた。結果は、藤沢が黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイとした。第3局は22日(金)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われる。

第31期女流名人戦第1局/謝が先勝
第31期女流名人戦三番勝負第1局が、3月6日、大阪府東大阪市『大阪商業大学』で開催された。結果は、謝依旻六段が藤沢里菜女流名人に黒番中押し勝ちを収め、好スタートを切った。
   (日本棋院HPより抜粋)

第2局「藤沢同点、ミスのがさず逆転」 「謝は秒読みで失速」
第1局「謝、逆転で好発進」 「藤沢、判断にミス」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

1勝1敗のタイに戻した藤沢女流名人、苦しい中での逆転勝利でした。
敗れた謝さん、気迫の攻撃も時間に追われて・・・。
後輩の里菜さんに女王の座を追われた謝さん、本局前まで9連勝と好調でしたが2局目は残念。最終局の行方はいかに?

     ○ ● ○

今回の対局地は1局目は大阪府東大阪市の「大阪商業大学」、第2局が「平安女学院大学」、恒例となっていますね。
大学で開催されるのは珍しいですが、学生は囲碁にどの程度興味を持っているのでしょう・・・?

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-20):プロ棋士ペア碁選手権2018/加藤・井山ペアが優勝

コメント

第43期棋聖戦第7局/井山が防衛!7連覇達成!

2019-03-18 21:00:00 | プロ棋戦

第43期棋聖戦番勝負第7局が3月14、15日(木、金)に新潟県南魚沼市の「温泉御宿 龍言」で行われた。結果は、井山裕太棋聖が山下敬吾九段に白番6目半勝ちをおさめシリーズ対戦成績4勝3敗で棋聖防衛を決めた。井山はこれで棋聖7連覇となった。山下の10期ぶりの棋聖獲得はならなかった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山7連覇、死闘のすえ山下降す」 「山下動揺、激しい乱れ・・・」
   (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

大乱戦の最終局を制した井山棋聖、持ち前の勝負勘で勝機を掴みました。
敗れた山下九段、必要以上の悲観が悪い流れに・・・。

井山さんは名人戦、王座戦、天元戦、棋聖戦といずれもフルセットでの決着、土俵際での勝負強さを感じさせました。
山下さんは天元戦、棋聖戦と最終局で井山さんに敗退、ただその差は縮まったように思います。

     ○ ● ○

今回の対局地は新潟県南魚沼市の六日町温泉「温泉御宿 龍言」。

首都圏~新潟への関越自動車道の全線開通は1985年(昭和60年)、それまでは国道17号線で三国峠を越えて新潟方面に向かうルートでした。
群馬県から海水浴というと新潟か茨城でしたが、新潟方面が多かったようです。関越道開通前に新潟の海水浴場へ行きましたが、日帰りは結構大変でしたね。
六日町周辺も通ったと思いますが気分は越後の海、記憶に残っていない・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-18):囲碁書籍/基礎力アップ問題集-目指すは即答-

コメント

囲碁認定100問/碁ワールド2019

2019-03-16 21:00:00 | 囲碁

「月刊・碁ワールド4月号」に「平成最後の腕試し2019・認定100問」の全応募者得点一覧が載っていました。
全国からの応募者が3,954名+級位446名で年々減少傾向にあります。残念ですが、これが囲碁愛好者の実情か・・・。

囲碁雑誌の問題に投稿する目的は棋力アップですが、実戦にどの程度寄与するか? 「取得点数=棋力」とはいかないようです。
こども囲碁教室でもテスト問題の点数はいいのに、実戦はイマイチという生徒もいます。
勝負度胸や駆け引きも棋力の一部か・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-16):ジュニア本因坊戦/群馬大会

コメント

ジュニア本因坊戦/群馬大会2019

2019-03-14 21:00:00 | こども囲碁

中学生以下の囲碁日本一を決める「花まる学習会杯第22回ジュニア本因坊戦」の群馬大会が3月10日、伊勢崎市富塚町の伊勢崎市民プラザで開かれ、前橋市立桂萱中2年、山崎涼真さん(14)が優勝した。山崎さんは3月23、24日に毎日新聞東京本社毎日ホールで行われる全国大会に出場する。
代表決定戦では、計9人が5局を戦った。対局の結果、山崎さんと前橋市立元総社小5年の川又瑛介さん言(11)が5連勝で並び、両者による優勝決定戦を山崎さんが制した。
   (毎日新聞より抜粋)

     ○ ● ○

ジュニア本因坊戦の群馬大会も2回目、参加者にも認知されてきたようです。
参加者は154名(代表選抜戦:9名、棋力認定戦:145名)と盛況でした。
代表戦は前橋勢が優勝、準優勝を制覇、段級位認定戦では太田勢の活躍が目立ちました。

ここ数年、県内参加者の裾野は広がってきましたが、全国大会レベルの選手がイマイチ育っていない・・・。
都市部では囲碁道場など練習機会はいろいろあるようですが、群馬では練習環境が整っていません。
優秀選手育成に妙手は? ムズなところで・・・。

     ○ ● ○

大会成績
■県代表戦
 ◎優勝:山﨑涼真(前橋・桂萱中) ○準優勝:川又瑛介(前橋・元総社小)

■19路盤認定戦
☆Aブロック
 ◎優勝:石岡佑真(太田・城西小) ○準優勝:相原真人(伊勢崎・三中)
☆Bブロック
 ◎優勝:板橋陽人(太田・城西小) ○準優勝:石岡まひろ(太田・城西小)
☆Cブロック
 ◎優勝:大河原歩高(太田・城西小) ○準優勝:倉持奏汰(玉村・南小)
☆Dブロック
 ◎優勝:谷ヶ崎颯士(伊勢崎・名和小) ○準優勝:手嶋優介(太田・城西小)
☆Eブロック
 ◎優勝:佐藤晄史(宇都宮・桜小) ○準優勝:宮原 涼(伊勢崎・坂東小)
☆Fブロック
 ◎優勝:斉藤一希(富岡・すみれ保) ○準優勝:宮原亜実(伊勢崎・坂東小)
☆Gブロック
 ◎優勝:板垣聡介(伊勢崎・北小) ○準優勝:山﨑愛心(宇都宮大付属小)

■13路盤認定戦
☆Aブロック 
 ◎優勝:菅生京哉(伊勢崎・広瀬小) ○準優勝:神尾悠吾(高崎・中央小)
☆Bブロック
 ◎優勝:櫻井寛也(玉村・玉村小) ○準優勝:田村颯人(伊勢崎・宮郷小)


県代表戦1位、2位


19路認定戦A~Cブロック1位、2位


19路認定戦D~Gブロック1位、2位


13路認定戦A、Bブロック1位、2位

 

     ○ ● ○

 

1年前の記事(2018-03-14):第56期十段戦第1局/井山が先勝!

 


 

コメント

第57期十段戦第1局/井山が先勝!

2019-03-12 21:00:00 | プロ棋戦

井山裕太十段に村川大介八段が挑戦する第57期十段戦五番勝負第1局が、3月5日、大阪府東大阪市『大阪商業大学』で開催された。結果は、白番の井山が184手まで中押し勝ちを収め、好スタートを切った。第2局は、3月29日に東京都千代田区『日本棋院東京本院』で開催される。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山先勝、最強手貫く」 「村川、勝機訪れず・・・」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

序盤で優勢を築いた井山十段、鋭いシノギで初戦を飾りました。
敗れた村川八段、終盤の猛攻も及ばず・・・。
これで両者の対戦成績は井山さんの18勝3敗、13連敗。村川さんとしては苦手意識を払拭したいところですが・・・。

     ○ ● ○

今回の対局地は東大阪市の大阪商業大学。翌日の女流名人戦とのダブル開催は恒例となっています。
東大阪市には「司馬遼太郎記念館」があるそうです。大河ドラマにも司馬作品は多く登場しました。
司馬作品のストーリーは史実か? 疑問な点もあるようですが、小説としてとらえればいいのかも・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2018-03-12):第30期女流名人戦第2局/藤沢女流名人が防衛!

コメント