天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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再放送、見ていたと思うが・・・

2020-05-31 21:00:00 | テレビ番組

テレビ番組も自粛の影響で再放送のオンパレードです。
連続番組で主に見ているのは「大河ドラマ・太平記(1991年/NHK-BSP)」と、「日本縦断・こころ旅(2014年/NHK=BSP)」でしょうか。

「太平記」は29年も前なので記憶が飛んでしまうのも納得ですが、「こころ旅」は6年前なのに覚えていない・・・。
実生活にそれほど影響のない事柄は、忘れるということか・・・。
ただ、新作のつもりで見られるのはプラスですね。

あとドラマでは「刑事もの」が多いですね。こちらも犯人像が浮かんでこない・・・。

「再放送 あの人この人 みな若く」(朝日新聞・川柳欄より)

     ○ ● ○

1年前の記事(2019-05-31):趙治勲名誉名人に紫綬褒章

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院生序列

2020-05-29 21:00:00 | 囲碁

日本棋院のホームページに院生序列のページがあります。

2008年度(平成20年度)4月期(86名) → HPで一番古いページ
 ●一力遼・八段(10歳):21位(Cクラス1位)
◎群馬県出身者
 ●本木克弥・八段(12歳):30位(Cクラス10位)
 ●木部夏生・二段(12歳):42位(Dクラス10位)
 ●新井満涌・初段(13歳・関西棋院):50位(Eクラス4位)

2010年度(平成22年度)10月期(70名) → 芝野虎丸名人が登場
 ●芝野虎丸・名人(10歳):69位(Eクラス19位)
 ●芝野龍之介・二段:(12歳):68位(Eクラス18位)
 ●上野愛咲美・女流本因坊(8歳):51位(Eクラス1位)

2013年度(平成25年度)3月期(55名) → 芝野虎丸名人がプロに
 ●芝野虎丸・名人(14歳):1位(Aクラス1位)
 ●芝野龍之介・二段:(16歳):6位(Aクラス6位)
 ●上野愛咲美・女流本因坊(12歳):10位(Aクラス10位)

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囲碁書籍「芝野虎丸の軌跡」で院生時代の生活が書いてありましたが、プロを目指す戦いは大変ですね。
院生からプロになれるのは2割程度でしょうか、夢を求めて少年少女の猛勉強が続く・・・。

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1年前の記事(2019-05-29):置碁必勝法/月刊・碁ワールド

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一力遼八段、河北新報社に入社

2020-05-27 21:00:00 | プロ棋士

囲碁の一力遼八段(22)が4月1日、東北の有力紙の河北新報社(本社・仙台市)に入社した。同社によると、東京支社編集部に在籍し、これまでどおり棋士活動に軸足を置きながら、記者として取材にも携わるという。一力は仙台市出身。同社創業家の一力雅彦社長のひとりっ子で、3月に早稲田大学社会科学部を卒業した。
   (朝日新聞より抜粋)

     ○ ● ○

令和三羽烏の一力遼・八段が新聞社の社員ですか、トップ棋士が企業で働くというのにはビックリ・・・。
社長の御曹司というのも大変なんですね。

今後は観戦記事などを担当するのでしょうが、アマチュア目線での記事を期待したいですね。

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1年前の記事(2019-05-27):第74期本因坊戦七番勝負第2局/河野が連勝

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囲碁書籍「芝野虎丸の軌跡」

2020-05-25 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:囲碁・歴代最年少名人「芝野虎丸の軌跡」  
・発行所:マイナビ出版  
・著 者:芝野龍之介
・発行年月:2020年4月 
◆内容紹介
本書は、その主人公・芝野虎丸名人の軌跡が語られます。著者は実兄であり、ライバルであり、研究仲間である芝野龍之介二段。その目線から、虎丸名人の人柄や囲碁の特長を、棋譜を交えて余すことなく語っていきます。

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これまで著名棋士の足跡をまとめた本はいろいろありますが、兄の立場で描かれた本はなかったと思います。
最年少名人の芝野虎丸名人ですが、それまでの道のりは両親、兄弟の支援が最大の原動力と言えるでしょうか。
兄・龍之介二段の存在なくしては虎丸名人の誕生も見られなかったかも・・・。

現代のプロ棋士は、幼少期から囲碁以外の日常は全て取り払っての修行のようです。
そのための環境づくりは並の人間には想像できない・・・。

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1年前の記事(2019-05-25):アマ名人戦群馬県大会2019/24歳小沢さんが優勝

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詰碁:一手目は正解だが・・・

2020-05-23 21:00:00 | 囲碁

詰碁や手筋の問題で、一手目は正解でも二手目以降が間違っているケースがあります。
問題としては正解ですが、実戦では役に立ちませんね。

一方、布石の問題では正解:10点、次点:8点、以下6点、4点という採点がよくあります。
実戦では次点の8点でも勝負の決定打とは言えないでしょう。

世の中いろいろな課題がありますが、詰碁問題のように10点か0点というように割り切れないですね。
表面的には正解でも、いろいろな変化を想定して考える必要があるかと・・・。

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1年前の記事(2019-05-23):瀬戸内旅行記/2019

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タネ石(種石)とカス石

2020-05-21 21:00:00 | 囲碁

月刊・碁ワールド/連載講座「格言から学ぶ(講師:鶴山淳志八段)」
「格言/先人の英知の結晶」
世のことわざや金言と同様に、長らく言い伝えられている囲碁の格言にはそれだけ盤上の真理が含まれており、多くの状況で応用が利く便利な言葉なのでしょう。つまり、格言を学ぶことは、すなわち棋理を学ぶことにほかなりません。

◎6月号(第6回)
・格言16:タネ石捨てるべからず
 タネ石:助けることで状況が良くなる石(たいていの場合は相手の石を切っている石)

・格言17:カス石は捨てよ
 カス石:動くことで状況が悪化する石(たいていの場合は相手の石を切っていない石、あるいは相手の強い石にへばるついている石)

タネ石とカス石の見分けは難しいもの。複雑に石が切り結んだ中盤戦では、どれが種石でどれがカス石か、迷うケースもしばしばです。このあたりを間違わないようになれば立派な高段の実力はあるでしょう。
    (月刊・碁ワールドより)

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着手に迷った場合、格言を拠り所にするのは賢い選択だと思いますね。
ザル碁党の場合、目前の死活や地の大小をどうするかで頭脳はリミット・・・。

それにしても、カス石の「カス」という呼び方は可哀そう、「捨て石」というのも悲しい・・・。

 
 △がカス石

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1年前の記事(2019-05-21):玉村こども囲碁教室/新緑ハイキング2019

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絶対王者・井山裕太

2020-05-19 21:00:00 | プロ棋士

月刊・碁ワールド6月号のグラビアは「絶対王者・井山裕太」。

直近3年間の偉業
・2017年:2度目の七冠達成
・2018年:国民栄誉賞受賞
     LG杯(世界戦)準優勝
     七大タイトル獲得数最多記録43達成(単独1位)
・2019年:本因坊8連覇
     天元5連覇で四つ目の名誉称号獲得。名誉称号数単独1位に
・2020年:棋聖8連覇、歴代最多タイに
   (月刊・碁ワールドより)

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「絶対王者」とは大袈裟かと思いましたが、数々の記録更新をみると納得できますね。
現在、七冠から三冠に後退しましたが、内容的には充実しているようです。
顔立ちもやや丸くなり、再婚して私生活も安定か・・・。
今後は令和三羽烏(一力、許、芝野)など後輩の追撃にどう立ち向かっていくか、真価が問われます。

将棋界の絶対王者といえば羽生善治さん。七冠独占、通算タイトル数99期、永世七冠など「絶対王者」にふさわしい活躍です。
井山さん(30歳)も羽生さん(49歳)に並ぶ活躍ができるか?
囲碁の世界戦では10代、20代が活躍の中心、羽生さんのように息の長い活躍はムズか・・・。

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1年前の記事(2019-05-19):第74期本因坊戦七番勝負第1局/河野が先勝!

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ミスを相手に悟らせない

2020-05-17 21:00:00 | 囲碁

今年の棋聖戦7番勝負第2局で井山棋聖が信じられない見損じ、ただし井山さんはその後に軌道修正し勝利をものにしました。
 (中略)
自分がミスしたことを、相手に悟らせない・・・井山さんの勝負師としての真髄を目の当たりにした思いです。
    (NHK囲碁講座「観戦者の独り言」より抜粋)

     ○ ● ○

ミスしたとき態度、いろいろと個性が出ますね。
「シマッタ!」などボヤく人もいますし、無言で表情を変えない人も・・・。

勝負にこだわるなら、井山さんのように悠然と振る舞うのがベストでしょう。
ただ、親しい囲碁仲間との対局なら、慌てた態度の人の方が親しみを覚えますね。

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1年前の記事(2019-05-17):話題の新人・大森らん初段

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県内の囲碁大会中止・延期

2020-05-15 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

新型コロナウイルスの影響で、群馬県内の各種囲碁大会は中止・延期が決まっています。
例年、4月~7月は囲碁大会のピーク、運営スタッフは大忙しの時期ですが今年はノンビリしています。
問題は臨時に空いた時間をどう過ごすか? 
再開に当たり条件整備など前向きな対応をすべきでしょうがイマイチ・・・。

一方、医療従事者や物流関係などフル稼働の人もいます。
世の中、格差はますます拡がりそうでドーモ・・・。
「新しい生活様式」で豊かな社会の到来は・・・。

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1年前の記事(2019-05-15):囲碁業界用語「飛び込み」

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色紙・扇子の文字

2020-05-13 21:00:00 | 囲碁

囲碁のイベントなどでプロ棋士の色紙や扇子に人気がありますが、揮毫の文字は千差万別ですね。

日本棋院・オンラインショップ・カタログに載っている扇子の文字
 ◆井山裕太「棋福」「無倦」「悠然」 ◆羽根直樹「思無邪」 
 ◆芝野虎丸「無心」 ◆一力 遼「飛翔」 ◆許 家元「克己」
 ◆上野愛咲美「笑門来福」 ◆藤沢里菜「氣」
 ◆小林光一「天道」 ◆趙 治勲「恋月」 
 ◆石田芳夫「無門」 ◆武宮正樹「宇宙流」 ◆加藤正夫「龍雲」「和光」
 ◆林 海峯「無我」 ◆大竹英雄「石心」 
 ◆山下敬吾「無碍」 ◆張 栩「栩々」「惜福」 ◆高尾紳路「龍心」 
 ◆小林 覚「天空」 ◆依田紀基「一日一生」 ◆河野 臨「心」
 ◆吉原由香里「至福」 ◆謝 依旻「飛」「光」 ◆小川誠子「和心」
 ◆呉 清源「闇然而日章」 ◆坂田栄男「幽玄」 ◆藤沢秀行「大道無門」 
 ◆川端康成「深奥幽玄」 

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棋士もいろいろ考えて書いているのでしょうが、個性がにじみ出るような文字がいいですね。
個人的なお気に入りは、趙さんの「恋月」、羽根さんの「思無邪」、上野さんの「笑門来福」・・・。

文字の選び方のほかに書体も気になります。昭和世代の棋士は書道を学んでおりサマになりますが、若手棋士は思案橋・・・。

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1年前の記事(2019-05-13):第6回グランドチャンピオン戦決勝/芝野が初優勝!

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