天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

アマ本因坊戦群馬県大会2015/桐生の奈良さん優勝

2015-06-30 20:30:00 | 囲碁群馬

「第61回全日本アマチュア本因坊決定戦」の県大会本選が6月28日、群馬囲碁センターで開かれ、桐生市の奈良昌利さん(63)が5年ぶり10回目の優勝を果たした。奈良さんは8月に日本棋院会館(東京・市ケ谷)で開かれる全国大会に出場する。
本選には15人が出場し、決勝戦は奈良さんと、高崎市の辻井一郎さん(49)が対局した。

    ◇  ◇

6月21日に行われた県予選、45人が熱戦を展開。本選出場者15名は次の通り。
▽黒崎孝則(高崎市) ▽関沼マーティア(藤岡市) ▽長谷川義則(高崎市) ▽綿貫敏之(前橋市) ▽藤井光男(みどり市) ▽木村真一郎(高崎市) ▽市村直太郎(玉村町) ▽奈良昌利(桐生市)▽佐藤義栄(藤岡市) ▽辻井一郎(高崎市) ▽樫村仁(太田市) ▽吉野延美(高崎市) ▽佐藤貞夫(草津町) ▽市川哲雄(草津町) ▽高橋直飛(伊勢崎市)
    (毎日新聞群馬版より抜粋)

    ◇  ◇

優勝した奈良さん、県囲碁界では不動の4番バッターというところでしょうか。
2位の辻井さんも安定した成績を残していますね。

注目は小学5年で予選を突破したの市村くん。強豪が揃う本戦ではさすがに苦戦を強いられたようです。
予選では小学2年の川又くん、小学4年の宮沢くんも出場。県内の実力者と対戦し、いい勉強になったと思います。

5月に行われた県アマ名人で優勝した中学2年の藤本くんは今回出場していません。学業の方が忙しいようで残念・・・。
これまで奈良さんと並んで県内ツートップの石井さん、予選落ちはどうしたのでしょう・・・。

    ◇  ◇

昨日、今日と行われたプロの本因坊戦第5局は井山・本因坊が山下・挑戦者を破り、4-1で防衛しました。井山強し!!
詳細は次週。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-30):第39期碁聖戦第1局/河野が先勝!

コメント

第40期碁聖戦第1局/井山碁聖が開幕先勝!

2015-06-28 20:30:00 | プロ棋戦

4連覇を狙う井山裕太碁聖に山下敬吾九段が挑戦する第40期碁聖戦五番勝負の第1局が、6月26日(金)に大阪市の「日本棋院関西総本部」で行われた。
結果は黒番の井山が中押し勝ちをおさめ、白星スタートを切った。第2局は7月20日(月)に石川県金沢市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山強し、ここでも譲らず先勝」 「山下錯覚?最後は丸取られ」
   (週刊碁見出しより抜粋)

    ◇   ◇

本因坊戦とダブルタイトルマッチとなる碁聖戦。井山さんが地元・大阪で乱戦を制し先勝でした。
敗れた山下さん、終盤での乱れが悔やまれます。

碁聖戦の持ち時間は4時間と本因坊戦の半分、長考派の山下さんには不利か・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は大阪府大阪市の「日本棋院関西総本部」で2局目以降は以下。

・第2局:石川県金沢市「北國新聞会館」
・第3局:新潟県長岡市「長岡グランドホテル」
・第4局:東京都千代田区「日本棋院」
・第5局:大阪府大阪市「日本棋院関西総本部」

長岡以外は主催者関連の施設で、対局場所としては地味なシリーズでしょうか。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-28):優柔不断

コメント

お田植え

2015-06-26 20:08:30 | 日記・エッセイ・コラム

6月下旬、群馬県では田植えの最盛期です。田植えの時期としては全国で最も遅いようです。
私のイメージでは6月初旬くらいかと思っていましたが・・・。
品種の違いなのか、二毛作の影響か?

長野県佐久地域で勤務していたころ、地元の人は「お田植え」と言ってました。
「田植え」に「お」をつけるのが不思議な感じでしたね。
全国には神事として「御田植祭」というのがあるそうですが、これとは違う意味に聞こえましたが・・・。

田植えの風景を見て思うのは「水」の利用です。
稲作に「水」は必須ですが、川や池から水を引く技術は大変なものでしょう。
先人の知恵に頭が下がりますね。

余禄ですが「我田引水」という四文字熟語がありました・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-26):囲碁年鑑/2014

コメント

仮想旅行記

2015-06-24 20:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

当ブログでは囲碁タイトル戦の内容を発信していますが、開催場所の情報も伝えています。
と言っても実際に行った地域はわずかで、大半はネットや旅番組などの情報を参考にしています。
つまり仮想旅行記(行ったつもり旅行)ということですね。

近年、テレビの旅番組が多くなりました。
特に「路線バス」や「ローカル線」の旅が増えているようです。

その中でお気に入りは「にっぽん縦断/こころ旅(NHK/BS-P)」と「ローカル路線バス乗り継ぎの旅(テレビ東京)」でしょうか。
「こころ旅」は火野正平さんのキャラクターと、視聴者投稿による「名もない思い出の地」に癒されます。
一方「路線バス乗り継ぎの旅」は太川さん、蛭子さん、ゲストのマドンナ、この三者のかけ合いとハプニングが面白いですね。

旅は非日常と意外性がワクワク感を高揚させます。
日常に追われて旅に出るのも容易でありませんが、「行ったつもり旅行」で気持ちが和めばと思っています。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-24):手筋ってなあに?

コメント

第70期本因坊戦第4局/山下が初勝利!

2015-06-22 20:30:00 | プロ棋戦

第70期本因坊戦挑戦手合七番勝負の第4局が6月16日、17日に長崎県西海市で行われた。結果は白番の山下敬吾九段が井山裕太本因坊に中押し勝ちをおさめ、シリーズ初勝利をあげた。第5局は6月29日(月)、30日(火)に大阪府吹田市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「山下初白星、連敗を断ち切る快勝」 「井山、打開策実らず」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

3連敗の山下さんが意地を見せました。序盤の仕掛けで優勢を築き、その後も隙を与えず完勝のようでした。
敗れた井山さん、本局では粘りがイマイチ・・・。

これでスコアは井山さんの3-1、次の第5局を落とすと黄色信号になりそうです。
第5局は6/29(月)、30(火)ですが、その間に同じカード(井山碁聖 VS 山下九段)の碁聖戦第1局が6/26(金)に行われます。
こちらの対局次第で流れも変わるかも・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は長崎県西海市の「オリーブベイホテル」。

西海市は、西彼杵(にしそのぎ)半島北部にあり、長崎市と佐世保市との中間に位置。2005年に西海町(さいかいちょう)、西彼町(せいひちょう)、大島町(おおしまちょう)、崎戸町(さきとちょう)、大瀬戸町(おおせとちょう)の計5町が合併し、誕生した。

いつも思うのですが、長崎県の形は複雑ですね。全国で一番イメージしずらい県では・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-22):第69期本因坊戦第4局/伊田が初勝利!

コメント

元勤務先の同窓会

2015-06-20 20:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は東京・小平市にあった職場の同窓会が立川駅近くで開かれ、30人ほどが集まりました。
この職場には10年ほどお世話になったのですが、初めて社会人になり大人への階段を登った時期になります。
滑ったり転んだりで、自意識過剰の青春時代だったでしょうか・・・。

同窓会というと、今まであまりいい印象はなかったような気がします。
積極的に話かけるタイプでないと、空気に馴染めないことも・・・。
あと、過去よりも現在・未来の方が大切と思っていたフシもありますね。

今回は幹事から直接参加要請の電話があり、「NO」と言いずらかった・・・。
それでも今回は参加してよかったと思っています。
自分では何でもなかったような行動を、他の人の記憶に残っていることが嬉しかったですね。
「温故知新」は深い・・・。

シルバー世代の話題となると「健康」「家族」が多いのですががドーモ・・・。
同窓会では懐かしい失敗談の方がウケるようですね。

    ◇   ◇

立川駅に降りたのは何年ぶりか・・・。
昭和40年代、まだ米軍の立川基地がありました。
夜ともなると、入ってはいけないような妖しげな店が並んでいましたね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-20):井山裕太物語/月刊・碁ワールド

コメント

幼児向け囲碁パズル「よんろのご」

2015-06-18 20:30:00 | こども囲碁

こども囲碁教室には、4~5歳ほどの幼児を連れた保護者の方が見学に来られます。
ただ、言葉や文字も未熟な幼児に囲碁を指導するのは大変ことです。

数年前、張栩・九段が「よんろのご」という幼児向けの囲碁入門玩具を発表し、話題になりました。
私も購入して手引きを読んだのですが、幼児が興味を持つかムズなところです。
周囲の人から成功体験のような話もあまり聞かれないし・・・。

三歳半になる孫にも囲碁を親しんでほしいと思っていますが、この「よんろのご」が有用になるかドーモ・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-18):鬼怒川温泉

コメント

こども囲碁大会・新聞取材について

2015-06-16 20:30:00 | 囲碁群馬

一昨日行われた「小・中学校囲碁団体戦」の主催は産経新聞社、日本棋院県支部連合会、群馬少年少女囲碁協会となっています。
県内こども囲碁大会の報道は地元の上毛新聞社がほとんどですが、この団体戦については産経新聞社がメインです。

産経新聞さん、当日は開会前から参加者配布用の新聞を用意したり、開会式から閉会式まで支局長、担当記者がつきっきりで取材していました。
少年少女の大会に限らず、大人の大会(アマ名人、アマ本因坊など)でもこれだけ丁寧な対応はめずらしいですね。

全国紙の群馬版で囲碁大会を記事にしているのは朝日のアマ名人戦、毎日のアマ本因坊戦、そして産経の本大会くらいです。
囲碁大会の運営関係者としては各新聞社に後援を働きかけ、囲碁の記事を増やす方策が必要かと・・・。

   ◇   ◇

新聞社とは別に地元の「群馬テレビ」が取材に来て、夕方のニュースで放映されました。
映像による報道は活字以上のインパクトがありますね。テレビ局への働きかけもしないと・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-16):【小・中学校囲碁団体戦】群馬県大会2014

コメント

【小・中学校囲碁団体戦】群馬県大会2015

2015-06-14 21:18:51 | こども囲碁

今日は「第12回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦」の県大会が開かれました。
小学校の部に30チーム(複数校による混成含む)、中学校の部に4チーム(同)の計34チーム102人が参加。

中学校の部(代表枠2校)は1位:伊勢崎・二中、2位伊勢崎・三中が予想通りの強さで県代表になりました。

小学校の部(代表枠3校)は1位:伊勢崎・名和小、2位:玉村・上陽小、3位:伊勢崎宮郷小が県代表に決定。
1位の名和小は予想通りでしたが2位・3位は混戦模様。上陽小、宮郷小が奮起して抜け出しました。

団体戦では依然と伊勢崎勢が中心ですが、今後は前橋、高崎勢の活躍が期待されますね。

     ◇   ◇


↑ 小学校1位:伊勢崎・名和小


↑ 小学校2位:玉村・上陽小


↑ 小学校3位:伊勢崎・宮郷小


↑ 中学校1位:伊勢崎・二中


↑ 中学校2位:伊勢崎・三中

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-14):囲碁格言カルタ/関西棋院

コメント

将棋名人リーグの棋士は年齢が高い

2015-06-12 20:30:00 | プロ棋士

羽生善治名人(44)への挑戦権を争う第74期将棋名人戦・A級順位戦が611日、開幕した。一流棋士10人が総当たりのリーグ戦全9回戦を戦い、優勝者が名人挑戦者になる。

★羽生善治名人(44)
①行方尚史八段(41)
②渡辺 明棋王(31)
③久保利明九段(39)
④広瀬章人八段(28)
⑤深浦康市九段(43)
⑥郷田真隆王将(44)
⑦森内俊之九段(44)
⑧佐藤康光九段(45)
⑨佐藤天彦八段(27)
⑩屋敷伸之九段(43)
   (朝日新聞より抜粋)

この記事で気がついたのは将棋棋士の年齢が高いことです。
11名の平均年齢は39.0歳となります。

    ◇   ◇

囲碁名人戦リーグ

★井山裕太四冠(26)
①河野 臨九段(34)
②山下敬吾九段(36)
③張 栩 九段(35)
④高尾紳路天元(38)
⑤羽根直樹九段(38)
⑥村川大介王座(24)
⑦蘇 耀国九段(35)
⑦黄 翊祖八段(28)
⑦金沢 真七段(23)

10名の平均年齢は31.7歳で、囲碁棋士の方が7.3歳若くなります。
以前は囲碁のトップ棋士年齢も将棋と大差はなかったと思うのですが、この変化は15~20年前からでしょうか。

変化の要因としては中国・韓国の影響が大きいでしょうね。
日本を圧倒するようになった中韓の棋士を見て、日本の若手棋士も刺激されたということでしょうか・・・。



    ◇   ◇

1年前の記事(2014-06-12):対局マナー:ガムを噛むのは・・・

コメント