天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第40期棋聖戦第2局/井山が連勝!

2016-01-31 20:30:00 | プロ棋戦

第40期棋聖戦挑戦手合七番勝負の第2局が1月28、29日に鳥取県湯梨浜町で行われた。結果は黒番の井山裕太棋聖が山下敬吾九段に2目半勝ちをおさめ、開幕から2連勝となった。第3局は2月1、2日(月、火)に鳥取県米子市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山連勝」 「山下、優勢築くも終盤失速・・・」
   (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

劣勢の碁を逆転勝利の井山棋聖、勝負強さが光ります。
敗れた山下九段、終盤での乱れが惜しまれるますね。
井山さんの精神力の強さに山下さんも乱れたか・・・。

    ◇   ◇

井山さんは昨年末に離婚したとのニュースが全国紙に載っていました。
対局など多忙により生活がすれ違ったのが原因とのこと。
私生活でマイナスの井山さんですが、対局への影響は・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-31):第28回群馬県女流アマ囲碁大会/久保田さん優勝

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第29回群馬県女流アマ囲碁大会/小鮒さん優勝

2016-01-29 20:30:00 | 囲碁群馬

小鮒さん(前女高)3年ぶり優勝
第29回県女流囲碁大会が1月24日、前橋市の群馬囲碁センターで行われ、県内の女性囲碁愛好者が熱戦を繰り広げた。
上位2人に与えられる全日本女流アマ選手権(3月)の出場権を懸けた県代表決定戦には8人が出場し、小鮒すみれさん(前橋女高)が3年ぶり2度目の優勝、野村京子さん(前橋)が準優勝した。
9人が参加した親睦戦の決勝では大隅まきさん(伊勢崎宮郷二小)が小松広奈さん(高崎中川小)を下し、頂点に立った。
    (上毛新聞より抜粋)

    ◇   ◇

県代表戦の決勝は小鮒さんと野村さん。ほぼ予想通りの対戦でしたが、小鮒さんが鋭い打ち回しで野村さんを破りました。
小鮒さんは高校で勉強や部活動など囲碁に取り組む時間が減ったそうですが、頑張りましたね。
敗れた野村さん、県女流の大ベテランですが終始押され気味でしたか・・・。

代表戦には小鮒さんの妹・林音さん(伊勢崎三中)も出場していましたが、2回戦で姉のすみれさんに打ち取られてしまいました。姉妹で全国大会出場となる日も来るでしょうか・・・。

本大会の参加者は17人(代表戦8人、親睦戦9人)。もう少し参加者が増えてほしいところですが、県大会ともなると気後れしてしまうのでしょうか・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-29):囲碁書籍/小林流布石の教科書

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第19期女流棋聖戦/謝女流棋聖が先勝!

2016-01-27 20:30:00 | プロ棋戦

謝依旻女流棋聖に吉原由香里六段が挑戦する第19期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負の第1局が1月21日に神奈川県平塚市で行われた。結果は白番の謝女流棋聖が半目勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は2月1日に東京・日本棋院で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「謝依旻 先勝、内容に不満なし」 「吉原、奮闘も半目届かず」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

形勢が終盤まで揺れ動く熱戦、謝さんが際どく半目を残しての勝利でした。
敗れた吉原さん、大胆な捨て石作戦でしたが無念の半目差・・・。

吉原さんは久しぶりのタイトル戦。囲碁イベントや育児など多忙の中での挑戦手合、ママさん棋士として頑張ってほしいですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」。本シリーズではお馴染みの会場です。
対局はホテルのチャペルだそうですが、幸せな気分でしょうか・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-27):第62回NHK杯/ベスト8決まる

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第54期十段戦/井山が挑戦者に!

2016-01-25 20:30:00 | プロ棋戦

第54期十段戦の挑戦者決定戦、井山裕太棋聖vs.余正麒七段が1月21日(木)に日本棋院関西総本部で行われた。結果、黒番の井山棋聖が中押し勝ちをおさめ、3期ぶりの十段戦五番勝負出場を決めた。
これにより井山棋聖は史上初の七冠獲得へ挑むこととなった。伊田篤史十段との五番勝負は3月8日(火)に開幕する。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山7冠への道ひらく、不屈の精神で逆転勝利」 「余、6冠王の迫力に屈す」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

劣勢の碁をひっくり返した井山6冠、横綱の粘りで挑戦権を獲得しました。
敗れた余七段、王者の必死の反撃に貫録負け・・・。

井山さんのメンタル面での強さ、ひしひしと感じましたね。
伊田十段の調子を考えると「井山7冠」、実現の可能性が濃厚か・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-25):第18期女流棋聖戦/謝女流棋聖が先勝!

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強さは空気伝染する/緑星囲碁学園

2016-01-23 20:30:00 | 囲碁

「NHKテレビテキスト・囲碁講座~シリーズ棋士に聞く~」、2月号は溝上知親九段でした。
溝上九段は菊池康郎氏が主宰する「緑星囲碁学園」で研鑽しプロに、個性的な感覚で活躍していますね。

この記事の中で「菊池先生が弟子を育てるにあたって最も大事にしているのが『強さは空気伝染する』という思想で、道場の空気がピンと張り詰めていれば、そこにいるだけでも強くなる・・・」。

ナルホド、何となくですが雰囲気は分かるような気がします。
「こども囲碁教室」でもこんな空気になればと思うのですが、プロをめざす環境とは次元が・・・。
それでも少しでも環境を近づけたいとは思いますね。

自分のことを振り返ると、このような環境に触れる機会がなかったが悔やまれる・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-23):加悦さん、県文化奨励賞祝賀会

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大河ドラマ「真田丸」の囲碁シーン!

2016-01-21 20:30:00 | テレビ番組

これまでも数多くの囲碁シーンが登場しているNHK大河ドラマ。新年から放送開始となった第55作の「真田丸」でも囲碁シーンが登場する。
   (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇

大河ドラマ「真田丸」が始まりました。視聴率も前作に比べ好調のようです。
三谷幸喜・脚本でエンタメ的な要素が出ていましたね。
前作「花燃ゆ」は幕末から明治初頭が舞台でしたが、主人公の知名度がイマイチで視聴率は苦戦のようでした。

1月17日放送の第2回で真田昌幸(草刈正雄)が一人で碁を並べているシーンが出てきました。
碁盤、碁石とも使い込まれた感じで、戦国時代らしさが出ていたと思います。

以前、NHKで放送された連続ドラマ「真田太平記(1985年4月~1986年3月、全45話)」のDVDを見たことがあります。
この時の真田幸村を演じたのが草刈正雄、今回は幸村の父・昌幸役。30年ぶりのようですが風格が出てきましたね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-21):普及指導員研修会

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碁界ニュースグランプリ2015/週刊碁

2016-01-19 20:30:00 | 囲碁

2015年の囲碁界のニュースの中で、最も注目されたものを読者投票とネット投票により選ぶ「碁界ニュースグランプリ2015」の結果が決まりました。
ノミネートされた35のニュースの中で、堂々の1位に輝いたのは「井山、六冠復帰」でした。2位「棋聖戦新システム開始」。
   (日本棋院HPより抜粋)

「2015年碁界10大ニュース、井山ダントツ」
 ・1位:井山六冠復帰
 ・2位:棋聖戦新システム開始
 ・3位:若手大躍進
 ・4位:農心杯で一力3連勝
 ・4位:井山・山下 年間16局
 ・6位:伊田大暴れ
 ・7位:戸島花さん 活躍
 ・8位:謝 女流三冠に
 ・9位:藤沢 涙の一年
 ・10位:中国ルールに井山泣く
    (週刊碁より)

    ◇   ◇

昨年は井山さんの独壇場でしたね。もう少しバラエティーに富んだ方がいいと思うのですが・・・。

囲碁に関心を持たない一般人には、井山さん以外ほとんど知らないニュースでしょうね。
また囲碁愛好者でも、10位までのニュースをすべて知っている人はごく一部だと思います。
19位に「囲碁の認知度UP!?」がありましたが、「!」か「?」なのか・・・。

個人的には14位の「治勲、タイトル74」、10大ニュースにランクさてもいいと思うのですが・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-19):第39期棋聖戦第1局/井山棋聖が半目先勝!

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第40期棋聖戦第1局/井山が開幕先勝!

2016-01-17 20:30:00 | プロ棋戦

井山裕太棋聖に山下敬吾九段が挑戦する第40期棋聖戦挑戦手合七番勝負が1月14、15日に福島県会津若松市ので行われた。結果は、白番の井山が中押し勝ちをおさめ、4連覇に向けて幸先の良いスタートをきった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山好発進、コウで主導権握る」 「山下、反撃の機会をつくれず」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

3年連続となる井山-山下の棋聖戦7番勝負、初戦は井山6冠が終始ペースをつかみ完勝のようでした。
敗れた山下九段、豪腕を発揮する場面がなかった・・・。

昨年は井山一色のような囲碁界でしたが、今年はどうでしょう。
この棋聖戦、どうも井山さんの防衛が濃厚か・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は福島県会津若松市の東山温泉「今昔亭」。

前夜祭で山下九段が「会津には什の掟(じゅうのおきて)というものがあり、その中に『年長者の言うことに背いてはならない』があると教わりました。井山さんは私の言う通りにして・・・」との挨拶。

山下さん、戊辰戦争の会津軍のように壊滅的な打撃を受けないように・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-17):国際棋戦は今年も苦戦・・・

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ネット碁/時間切れ勝ち

2016-01-15 20:30:00 | 囲碁

もう10年以上「ネット碁」を楽しんでいますが、通常の対面対局と違う点もいろいろあります。
そんな中で、持ち時間がキッチリとしているのは歓迎です。

対面対局でも対局時計を使えば問題ないのですが、そこまではという場面が多いでしょうね。
長考の方と当たりイラッとすることもありますが、ネットではそんなこともありません。

日本棋院の「幽玄の間」では、持ち時間20分、秒読み30秒3回が標準となっており、これで対戦しています。
私の場合、時間切れで勝つケースが結構ありますね。
こちらがほとんど負けの形勢でも、相手が「時間切れ負け」で終わったときは申し訳ないような・・・。

「下手の考え休むに似たり」というのがありますが、ザル碁党のレベルではそれほど時間をかけて深く読める能力はないような気がしますね。
ただ、棋力アップには深く読める力も鍛えないと・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-15):囲碁書籍「ひと目の手筋」

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勝ち星ランキング/2015

2016-01-13 20:30:00 | プロ棋戦

日本棋院:勝ち星ベスト10(週刊碁より)
 ①井山裕太・棋聖:41勝10敗
 〃許 家元・三段:41勝10敗
 ③芝野虎丸・二段:39勝 9敗
 〃一力 遼・七段:39勝19敗
 ⑤山下敬吾・九段:38勝22敗
 ⑥本木克弥・七段:34勝12敗
 ⑦小県真樹・九段:33勝13敗
 〃河野 臨・九段:33勝15敗/1無勝負
 〃孫  ・四段:33勝16敗
 ⑩六浦雄太・二段:32勝13敗
 〃伊田篤史・十段:32勝22敗

      ◇   ◇

昨年(2015年)の勝ち星ランキング(日本棋院)が決まりました。
トップは井山6冠と許・新人王。井山さんは後半の7月から24連勝、歴代2位タイの大活躍でした。
許さんは三段ながら「新人王」と「ゆうちょ杯」を獲得、勝負強さが光ります。

若手の芝野、一力、本木、孫、六浦、伊田の躍進も頼もしいですね。
平成四天王では山下さんのみランクイン、世代交代の流れか・・・。
女流では藤沢里菜さんが28勝23敗で14位。謝女流三冠は21勝20敗の34位、女流の躍進はイマイチ・・・。

      ◇   ◇

関西棋院:勝ち星ベスト10(関西棋院HPより)
 ①余 正麒・七段:47勝16敗
 ②結城 聡・九段:40勝15敗
 ③今村俊也・九段:30勝 8敗
 〃瀬戸大樹・七段:30勝14敗
 ⑤坂井秀至・八段:28勝15敗
 ⑥呉 柏毅・初段:23勝 7敗
 〃佐田篤史・二段:23勝12敗
 ⑧清成哲也・九段:22勝14敗
 ⑨洪 清泉・二段:21勝 6敗
 〃谷口 徹・二段:21勝11敗
 〃倉橋正行・九段:21勝14敗

トップの余・七段、関西棋院のエースとして孤軍奮闘していますね。
昨年トップだった村川八段は18勝19敗で14位、スランプか・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-13):天下五段への道は遠い

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