天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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映画「沈黙のパレード」

2022-09-29 21:00:00 | 映画

・作品名:ガリレオ・シリーズ「沈黙のパレード」
・原作:東野圭吾 ・監督:西谷弘
・出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、飯尾和樹、戸田菜穂、吉田羊、檀れい、他
・あらすじ
アメリカから帰国した物理学者・湯川(福山雅治)の元に、刑事の内海(柴咲コウ)が少女殺害事件の相談にやって来る。容疑者の男は草薙(北村一輝)が担当するも、証拠不十分で釈放。男は遺族の前に現れて挑発し、町中から恨みを買っていた。しかし秋祭りのパレード当日、男は殺害されてしまい……

     ○ ● ○

今週の上映作品を調べて迷いました。結局テレビの宣伝もあり「沈黙のパレード」を見ることに。
ストーリーは結構ややこしく、集中して見ていないと・・・。

主演の福山雅治さん、いい作品に恵まれていますね。
柴咲コウさん、ノーマルな感じで作品に溶け込んでいます。
北村一輝さん、クセのある刑事の雰囲気が出ていますね。
檀れいさん、端整な美しさがミステリー作品に合っています。

東野圭吾さんの推理小説も好調のようです。
本は読んでいませんが、登場人物の相関に苦労しそう・・・。

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1年前の記事(2021-09-29):晴耕雨読/寺山怜六段

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第47期新人王戦第1局/酒井が先勝

2022-09-27 21:00:00 | プロ棋戦

第47期新人王戦決勝三番勝負第1局が9月22日(木)愛知県名古屋市「日本棋院中部総本部」で打たれ、黒番の酒井佑規三段が大竹優七段に中押し勝ちをおさめ、優勝まであと1勝とした。第2局は9月30日。
     (日本棋院HPより抜粋)

「酒井先勝、自慢の腕力見せた!!」 「大竹、13連勝で止まる」
     (週刊碁見出しより)

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初戦を制した酒井三段(18)、終盤で力強い収束を見せました。
敗れた大竹七段(22)、中終盤の失速で追い上げ届かず・・・。

本対戦は酒井三段「混沌流」と大竹七段「平明流」の対決とありました。
混沌流の方がインパクトがあり、注目されそうですね。

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1年前の記事(2021-09-27):第46期新人王戦第1局/外柳が先勝!

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第16回少年少女秋季囲碁大会(群馬)/2022

2022-09-25 21:00:00 | こども囲碁

斎藤君(富岡小野小)瀬下君(高崎吉井西小)全国へ
第16回県少年少女秋季囲碁大会と第12回くらしきこども棋聖戦県予選が9月23日、伊勢崎市民プラザで開かれた。小中学生約80人が棋力に応じたブロックに分かれて腕を競った。
棋聖戦県予選は、小学校高学年の部が斎藤一希君(富岡小野小4年)、低学年の部は瀬下虎白君(高崎吉井西小3年)が制した。
     (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○
 
◎認定大会・ブロック入賞者
◆19路盤 ◎優勝 〇準優勝
A:◎家上紘弥(玉村・南中3)○小野晶葉(伊勢崎・坂東小6)
B:◎篠沢 夢(伊勢崎・北小4)○金子和叶(伊勢崎・赤堀東小5)
C:◎満木二三(伊勢崎・北二小4)○吉岡慶一郎(高崎・新高尾小2)
D:◎武井文哉(伊勢崎・広瀬小4)〇星野芽衣子(伊勢崎・茂呂小3)

◆13路盤
A:◎西村一凛(太田・宝泉東小2)○池田聖奈(太田・宝泉東4)
B:◎竹越 昴(伊勢崎・北小1)○西村柚綺(太田・宝泉東4)

     ○ ● ○

今大会の参加者は77名。6月の少年少女囲碁大会が96名でしたので2割減、新型コロナの影響でしょうか。

「くらしきこども棋聖戦県予選」、高学年の部は斉藤くんが代表に決定、低学年の部は瀬下くんが制しました。2人は共に富岡囲碁教室で学んでおり、指導者・指導法が良かったのでしょう。

全国大会予選は4名と寂しい状況です。実力も全国レベルにはイマイチ・・・。


こども棋聖戦県代表


認定戦19路盤クラス入賞者


認定戦13路盤クラス入賞者

成績一覧表(pdf)

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1年前の記事(2021-09-25):テレビ視聴率(9/13~9/19)

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プロ棋士/勝ち星ランキング(2022/9/16現在)

2022-09-23 21:00:00 | プロ棋戦

「週刊碁」に掲載の勝ち星ランキング(9/16現在)。今年も残り2割ほどになりました。
トップは昨年最多勝の上野愛咲美女流立葵杯。仲邑菫さんの追い上げ急ですが、上野さんが逃げ切りそうです。
注目の活躍棋士は大竹優七段(20)。先週まで13連勝中し、本因坊リーグ入り決定、新人王戦決勝進出と令和三羽烏に「追いつき追い越せ」の勢いです。

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◎2022年/勝ち星ランキング(9月16日現在)
 ①上野愛咲美女流立葵杯 38勝14敗
 ②仲邑  董二段 35勝16敗
 ③一力  遼棋聖 34勝18敗
 ④牛 栄子扇興杯 32勝14敗
 ⑤藤沢里菜女流本因坊 31勝I3敗
 ⑥大竹  優六段 30勝5敗
 ⑦小池 芳弘七段 28勝9敗
 ⑧伊田 篤史九段 27勝12敗
 〃鈴木  歩七段 27勝18敗
 ⑩加藤 千笑二段 20勝9敗
  (女流、若手棋戦を合む)

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1年前の記事(2021-09-23):手練手管/王立誠九段

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栁原咲輝さん入段

2022-09-21 21:00:00 | プロ棋戦

日本棋院・東京本院の院生である栁原咲輝さん(11歳、小学6年生)が、令和5年度の女流特別採用推薦で、採用されることとなりました。栁原さんは日本棋院に所属する現役最年少棋士となり、女流棋士としては国内現役最年少となります。
     (日本棋院HPより抜粋)

「新星現る!、11歳栁原さんプロ入り、菫さんのライバルに」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

栁原さんのプロ入りが発表されましたが、関西棋院では8月に藤田怜央さん(9歳、小学3年生)のプロ棋士誕生を発表しており、ニュースとしてはやや遅れた感じでしょうか。

色々な世界で最年少のニュースが流れますが、問題はその後の活躍ですね。最年少のカンバンに負けないようがんばってほしいですね。

栁原さんは、「首都圏カップ争奪こども囲碁団体戦」に東京代表で出場していました。
付添のお母さんとは風鈴会で対局したこともあります。南国風の大らかな人柄だったような・・・?
咲輝さんも「向日葵(ひまわり)のように、大らかな棋士」に成長してほしいですね。

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1年前の記事(2021-09-21):第6回扇興杯女流最強戦/藤沢女流5冠に

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第47期名人戦第3局/芝野勝利で2勝目

2022-09-19 21:00:00 | プロ棋戦

第47期名人戦七番勝負第3局が9月15日(木)、16日(金)大阪府守口市「ホテルアゴーラ大阪守口」で打たれ、黒番の芝野虎丸九段が井山裕太名人に中押し勝ちとなり2勝1敗とした。
     (日本棋院HPより抜粋)

「芝野リード、明るい判断」 「井山、戦意喪失?」
     (週刊碁見出しより)

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2-1とリードの芝野九段、朝日新聞の見出しに「ミクロの優位、芝野の千里眼。やれると見た大局観、検討陣『AIみたい』」とありました。
敗れた井山名人、これまでの威圧感がイマイチ・・・。

結果は芝野さんの中押し勝ち。しかし井山さんが最後まで打てば、わずか半目差とのこと。囲碁ファンとしては最後の決着までと思いますが・・・。

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今回の対局地は大阪府守口市「ホテルアゴーラ大阪守口」。
井山名人の出身地、東大阪市から近い近いところにあるようです。
今回はアウェイの芝野さんが粘り勝ちでしたね。

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1年前の記事(2021-09-19):第46期名人戦第3局/一力連勝で一歩リード

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淡路語録/インコースは禁物

2022-09-17 21:00:00 | 囲碁

前回のブログ(9/15)で「発想を変える淡路語録」を取り上げましたが、その中で「インコースは禁物」という語録(碁録)がありました。
意味は石が低位(インコース)に行くのは良くないということでしょうか。
過去の囲碁解説には時々「インコース」という単語が出てきましたが、今はもう死語になっているようです。

「インコース」を検索すると
①野球で、ホームプレートの、打者に近い側を通る球道
②トラック競技・スピードスケート・競馬などで、内側のコース

この①②からすると囲碁の「インコース」はドーモという感じでしょうか。
ただ、的外れでもインコースはオモロイ・・・。

囲碁の実戦では、低位でも地を先行されると焦りますね。
そんなときは、バランスチャート(石の強弱、実利、勢力)を思い出して・・・。

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1年前の記事(2021-09-17):【将棋】藤井聡太/三冠達成

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プロ棋士・四字熟語/淡路修三、酒井佑規

2022-09-15 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」

第52回:闘志満々/淡路修三九段
★闘志満々(とうし・まんまん):戦おうとする意欲に満ち溢れている様子。闘争心の旺盛なこと。

りん:なにせ淡路九段はロッキー(「ロッキー」の異名はボクシング映画の最高峰『ロッキー』由来)だからね。
つる:先生のパンチって、ガードしててもガツンとくるんだよね。
りん:それにしても、若々しい先生だよね。73歳だったっけ? 闘志を前面に出す棋風もだけど実力も健在。

第53回:質実剛健/酒井佑規三段
★質実剛健(しつじつ・ごうけん):飾り気がなく力強くしっかりしている。真面目で素朴、充実感にあふれ、たくましいこと。

つる:総合格闘技のようなドキドキ感、自らが傷つくことを恐れない勇敢さ、間違いなく酒井三段ですね。
りん:酒井くんの迫力って保身が一切ないところだよね。いつでも相打ち覚悟で挑んでくるっていうのかな。
つる:素朴で粗削りな感じがするけど、とにかくものすごいパワーを感じる。
    (週刊碁より抜粋)

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淡路九段で思い浮かぶのは、アマチュア指導の一面でしょうか。
著書の「発想を変える淡路語録」を、20年ほど前に買ったのを思い出しました。
100項目ほどの語録で最初が「碁は攻め九分、守り一分で」。「闘志満々」の面目躍如ですね。

酒井三段の認知度はイマイチでしたが、新人王戦決勝に進出、相手は本因坊リーグを決めた大竹優七段。真逆の棋風対戦ですが、個性を出してほしいですね。
粗削りな一面は大器の予感が・・・。

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1年前の記事(2021-09-15):前途洋々/福岡航太朗二段

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群馬県中学校囲碁将棋大会-2022

2022-09-13 21:00:00 | こども囲碁

第47回県中学校囲碁将棋選手権大会が9月10日、前橋市の臨江閣で開かれ、県内23校の51人が盤上で熱い戦いを繰り広げた。コロナ禍で2年間は中止、3年ぶりの開催となった。

◎優勝者・優勝校
△将棋
 ▽A級=横村日和(群馬大付属中2年)
 ▽女子=金子千珠(桐生・広沢中2年)
 ▽団体=群馬大付属中(古市廉、島田義崇、古市灯)
△囲碁
 ▽A級=家上紘弥(玉村・南中3年)
 ▽B級=町田大河(渋川・渋川中2年)
     (上毛新聞より抜粋)

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3年ぶりの開催となった本大会、関係者は苦渋の2年間ということでしょうか。
参加者51人中、囲碁部門は7人と寂しい状況です。
6月に行われた「少年少女囲碁大会」には16名の中学生が出場したのですが・・・。
大会参加のPRが必要ですね。

囲碁は中学生になると中断する生徒が多いのですが、将棋は続けている人が多いようです。
中学生は「将高碁低」か・・・?

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1年前の記事(2021-09-13):第46期名人戦第2局/一力が半目勝負を制す
 

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第47期名人戦第2局/芝野が制して1勝1敗に

2022-09-11 21:00:00 | プロ棋戦

第47期名人戦七番勝負の第2局が三重県鳥羽市「戸田家」で9月5日(月)・6日(火)に打たれ、白番の芝野虎丸九段が中押し勝ちをおさめた。これでシリーズ成績は1勝1敗となった。
     (日本棋院HPより抜粋)

「芝野反撃、攻め貫き逆転勝ち」 「井山、勝利目前で失速」
     (週刊碁見出しより)

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1-1のタイに戻した芝野九段、朝日新聞の見出しに「芝野、殺さずに勝つ。猛攻の余得、好点押え逆転」とありました。
敗れた井山名人、同じく朝日新聞には「膨大な変化をはらむ「二択」で、まずいほうに手がいってしまった」と・・・。

戦前の予想では名人優位が多い中、芝野さんの粘りが勝利を呼び込みました。
ただ、「心技体」充実の井山名人優勢は堅いか・・・。

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1年前の記事(2021-09-11):「五輪体験」してますか? → 「はい、73%」

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