天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第31回群馬県女流アマ囲碁大会/2018

2018-01-31 21:00:00 | 囲碁群馬

小鮒さん(前橋女高)優勝/藤井さん(四ツ葉)準優勝
アマチュア女性囲碁愛好者が腕を競い合う第31回県女流囲碁大会が1月28日、高崎市中央公民館で開かれた。
全日本女流アマチュア囲碁選手権大会の予選を兼ねた代表決定戦は、8人が出場。前橋女子高1年の小鮒林音さん(16)が優勝を飾り、伊勢崎四ツ葉学園中等教育学校2年の藤井絢音さん(14)が準優勝した。県代表として2人は選手権大会に出場する。
24人が参加した親睦戦は高野留加さん(藤岡中央高2年)が優勝し、近藤杏さん(伊勢崎茂呂小3年)が準優勝となった。
    (上毛新聞より抜粋)

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県代表戦の決勝は小鮒さん(高校1年)と藤井さん(中学2年)。昨年に続く十代対決でしたが、上級生が意地を見せました。
二人は「伊勢崎こども囲碁アカデミー」で腕を磨き、県代表を勝ち取りました。
昨年優勝の小鮒さん(姉、高校3年)、準優勝の渡辺さん(大学2年)は欠場でしたね。

親睦戦の決勝は高野さん(高校2年)と近藤さん(小学3年)、こちらも上級生が意地を見せました。

今回の参加者は32名(代表戦8名、親睦戦24名)と、昨年の31名(代表戦10名、親睦戦21名)とほぼ同規模でしたが、十代の比率が高くなっています。
若返りは結構なことですが、熟年世代も負けずに参加して大会を盛り上げてほしいですね。


入賞者(左:代表戦、右:親睦戦)

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1年前の記事(2017-01-31):2016年賞金ランク/井山6年連続1位

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第42期棋聖戦第2局/井山が連勝

2018-01-29 21:00:00 | プロ棋戦

第42期棋聖戦挑戦手合七番勝負の第2局が1月25、26日(木、金)に青森県八戸市で行われた。結果は黒番の井山裕太棋聖が一力遼八段に中押し勝ちをおさめ開幕から連勝となった。第3局は1月31日(水)、2月1日(木)に長崎県西海市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山完勝、防衛は盤石か?」 「一力、あえなく連敗・・・」
   (週刊碁、見出しより)

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2連勝と快調に飛ばす井山7冠、本局も終わってみれば横綱相撲で寄り切った一戦でした。
敗れた一力八段、井山さんの厚い壁に阻まれ一勝が遠い・・・。

「井山 VS 一力」の十七番勝負(王座戦、天元戦、棋聖戦)は井山さんの8連勝と一方的なスコアになりました。
囲碁ファンとしては【一進一退】の接戦を望むところですが・・・。

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今回の対局地は青森県八戸市の「八戸パークホテル」。
八戸市の棋聖戦は3年ぶり。タイトル戦は過去4回行われ、すべて当ホテルとのことです。

東北新幹線の開通で東京から八戸まで、東北新幹線で最速2時間45分。便利になりましたね。
速くなるのはいいのですが、まったりと旅情に浸る時間が減るのはドーモ・・・。

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1年前の記事(2017-01-29):第41期棋聖戦第2局/井山勝利!シリーズ1勝1敗に

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漫画/君たちはどう生きるか

2018-01-27 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「漫画 君たちはどう生きるか」
 ・発行所:マガジンハウス
 ・著者:吉野源三郎(原作)、羽賀翔一(漫画)
 ・発行年月:2017年8月
◆【内容情報】(出版社より)
人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!

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本屋さんでベストセラーの貼り紙と、「君たちはどう生きるか」という題名にひかれ買ってみました。
たそがれ世代にとって、今さら「どう生きるか」でもありませんが、ナルホドと思うことは多々ありましたね。

タイトルに「漫画」とありますが、意味深い文章も含まれており、こちらはチト硬い・・・。

中学生、高校生に読んでもらいたい一冊でしょうか。
ただ軟弱系の当方にとって、登場人物が「清廉潔白」で優等生的なイメージがドーモ・・・。

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1年前の記事(2017-01-27):「マスター」の正体はアルファ碁進化版

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棋譜並べで弱く・・・/お悩み天国

2018-01-25 21:00:00 | 囲碁

「週刊碁」今週号の「治勲の人生相談/お悩み天国」は、「本因坊秀策の碁を100局並べて囲碁大会に臨んだが全敗。弱くなったのか?」という質問でした。

治勲先生の回答
・本因坊秀策や井山の碁はアマチュアが一人で並べて学ぶには、高度過ぎる。これはあくまで趣味の領域で鑑賞して楽しむのが正しい姿。はるか上の技術を真似ようとするのは「百害あって一利なし」。
・強くなるにはどうしたらいいか。技術的にはやさしい詰碁(『ひと目の詰碁』がオススメ)を繰り返し解くこと。学ぶ姿勢としては、自分の手が届くか届かないくらいのところに目標を置くのがいい。

ナルホド!、思い当たることはありますね。
ただ、「棋譜並べ」は上達の三要素(実戦、詰碁、棋譜並べ)、外すわけにはいかないですね。
問題は自分の棋力にあったレベルの棋譜を【取捨選択】となりますが、これがムズなところで・・・。


2018/1/23


2018/1/23

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1年前の記事(2017-01-25):第30回群馬県女流アマ囲碁大会/小鮒さん連覇

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第21期女流棋聖戦/上野が先勝!

2018-01-23 21:00:00 | プロ棋戦

謝依旻女流棋聖に上野愛咲美初段が挑戦する第21期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負が1月19日(金)に神奈川県平塚市で開幕した。結果は白番の上野が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は1月29日(月)に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「強いぞ上野、真っ向勝負で快勝」 「女王・謝 初戦落とす、悲観ゆえの頑張り過ぎ」
    (週刊碁、見出しより)

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初戦を制した上野さんは入段2年目、【前途有望】の16歳、若手らしからぬ堂々たる打ちっぷりのようでした。



敗れた謝さん、上野さんの好手に焦ったか・・・。

昨年の本シリーズでは当時入段2年目の17歳、牛栄子さんが挑戦。1-2で敗れたもののプロになって間もない十代棋士がタイトル戦に挑戦とは・・・。

将棋、卓球などいろいろな分野で低年齢化が進んでいますが、オジサン世代はどーする・・・。

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1年前の記事(2017-01-23):第20期女流棋聖戦/謝女流棋聖が先勝!

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第42期棋聖戦第1局/大激戦を制し、井山が先勝

2018-01-21 21:00:00 | プロ棋戦

井山裕太棋聖に一力遼八段が挑戦する第42期棋聖戦挑戦手合七番勝負の第1局が1月18、19日(木、金)に東京都文京区で行われた。結果は白番の井山が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は25、26日(木、金)に青森県八戸市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山先勝、執念の逆転劇」 「一力、またも勝機逃す」
   (週刊碁、見出しより)

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大乱戦を制した井山棋聖、劣勢からの逆転力はさすがというべきか・・・。
敗れた一力八段、厳しい攻めで追いつ詰めるもあと一歩が続かず・・・。

昨秋からの王座戦、天元戦、棋聖戦の「井山 VS 一力」シリーズ、今回まで7局戦って井山さんの7連勝。一力さんにとっては【暗中模索】、光が見えない・・・。

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今回の対局地は東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」。近年、都心での対局となるとここが定番のようですね。
2020年の東京オリンピックを控えてホテル業界は活況のようですが、「祭りの後」も考えないと・・・。

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1年前の記事(2017-01-21):囲碁書籍/幻庵(上)

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将棋・朝日杯/藤井四段、佐藤名人破り4強

2018-01-19 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

第11回朝日杯将棋オープン戦の本戦2回戦は1月14日、名古屋市で指され、中学生棋士の藤井聡太四段(15)が佐藤天彦名人(29)に121手で勝ち、初めてベスト4に進んだ。藤井四段が公式戦でタイトル保持者を破ったのは初めて。2月17日に東京で行われる準決勝で羽生善治竜王(47)と対戦する。
    (朝日デジタルより抜粋)

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「藤井フィーバー」は相変わらず凄い、社会現象にもなっていますね。
テレビ、新聞なども大きく取り上げ将棋界は【喜色満面】・・・。

囲碁・将棋は室内ゲームの双璧ですが、藤井四段の出現で将棋は人気沸騰。囲碁関係者としては何とも・・・。
ただ、将棋から囲碁に転向する人はいても、囲碁から将棋に転向はほとんどいないようです。将棋人気も囲碁界にプラスになるかも・・・。

藤井四段は「藤井聡太」。明治安田生命の生まれ年別・名前ランキング2017(読み方)で「ソウタ」は2位になっています。藤井人気にあやかって「○太」という名前が増えるかも・・・。
囲碁では井山裕太・七冠、六浦雄太・阿含桐山杯、宇谷俊太・初段、鳥井裕太・初段がいます。「ソウタ」に負けない活躍をしてほしいですね。

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1年前の記事(2017-01-19):第41期棋聖戦第1局/河野が開幕先勝!

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碁界ニュースグランプリ2017/週刊碁

2018-01-17 21:00:00 | 囲碁

1位「井山2度目の七冠制覇」
読者投票により1年の碁界10大ニュースを決める本紙企画「碁界ニュースグランプリ2017」の結果が集計され、1位には「井山2度目の七冠」が輝きました。一度六冠に後退しながらも再び七冠を独占するという空前の快挙には、多数の票が集まりました。以下2位「芝野」、3位「マスター」と、上位には1年を代表するニュースが選出されました。

 ・1位:井山2度目の七冠制覇
 ・2位:芝野大ブレイク
 ・3位:マスター現る
 ・4位:藤沢、女流4冠に
 ・5位:柯潔vsアルファ碁
 ・6位:一力、トリプル挑戦
 ・6位:アルファ碁ゼロ
 ・8位:世界でも井山
 ・9位:治勲1500勝
 ・10位:ワールド碁チャンピオンシップ
    (週刊碁より抜粋)

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1年前、同記事の見出しが「歴史に残る2大ニュース、井山&AIイヤー」でしたが、今回も同じ傾向ですね。

目新しのは2位の「芝野大ブレイク」。井山追撃の若手として急成長の有望株、今後の活躍が楽しみです。
プロ棋士のニュースでが4位「藤沢、女流4冠に」、6位「一力、トリプル挑戦」、ナルホド・・・。

10位の「ワールド碁チャンピオンシップ」。3月に日中韓の代表にDeepZenGoを加えた四者で行われました。「朴廷桓V、井山 善戦も3連敗」「Zen、六冠を撃破」の見出しでしたが、記憶がイマイチ・・・。

ノミネートされた33の話題の中には群馬出身棋士の「本木、七大タイトル初挑戦」、「魅力開花、木部」もありました。頑張ってほしいですね。
ベテラン勢では「充実の小林覚」、「林海峰、旭日中綬章」、「杉内雅男九段、死去」もありました。 【老成円熟】・・・。

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1年前の記事(2017-01-17):囲碁認定100問・2017/碁ワールド1月号

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第5回世界囲碁名人争覇戦/井山連敗で敗退

2018-01-15 21:00:00 | プロ棋戦

1月8~10日に中国雲南省・保山の永子棋院で、日中韓の名人が覇を競う「第5回世界囲碁名人争覇戦」が行われた。日本の名人・井山裕太九段が参戦したものの、1回戦で連笑九段、2回戦で李世ドル九段に敗れ3位に終わった。優勝は李九段。
      (日本棋院HPより抜粋)

「井山試練、世界トップの厳しさ」 「韓国・セドルが優勝」
      (週刊碁、見出しより)

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1回戦の連笑九段(中国)戦。中盤までは井山ペースの進行でしたが、見損じが出て無念の投了でした。
2回戦の李世ドル九段(韓国)戦。序盤の構想に問題があったようです。その後、セドルさんの冷静な打ちぶりが冴え勝負あった・・・。

セドルさんの井山評。「私は慣れていますが、長距離の移動は井山さんにとって大変だったのでは・・・」。
それから「LG杯は正念場。勝てば勢いがつきますが、負ければしばらくチャンスから遠ざかるかもしれない」。

ナルホド、セドルさんの意見はもっともだと思います。
2月5日~7日に行われる中国・謝爾豪五段との「LG杯決勝三番勝負」、井山さんには【虚心坦懐】是非とも優勝してほしいですね。
会場が未定となっていましたが、日本で開催してほしい・・・。

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1年前の記事(2017-01-15):碁界ニュースグランプリ2016/週刊碁

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こども囲碁教室/新年会2018

2018-01-13 21:00:00 | こども囲碁

今日は「玉村町こども囲碁教室」の新年会でした。今まではクリスマス会でしたが、年末はあわただしく新年会に変更です。
教室の生徒、スタッフ、保護者、合わせて40数人が集まり、「囲碁格言カルタ」、「ビンゴ・ゲーム」などを楽しみました。

開催に当たっては保護者(ママさん)のサポートが不可欠ですが、積極的に協力してもらいました。
棋力の伸びが順調な生徒は、保護者の関わり方が上手くいっているんでしょうね。

学校の成績にも言えることですがテストや通知表など結果の判断だけでなく、いかに「モチベーション」を高めるか? これがムズなところで・・・。

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1年前の記事(2017-01-13):勝ち星ランキング/2016

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