経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

11/1の日経

2017年11月01日 | 今日の日経
 9月の指標が一斉に発表され、商業動態は高めだったが、7-9月期の消費は、前期の高伸の反動もあって、若干のマイナスになりそうだね。消費の鈍さを反映して、在庫が少し増えそうだから、差し引きゼロというところ。反対に、前期に反動が出た輸出は、反動の反動で高い伸びとなる。その他の需要項目はゼロ近傍ばかりで、7-9月期GDPは少し面白みに欠ける結果になりそうだ。1.5%くらいの成長率だろうから、今回は皆さんと同じだよ。

 日経によると、給付型奨学金の制度設計には苦しんでいるようだ。考慮すべき経済状態は将来の本人のものだから、難しいのは当然だ。前回書いたように、公的年金を使えば解決できるが、タテ割りを超えるのは簡単じゃない。いったん作って、徐々に融合させるという長いながい道のりになるだろう。役所の問題というより、公的年金との融合は合理的でも、発想が革新的過ぎて、人々の意識を変えるのに時間がかかるんだよ。


(今日までの日経)
 上場企業7割が増益。景気「実力超え」続く。大学生の負担減 難題。公的資金は良薬か。IT特定領域で深堀を・楠建。診療報酬マイナスに。派遣料金2-5%上昇。中国長期金利 上昇に勢い。エコノ・保育無償化 誰のため?矢崎日子。米、対日赤字是正要求へ。IT投資浸透、2/3補助。財政健全化・岩本康志。

*「株式投資型奨学金ファンド」は面白い発想だね。奨学金は投資でもあるということは、世間では、なかなか理解してもらえない。

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