経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

1/10の日経

2012年01月10日 | 経済
 今日の「C世代」は、昨日の本コラムをフォローしてくれるような内容で心地よかったね。「歌舞伎も元々は大衆文化、マンガも伝統文化に」とあるように、今は他愛ないものに思えても、広く好かれるものには価値があるし、意識しないうちに伝統に根ざしていたりする。多文化に触れると、誰しもそれに気づくものだ。

 ソフィア・バンクの藤沢久美の「今の若者は社会を良くすることにハングリー」というのも印象的だったね。ゲームのアイテムを買ってもらうことで、震災の寄付金を募るというような、思いもよらないものが現れたりして、若い人達のアイデアには尽きないものがある。意欲あるところに道はあるというところだ。こういう善意を自然に引き出す仕組みづくりは、とても面白い。

 今日の経済教室の待鳥先生の論考も良かったね。選択肢の絞込みが政治というのは、そのとおりだと思う。現在では、経済運営にしても、社会保障にしても、一人の政治家の信念だけではとても舵取りができないほど専門化している。選択肢一つ作るにも、大変なコストがかかる。今の日本には、選択肢の作り手は、事実上、財政当局だけしかないように思うね。

(今日の日経)
 総合診療医を育成。C世代・ニッポン好き進化、文化を循環、伝統再発見。社説・東電の火力売却は良い契機。社会を良くすることにハングリー・藤沢久美。東電追加融資に条件。マレーシア元副首相に無罪。フォード、HV・EV全面展開。経済教室・選択肢の絞込みが政治・待鳥聡史。福島経済特集。島田雅彦・小説と為替は相関。

※とうとう日経も東電の火力売却に言及したか。時間はかかったが、変ってきている。世論というのは、こういうものなのだろう。

※休載や雑感物が増えてすまないな。正直、毎日の更新が体力的にしんどくなってきてね。家内にも迷惑をかけられないし、今後は、間隔が開くこともあるかと思う。まあ、死にそうというわけではないので、心配は無用だよ。

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1 コメント

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くれぐれも (KitaAlps)
2012-01-10 10:31:50
ご自愛ください。
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