1983-1984シーズンのことを書いてます。
このシーズンはMET100周年記念シーズン。
メンバー表をみてみましょう。
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●オーケストラ
人数は延べ数です。楽器の持ち替えがあります。
ヴァイオリン25
ヴィオラ9
チェロ8
ベース7
フルート4
ピッコロ2
オーボエ4
イングリッシュホルン1
クラリネット4
バスクラ1
サクソフォーン1
バスーン4
コントラバスーン1
ホルン10
ワーグナーチューバ2
トランペット5
バストランペット1
トロンボーン5
バストロンボーン2
チューバ1
ティンパニ3
パーカッション3
ハープ2
オルガン1
チェレスタ1
合計107
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●合唱
ソプラノ20
アルト19
テノール26
バス18
合計83
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●バレエ
コリオグラファー8
ダンサー25
合計33
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合計220人を超えている。
でもこれって表に見える人だけ。
裏方も含めるととんでもない人数だ。
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オーケストラでは、ホルン、ワーグナーチューバあわせて12名というのがすごい。さすが、イタオペとともにワーグナーに比類なき演奏を行うMETならではの充実度。
楽器は全員いつもそろっているわけではなく、曲に合わせて人数調整するし、また、出番によっては曲の途中で出たり入ったりしている。弦はそのようにはできないがブラスは結構出入りがある。
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それで、合唱指揮はストイックな人物デイヴィット・スティヴェンダー。それにアシスタントが二人。
普通はこうだろう。ヘルプがいる。
でも、
指揮者1
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指揮者は一人だけ。
オーケストラの指揮者は当時絶好調のジミー、ジェイムズ・レヴァインだけ。
音楽監督、兼、首席指揮者。
あとはタイトルでMETにかかわっている指揮者はいない。
METを振る指揮者は相応にいるもののジミー天下だったわけだ。
ものすごいスケジュールの週は日常茶飯事。そのうち紹介できると思います。
まずは、1983-1984シーズン聴いた演奏会でも見てくださいな。
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