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「開戦、開戦、は~じ~め~」

2017年09月21日 | 人生クラブ
「開戦、開戦、は~じ~め~」
子どもの頃、敵と味方に分かれて、田んぼの粘土を投げ合う時に、必ずこう宣言するナラワシ?だった。

「もはや戦後ではない」と言われた昭和30年代だが、いろんなところに戦争の名残があった。
幼なじみのお父さんは酔うと必ず戦車に乗っていた話をしていた。
白い服を着た、片脚のない人が街頭に立っていた。
小学校のとなりの学級担任は寄せ書きのびっしり入った日の丸国旗を子どもたちに見せていた。

さて、「開戦、開戦、は~じ~め~」で始めた粘土投げだが、一人が石の入った粘土爆弾で額から血を流した時には、いっせいにみんなが「休戦!」「休戦!」「休戦!」とあっちこっちで叫んだ。

だれが粘土に石を入れたんか!
しばらく犯人探しが続いたが、血を流している負傷兵が病院に運ばれることはなかった。

「石を入れたヤツは許せん!」
「卑きょう者はだれか!」

粘土投げも相当なものだが、石は許せなかったのだ。
まるでミサイルはいいが、核搭載はダメだと言っているようなものだ。

子どもの頃はけっこう危険に満ちていた。
よく生き延びてきたものだと、近頃、つくづくそう思う。

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