「ボギーオンペース」に徹しているとコースの景色にも目を配るようになる。
ピンばかりねらっていた頃はホールのレイアウトをほとんど気にすることがなかった。
極端な話、ティーショットの時からピンしか見ていなかったかもしれない。
ピンの見えないドッグレッグのホールは不安で仕方がなかった。
ようやくゴルフを楽しむ余裕が生まれた。
「ボギーオンペース」にはほかにもよいことがある。
それは大崩れしなくなることだ。
「パーオンぺース」にはどこかムリがある。
確率の低いショットをする必要があるからだ。
ティーショットからガチガチに力が入ってしまう。
長い不調のトンネルの間、しばしば、トリプル、アザーズなどの大叩きをしていた。
ギブアップしたホールもある。
「ボギーオンペース」はトラブルやミスに強い。
トラブっても、とりあえずと考えればいい。
各ホール1回くらいのミスならゼンゼン大丈夫だ。
「ボギーオンペース」を続けていると、リズムが生まれる。
リズムを刻んでいる感覚になるのだ。
グリーンまわりからは必ず、1、2の、3~だ。
アプローチ、パット、パットの3拍子ということだ。
アプローチを同じような距離から何度も打つ。
だんだんと距離感がつかめてくる。
以前はグリーンオンの距離が100ヤードだったり、50ヤードだったりとまちまちだった。
クラブを3本くらいかかえていた。
今ではほぼ30ヤード以内で、PWだけを使っている。
ゴルフもマラソンのようにマイペースが必要だ。
ボギーオンをマイペースにしてゴルフを完走する。
だから、あえて「ボギーオンペース」と呼ぶ。