ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

防災施設の必要性を考える

2006-10-29 00:00:00 | 防災
 今年の水害も国土に大きな傷跡を残した。特に、九州地方の梅雨前線による豪雨によってもたらされた被害は大きかった。河川堤防決壊の恐れがあるとして、熊本県水俣市の全世帯一万二千世帯、三万人の避難勧告がこれは、こと無きを得た。しかし、毎回このような避難勧告を受け取って避難をすることを住民は望まない。生命だけでなく財産、地域社会なども守って欲しいと思う。堤防決壊の恐れがあるなら、その懸念がない堤防に改修し . . . 本文を読む

猿田彦大神 私考

2006-10-12 00:00:00 | 歴史
 家の近く前橋市稲荷新田町に「猿田彦大神石塔群」がある。明治時代の日清戦争の出征兵士の無事帰還の祈願の気持ちを込めて、親族、縁者が建立した約二百基の大小の石塔には「猿田彦大神」と刻まれている。猿田彦という神様の名前である。この神様の容姿は異様である。身長七尋(十二m超)、口と尻は明るく光り、目は八咫鏡のように円く大きくて真っ赤なホオズキのように照り輝いていると文献にはある。現在、道祖神の神様ともさ . . . 本文を読む