狂牛病(BSE)騒ぎを複雑にした農林省と厚生労働省の縦割り行政に思う。農林省は酪農家、厚生省は食品衛生が所管であるが、結局、自分達の所管に固執するあまり、事件全体の収拾を急ぐあまり、相当早期の「安全宣言」を出したが、結局国民の納得は得られないまま風評被害が拡大し、第二、第三の狂牛病感染の牛が出た。特に官庁間の情報の共有ができないことは問題であった。全体調整機能を持った係官などの設置も求めたい。
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去る二〇〇二年一月二十一日に行われたアフガニスタン復興支援会議(東京開催)において、同国暫定行政機構のハミル・カルザイ議長は、「今アフガンは戦争と荒廃しかない」と言い、国際社会、特に日本には「道路、電力、通信施設、遺跡復興などに協力して欲しい」と要請された。
この社会資本整備は日本の土木技術の得意分野であり、わが国土木技術者が活躍できる場でもある。同議長が挙げる道路や電力施設は経済・産業の根幹 . . . 本文を読む