ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

憂悶の日々2(キャンディーズ・田中好子)

2011-05-01 18:16:39 | 社会・事件
 キャンディーズのスーちゃん(女優田中好子)死去。55歳。1956年4月8日生。2011年4月21日亡。乳癌だった。 ロスインディオスのシルビアさん52歳。しばたはつみさん56歳。中川昭一58歳。この3人のことを過去にブログに書いたことがある。 そして、またもや、この年齢を聞くに及び、そして「あーこの人は自分と五歳しか違わなかったんだ。ああ、だからあの30年前は・・」などと過去を振り返るばかりにな . . . 本文を読む

仙谷長官の誤り

2011-01-16 18:59:25 | 社会・事件
 平成二十三年月十五日、管総理が内閣を小規模に改造し、再スタートを切る。そもそも、この発端は仙谷官房長官の独断で中国船船長を帰国させたことに対し、野党が一斉に噛み付いたことにある。この中国船問題は領海侵犯問題なんだから、これは船長は日本の法律で裁いて当たり前なのである。でも、そこを仙谷氏は甘く考えた。中国がなんやかんや言って来たことに対し、結局どう対応していいかを、外務省のプロの意見を聞き入れない . . . 本文を読む

電子入札の危うさ

2010-12-31 11:22:17 | 社会・事件
<発端> ある公共事業の入札の実話である。A社がB官庁のC調査業務について、応札することになった。もちろん他社も十社ほど応札した。この業務はまともに積算すれば、おおよそ1000万円程度になることは、どの会社も承知していた。A社はこの業務をこなすほどの力量、余力がないことは分かっていたので、応札には高い値段を入れればいいと思っていた。 そこで、A社営業責任者は電子入札の応札日に、「本命ではないから」 . . . 本文を読む

憂悶の日々

2010-12-03 00:31:09 | エッセイ
シルビア 過日平成22年11月28日に歌手シルビアさんが亡くなる。肺がん、52歳の早世。なんといっても「別れても好きな人」で有名だ。昭和54年(79年)のこの歌は売れたこと売れたこと。やはりシルビアさんの清楚な感じと、あでやかできれいな感じ、その割りに声は伸びるのは魅力的である。他の同年代のアイドル歌手と一線を画していた。大人の女を感じさせた。ネットで昭和55年(80年)の紅白歌合戦に出場したとき . . . 本文を読む

コンクリートから人へというが・・・

2010-11-21 14:37:52 | 環境・自然
積雪による道路面の凍結防止を目的に、山間部の急カーブ部、急勾配部、橋梁部では塩化物系の凍結防止剤を撒布する。凍結温度を下げ、発熱を期待するからで、融雪パイプの配置より安価だからだ。 平成三年のスパイクタイヤ禁止法の前に比べ、この二〇年間で凍結防止剤の使用量は十倍以上になり、これらは植物の枯渇、植物環境の変化、農地・渓流汚染、コンクリート構造物の劣化、車体の腐食などの塩害が起きている。コンクリート . . . 本文を読む

日韓関係を思う

2010-11-21 14:35:26 | 歴史
古くは日本と韓国は元来は大変近しい間柄であったにも関わらず、日本が武力で韓国を併合したという近代史の記述だけが目立つのは双方にとって不幸だ。そもそも、この歴史観というのは、両国の対立で語っては不毛な論争になる。特に近代に入り中国、ロシアで政変、内乱があり、その中で宗主国を清王朝に求めていた朝鮮王朝の苦悩、日本の不安も相当なものだった。従来から極東に領土拡充を目指していたロシアに加え、後発ながら米国 . . . 本文を読む

相撲界に思う

2010-11-21 14:30:19 | スポーツ
相撲界は野球賭博問題で揺れている。相撲はあらゆる点で他のスポーツとは違う。場所の開催は興行に近い。国技として放映権収入などの多くの恩恵を受け、力士は十代から相撲部屋に所属し、生活と一体になった稽古を続けるという点でも特殊で、閉鎖的である。このため古くは北天祐関と千代の富士関の確執など幾多の事件があり、先の力士死亡事件はこの極端な例である。  また今度の事件で話題になった古い体質を取り除け . . . 本文を読む

戦争のハイテク化を思う

2010-11-21 14:25:50 | 歴史
米軍とテロ組織とのアフガン戦争は泥沼化しつつあり、米国内の厭戦の世論も手伝い、米軍撤退の方向にいくかと予想していたが、なんと米軍は軍需産業の技術と軍事費投下によって無人爆撃機による攻撃を激化しているという。この無人機は地球の裏側の本国にいるパイロットが操縦するので、誤爆が多く、自ずとアフガン市民にも犠牲者が多く出る。テロ組織はその市民の憎悪を利用し、自爆テロなどを激化させる。 どこまでもエスカレー . . . 本文を読む

領土問題を考える

2010-11-21 14:24:30 | 社会・事件
 三〇年前、当時の父は家と畑、墓地の周囲コンクリートの石積みを造った。近接者との境界立会いを行い、測量や工事を専門会社に委託し、私費工事で造った。畑の土が崩れもなくなり、私の家も周囲の家も境界のことで思い煩うことはなくなった効果は大きかった。次の私達の世代になり、さらにありがたさが分かる。 三年前に亡くなった父は、先代の時代に土地のことで、身内間のトラブルを目の当たりにし、生活が安定したら、まずは . . . 本文を読む

大誘拐と北林谷栄

2010-11-21 14:19:50 | 芸能
  女優北林谷栄さんが九十八歳の天寿を全うした。私は映画「大誘拐」が大好きだ。その後天藤真氏の原作も数回読んで、この方しか主演はいないという当たり役だ。「大誘拐」は北林さん演じる紀州の富豪のおばあちゃんが誘拐され大事件となるが、このおばあちゃんが犯人を手足の如く使い、自分の身代金を奪い・・という話だ。一人の血も流れず、人望のあるおばあちゃんの帰りを周囲は喜ぶが、結局巨額の身代金は消えた . . . 本文を読む

岩手・宮城内陸地震

2008-06-15 09:04:37 | 防災
 平成十九年六月十四日、午前八時四十三分、震度6強の地震が岩手県、宮城県の内陸山間部に起きた。内陸直下型地震であった。恐ろしいまでに山を壊していった。山がすり鉢状に窪んだ。まるでクレータのようになっているという。  ここですこし気付いた点を記述する。荒砥沢ダムの上流の集落、温泉(200人)が孤立したのだが、これはダムの存在自体が原因しているのではないかということである。ダムは下流の治水安全性を向上 . . . 本文を読む

ミャンマーが忘れられている

2008-06-14 16:09:18 | 防災
 サイクロンによって死者・行方不明者は10万人以上となることが明らかになったミャンマーのサイクロン被害であるが、これはその後の中国四川省の震災によってかき消されてしまったかのようである。この一員はミャンマーの軍事政権の情報閉鎖(鎖国)にある。そして、もう一つは中国は注目し、ミャンマーは軽視するという差別意識が実は国際社会にもあるのではないか。このように思う。つまり、中国の復興は国際経済、オリンピッ . . . 本文を読む

戦争をしない方法

2008-04-20 16:12:10 | 社会・事件
 ある新聞投稿に「軍備をしない国ばかりになれば、戦争はなくなる。日本は平和憲法を堅持し世界に尊敬されるような国になればいい」という趣旨の意見があった。  この考えの根本の部分に賛成するものの、世界中を見渡しても、こんなおめでたい国はない。そんなことをすれば、隣国はこれさいわいとばかりに攻め来る込む、または攻める口実をサッと作り上げる。軍事力を持つ国を相手にこんな馬鹿なことはしない。  戦争行為とな . . . 本文を読む

「宋姉妹」を読む

2008-01-02 10:57:58 | 読書
 角川文庫「宋姉妹」(NHK伊藤・著)を読む。中国の激動の時代に、財閥の三姉妹として生きた三人の女を描いた。おもしろかった。その3人はそれぞれに違った生き方を余儀なくされる。大財閥夫人となった長女宋靄齢。宋財閥以上の孔子を祖とする孔財閥に嫁ぐ。二女宋慶齢は革命家・孫文と結婚し、孫文の後継者である蒋介石が国民党を我が物にした後は、国民党と分かれ、独自の中国革命を目指す。そこに、中国共産党が近づく。結 . . . 本文を読む

激動の平成十九年

2007-12-30 08:02:21 | エッセイ
 年末年始の休暇を29日から3日まで、6日間いただく。この一年はたいへんな年になってしまったと思う。ここで少し振り返る。  まず、三月十五日に父が亡くなる。病院ではなく自宅だった。三月十二日に退院できたと思ったら、その三日後だった。  七月末には私が解雇通告を受ける。これには家族ともども一番こたえた。八月末日には正式に退職。八月初旬の試験はなんとか集中して受験したが、あえなく不合格。九月十八日に現社に再就職が適った。この間、再就職の難しさを実感した。  ハローワークなどの就職情報には、個々の企業のみならず、すでに派遣会社が求人している。この派遣会社という存在が雇用を相当にゆがめている。またこの間、ワーキングプアに対しても興味を持ち、数冊の本を読む。ともかくも、再就職できて幸いだった。私を雇用してくれた現社の経営者・首脳には感謝している。  ともかくも、そんなこんなで、また仕事が出来ることになった。そして、いま抱える仕事、そう難問の仕事にぶち当たる。過去に会社でも手がけたことがない仕事である。私にお鉢が廻ってきた。私とある方と二人で当たることとなった。最近はこの仕事のことが気がかりである。  再就職が適って、まだ三ヶ月と二週間程度である。しかし、なんとか違う環境にも順応できた。  今年は激動の年であった。必ずしもいい年ではなかった。来年はそんなことはないだろう。 . . . 本文を読む