ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

コンクリートから人へというが・・・

2010-11-21 14:37:52 | 環境・自然
積雪による道路面の凍結防止を目的に、山間部の急カーブ部、急勾配部、橋梁部では塩化物系の凍結防止剤を撒布する。凍結温度を下げ、発熱を期待するからで、融雪パイプの配置より安価だからだ。 平成三年のスパイクタイヤ禁止法の前に比べ、この二〇年間で凍結防止剤の使用量は十倍以上になり、これらは植物の枯渇、植物環境の変化、農地・渓流汚染、コンクリート構造物の劣化、車体の腐食などの塩害が起きている。コンクリート . . . 本文を読む

日韓関係を思う

2010-11-21 14:35:26 | 歴史
古くは日本と韓国は元来は大変近しい間柄であったにも関わらず、日本が武力で韓国を併合したという近代史の記述だけが目立つのは双方にとって不幸だ。そもそも、この歴史観というのは、両国の対立で語っては不毛な論争になる。特に近代に入り中国、ロシアで政変、内乱があり、その中で宗主国を清王朝に求めていた朝鮮王朝の苦悩、日本の不安も相当なものだった。従来から極東に領土拡充を目指していたロシアに加え、後発ながら米国 . . . 本文を読む

相撲界に思う

2010-11-21 14:30:19 | スポーツ
相撲界は野球賭博問題で揺れている。相撲はあらゆる点で他のスポーツとは違う。場所の開催は興行に近い。国技として放映権収入などの多くの恩恵を受け、力士は十代から相撲部屋に所属し、生活と一体になった稽古を続けるという点でも特殊で、閉鎖的である。このため古くは北天祐関と千代の富士関の確執など幾多の事件があり、先の力士死亡事件はこの極端な例である。  また今度の事件で話題になった古い体質を取り除け . . . 本文を読む

戦争のハイテク化を思う

2010-11-21 14:25:50 | 歴史
米軍とテロ組織とのアフガン戦争は泥沼化しつつあり、米国内の厭戦の世論も手伝い、米軍撤退の方向にいくかと予想していたが、なんと米軍は軍需産業の技術と軍事費投下によって無人爆撃機による攻撃を激化しているという。この無人機は地球の裏側の本国にいるパイロットが操縦するので、誤爆が多く、自ずとアフガン市民にも犠牲者が多く出る。テロ組織はその市民の憎悪を利用し、自爆テロなどを激化させる。 どこまでもエスカレー . . . 本文を読む

領土問題を考える

2010-11-21 14:24:30 | 社会・事件
 三〇年前、当時の父は家と畑、墓地の周囲コンクリートの石積みを造った。近接者との境界立会いを行い、測量や工事を専門会社に委託し、私費工事で造った。畑の土が崩れもなくなり、私の家も周囲の家も境界のことで思い煩うことはなくなった効果は大きかった。次の私達の世代になり、さらにありがたさが分かる。 三年前に亡くなった父は、先代の時代に土地のことで、身内間のトラブルを目の当たりにし、生活が安定したら、まずは . . . 本文を読む