ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

地名は歴史遺産

2000-04-30 18:28:07 | 歴史
 地図を見て気付くのは、地名がその地域の地形や昔の生活を表していることだ。よく見受けるのは窪地、谷地形を表す「久保」「谷津」などである。旧市街地に鞘町とあれば昔の刀職人さんの町だろうと想像する。  往還の交差であれば「十文字」、川の合流であれば「相俣」などの地名があるが、こ現在は道路改良、河川改修が進み、その面影をとどめるものは少ない。  地図の利用法で多いのは、都市計画など将来の計画図としての利 . . . 本文を読む

怖い地球の温暖化

2000-04-28 22:54:44 | 環境・自然
 地球温暖化と聞き「だんだん地球が暖かくなる。暖房費が少なくなる」という認識をもった方がいた。とんでもない話である。地球が温暖化すれば、気候が夏と冬には特に先鋭化し、酷暑、極寒になる可能性が高い。  地球温暖化は地球の外殻にあるオゾン層の破壊に起因するものであり、一つには南極の氷が溶解し海面上昇する。そうなれば、わが国の沖積層に展開する都市部は壊滅的被害を受ける。この時、地方の山間部は大丈夫だから . . . 本文を読む

「激務」ごくろうさま

2000-04-18 22:50:44 | 訃報
 小渕総理が入院し、総理大臣になって六一五日目に退陣する。早期の快癒を祈るとともに、大変な仕事をこなしてきたことに対し、「ご苦労様でした」と申し上げたい。  総理大臣の一日は新聞紙上でも掲載しているが、これを読むと早朝から深夜までを会談、議論、討論などで終始する大変な激務であることが分かる。加えて曜日、時間帯に関係なく深夜でも記者会見が行われたりする。有珠山の件など敏捷な対応は必要であるが、渦中の . . . 本文を読む

わたしの荒川

2000-04-14 22:56:20 | 歴史
 私は荒川を郷里・群馬県と、東京のちょうど真ん中に横たわっている大きな川だと思っている。距離的にはだいぶ東京寄りであることは云うまでもない。  私は群馬県出身で、就職は東京の建設会社だった。独身の時代、帰省には高崎線を利用していた。東京北区の赤羽駅からしばらくして、当たりの風景がパッと一面に開け、河川が出現する。これが荒川だった。  群馬の川と違い緩やかに流れている河面が印象的だ。そして、広い河川 . . . 本文を読む

群馬の魅力づくりに力を

2000-04-06 22:49:02 | エッセイ
 群馬・東京間は概ね一〇〇キロの距離にある。そして、ここ二〇年間の関越道・上信越道の高速道路、上越・長野新幹線の開通は、この距離を感じさせないほどに、特に通勤やビジネスマン達には便利になった。  しかし、この時間距離の短縮化は、逆に「県内ではこと足りない」「東京に行けばいい」という傾向を強め、県内企業などが育たない原因にもなってきた。買い物、商売だけでなく、就職・結婚、マイホーム取得を県外で…とな . . . 本文を読む