ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

相撲界に思う

2010-11-21 14:30:19 | スポーツ
相撲界は野球賭博問題で揺れている。相撲はあらゆる点で他のスポーツとは違う。場所の開催は興行に近い。国技として放映権収入などの多くの恩恵を受け、力士は十代から相撲部屋に所属し、生活と一体になった稽古を続けるという点でも特殊で、閉鎖的である。このため古くは北天祐関と千代の富士関の確執など幾多の事件があり、先の力士死亡事件はこの極端な例である。
  また今度の事件で話題になった古い体質を取り除ける必要を迫られると思う。一般にはプロスポーツの存続には、企業や地域社会のサポートが必要だ。相撲界が今後このような新たな支援者の獲得に動くとき、相撲の魅力をアピールする努力も必要である。
 時を同じくして、サッカーと相撲を比べることは酷だろうが、スポーツを目指す若者が両者のいずれを選ぶかを問いたい。他のスポーツと同じ「土俵」でと言いたい。 平成二十二年八月。