最近「コンプライアンス(法令遵守)」という言葉が、最近の事故や事件でテレビ番組から聞こえてこない日はないくらいになった。この言葉は、仕事においてもよく耳にする。しかし、みんな適当に使ってないか。
コンプライアンスといっても何に対するコンプライアンスなのかが分からない。経営陣が語るコンプライアンスとは、法令を遵守した上で、適正な利益をあげなたい。技術者のコンプライアンスとは、法令を遵守した上で、 . . . 本文を読む
『日本は積極的に戦争をしかけるのではなく、外国から見くびらず、また外交交渉が腰抜けにならない程度に防衛的軍備を整えておく。つまり国防は防御的国防でなければならない』この言葉を聞き納得する方は多いと思う。誰の言葉であるかは後述する。
やはり、最近の中国や韓国との靖国問題、北朝鮮との間にある拉致問題、そして戦後からの未解決問題としての北方領土問題などを考えると、説得力がある。すなわち最近は、日本は外 . . . 本文を読む
三月に亡くなった城山三郎の代表作「落日燃ゆ」を読む。主人公は戦中に首相、外相三回を務めた気骨の外交官・広田弘毅。中国大陸の戦線拡大を食い止めることに尽力したたが、この時の外交交渉を邪魔された陸軍大将、中将など六人とともに東京裁判で刑死した。
主人公の人間としての責任感、潔さがにじむ。裁判で無罪を主張し始めれば、自分に責任はないことになってしまう。政治体制の事情があったにしろ、首相を務めた政治家 . . . 本文を読む