ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

日韓関係を思う

2010-11-21 14:35:26 | 歴史
古くは日本と韓国は元来は大変近しい間柄であったにも関わらず、日本が武力で韓国を併合したという近代史の記述だけが目立つのは双方にとって不幸だ。そもそも、この歴史観というのは、両国の対立で語っては不毛な論争になる。特に近代に入り中国、ロシアで政変、内乱があり、その中で宗主国を清王朝に求めていた朝鮮王朝の苦悩、日本の不安も相当なものだった。従来から極東に領土拡充を目指していたロシアに加え、後発ながら米国 . . . 本文を読む

戦争のハイテク化を思う

2010-11-21 14:25:50 | 歴史
米軍とテロ組織とのアフガン戦争は泥沼化しつつあり、米国内の厭戦の世論も手伝い、米軍撤退の方向にいくかと予想していたが、なんと米軍は軍需産業の技術と軍事費投下によって無人爆撃機による攻撃を激化しているという。この無人機は地球の裏側の本国にいるパイロットが操縦するので、誤爆が多く、自ずとアフガン市民にも犠牲者が多く出る。テロ組織はその市民の憎悪を利用し、自爆テロなどを激化させる。 どこまでもエスカレー . . . 本文を読む

よみがえる「久留馬」

2007-01-02 10:37:49 | 歴史
 市町村合併に伴い、貴重な地名の喪失は問題だと思っている。榛名町という町名は今年の九月をもって無くなり高崎市となった。全国的にも知名度の高い「榛名」という地名は榛名湖、榛名山、榛名湖町などにどどめているが、住所などに入れられないことは、旧住民にとっては残念だろう。  しかし、合併で復活する地名があることも知った。旧榛名町の小学校は第一から第八まで八校あったが、高崎市にならってか、校名に地名を用いる . . . 本文を読む

猿田彦大神 私考

2006-10-12 00:00:00 | 歴史
 家の近く前橋市稲荷新田町に「猿田彦大神石塔群」がある。明治時代の日清戦争の出征兵士の無事帰還の祈願の気持ちを込めて、親族、縁者が建立した約二百基の大小の石塔には「猿田彦大神」と刻まれている。猿田彦という神様の名前である。この神様の容姿は異様である。身長七尋(十二m超)、口と尻は明るく光り、目は八咫鏡のように円く大きくて真っ赤なホオズキのように照り輝いていると文献にはある。現在、道祖神の神様ともさ . . . 本文を読む

地名には大切な歴史がある

2004-10-01 19:53:00 | 歴史
 平成の大合併を前に、地名の消滅に危惧を抱く方は多いと思う。昨今では意味も無く公募から自治体名を決めたり、カタカナ字を使ったりするもの、従前の地名が読みにくい、都会的でないという理由で改変してしまう例も聞く。  これらの対応を見ると、釈然としないものを感じる方も多いのではないか。  自治体名とは、従前からある地区名、郡名、山系名、河川名から採用するべきかと私は思っている。これらは長い歴史を通じて、 . . . 本文を読む