ある土木技術者の雑記帳

日頃感じたメモ、新聞投稿。"野にして粗だが卑ではない"生き方を目指す・・んなこと言っても結構難しいと感ずる今日この頃

紙の効果(画面VS紙)

2006-12-01 22:03:54 | IT・PC
 今日、会社でペーパレス時代が来るかどうか、何人かで話した。その結果であるが、皆の答えは絶対にならないということだ。私もそう思う。皆「紙党」だった。もちろん、そこそこパソコンは使える人達であるが。
 現在これだけパソコンが普及し、ネットが便利に使えても新聞を止めようという人は少ないのではないか。(ただし、若い世代では多いとは思う)
 以前に読売新聞の日曜日に配布されてくる「ヨミー」という小冊子に楽天の三木谷社長が登場していた。新聞党である。全体を見られる新聞の効果は大きく、新聞はネットが普及しても無くなることはないだろう。こんなことを発言していた。
 この新聞に限らず、図面でも、本でも紙でないと落ち着いてじっくり眺めることができない、または不自由だ。何枚も一遍に見ることもできない。何画面もの表示をしてまでしてパソコンを操作しようとは普通の人は考えない。
 なによりモノの理解(読解)を助けるのに、紙をおいてない。だから紙は偉大だと思う。
 モノを考えるとき、じっくり考えるのに紙に書くか、想像するか、瞑想するかで、ワープロを一生懸命叩く方も少ないのではないか。
 私が言いたいのは、紙を用いること(紙に書く、紙を読む)効果をもっと評価して欲しいのである。これは皆さん(誰に言っとんじゃ?)自身にとって、結構な大きな実りをもたらすと思うからだ。
 なんだ?実りって?という声があろう。
 そうね、実り。落ち着き、理解力アップ、想像力アップ、創造性向上ってところではないか。同時にパソコンの効果を過大に評価してはならない、と私は思っていいる。そして弊害もあることも。