(たいまつ)と言う、「語録」の全書版が20年以上前に出ています。 勿論、私はこの文筆家の「語録」の中に埋め込まれた、一人のジャーナリストの生き方に感銘を受けて、今でも座右の所の札として、手元の本棚に立て掛けてています。
文字の持つ力は、私も重く想いながら、 (はがきエムの一部として、「自分の語録」も発信し続けました。 とは言え、所詮「田舎絵描き」のすることです。 でも、その時々に思った一寸した「同意」「詩情」「怒り」「喜び」「語りかけ」など、最も解り易く主張を続けたのでした。
この作品たちは、22日に描いたものです。 ごく当たり前の言葉を、ごく自然に餌に加えて見ますと、抽象画などでも「発言力」が高まって行くようです。
「人物画」は不得手だと思っていたのですが、人の動作、しぐさのちょっとした素振りが。 思いのほか、観る人にいろんな思いを膨らませる機会を生んでいるようです。
むのたけじ著「日本で100年生きて来て」、さらに「99歳一日一言」の2冊も、人それぞれに共感出来る「言葉」が満ちています。 言葉の持つ意味の重さに今更ながら、自分が揺らいで行くことを実感しました。 まだ、私だって「若い」と思わせて頂いたのです。