JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

大阪府箕面市(JCC 2524)移動運用報告

2020-02-28 | 移動運用結果報告
2/24(祝)に大阪府箕面市(JCC 2524)聖天展望台に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

鳴門から帰ってきた翌日ですが、やりたいテストがありますので出かけましょう。

やりたいテストは「SG-7900のテスト」と「1200MHzのアンテナの地上高アップ」です。SG-7900の評価は24KGと条件を合わせての比較がベターでしょうから、前回と同じく箕面の聖天展望台からにします。


いつも通り石橋駅から箕面駅を目指します。

石橋駅には地下道で連絡する4号線があります。元々朝夕のラッシュ時に梅田と箕面線を直通する8両編成の準急や普通が発着していましたが、準急は廃止され普通のみになり、それすら朝だけとなりました。今は平日朝2本だけで使われない時間帯はこのように閉鎖されています。箕面線沿線の再開発が進まず乗客が減っているため線内を往復する4両だけでいいのでしょうね。

箕面駅からいつもの聖天展望台に向かいます。

先日は再建中の「橋本亭」をご紹介しましたが、もう1軒料理旅館を改装したカフェ「河鹿荘」があります。こういう使い方で再生させるのはいいことですよね。


いつもの場所に到着。まずはSG-7900を設置しましょう。

第一電波の144/430MHzのノンラジアルホイップで長さは1.58m、144MHzは5.0dB、430MHzは7.6dBです。現在市販されているノンラジアルの144/430MHz用モービルホイップとしては最高の性能を誇ります。これを上回るのがコメットの24KG(144MHz:6.0dB 430MHz:8.4dB)です。ただし24KGは自分でラジアルを用意するしかありません。

私はラジアルを自作しており、前回はこれを利用しています。

SG-7900を同じように6mの伸縮ポールでクランクアップします。アンテナ以外の条件は揃えており、アンテナの性能比較が可能です。


10時50分にスタート。まずは144MHzから。奈良や和歌山の移動局は問題なく入感しています。一方で山越えになる高槻なんかはやや力不足みたいですね。S1~2つ分弱いようです。

8局できたので今度は430MHz。こちらも見通しは強力です。144MHzに似た感じで山越えになると24KGに比べやや力不足かも知れません。地力の違いが出てきているようです。カタログスペック通りで微妙なところで差が出ますが、通常使う分には強力なアンテナでしょうね。第一電波もコメットも売れ行きが今ひとつとなっている長いアンテナを作ることに消極的で、移動用にSG-7900を選ぶというのも悪くないのではないかと思います。


今度は1200MHz。

FT-104に第一電波のNR124という5/8λ×4段のノンラジアルを直結させて使ってきました(廃盤なのでゲインは推定8.4dB)。ケーブルロスはないものの地上高が稼げないのが短所で、地上高を上げたらどうなるのか実験してみます。地上高を上げた分のゲインとケーブルロスとの兼ね合いとなるため必ずしも地上高を上げることがベターではないのがGHzの世界です。今回ケーブルは10mの5D-FB、MP-MPのケーブルなので変換コネクタをかませて使っています。ちなみにJARLの資料によると5D-FBの10mでは1200MHzで2.3dBの損失になるそうです。

奈良県の移動局とQSOできました。安定して飛んでいるようです。これでいいのかな、という感じです。

テストが終わったので引き上げましょうか。


今回は144MHzで8局、430MHzで7局、1200MHzで1局の計16局でした。ありがとうございました。SG-7900は使うシーンがないので中古で売ってもいいのかな、と考えています。
コメント
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