ダニー食堂

右往左往の日々。

ローラ滞在記その1

2009-04-03 | もう1品
クジラを見に行くツアーに参加。

停泊している船でも苦手なあたしは酔い止めを服用して準備満タン。
ローラにも勧めるも「乗り物酔いしたことないから大丈夫」と彼女は自信満タン。
ダニーは船乗りなので聞きもせず。

出発前の余裕のポーズ


我々もたこのオブジェで。


元気よく乗船


ローラもご機嫌


出航!




「・・・・・・・・・」






「揺れるわ」




もうこの先の画像はありません。


出航時よりデッキの先頭にいた我々。
沖に出るにつれ寒さが増してあたしは船内に。
ダニーに出来るだけ窓の外の遠くを見ているようにとアドバイスを受け、開いていた席に付いた途端

「・・・・クスリ飲んでおいて良かったかも
10分後、薄く開いた目でバッグの中の酔い止めを探しもう1錠服用。

そのうちダニーがやって来て「船体の後ろが一番安定しているから」と連れ出される。

風が避けられる席を見つけて大人しく座っていると、クスリが効いて来て眠ってしまったの。

あぅー、キモチワルイ・・・って目が覚めて辺りを見ると、ぐったりした人たちがたくさん。
子供なんて親に抱かれたままゲーゲーしちゃてどっちも可愛そう。


「あー、みんなも気持ち悪くなって後ろに避難してきたんだわー」と、ふと脇を見ると元気印のローラが床に転がってるじゃない。
健気な彼女、あたしと目が合うと青白い顔で薄ら笑いをくれたわ。


再び眠りに落ちると今度は船長のアナウンスで目が覚めたの。
10時の方角です。今10時の方角にクジラが見えます」

周りにいる人は皆ゲ○袋片手に辛い時間を過ごしているもんだから誰も反応なし。
あたしも横目でチラリとクジラの噴水を捕らえたのみ。

そんな中、ローラがむっくり起き上がった!

立ち上がった!


歩いた!!



本人曰く、飛行機に乗ってイリノイ州からやって来て35ドル払って船に乗って嘔吐だけして終えたら自分は負け犬だと。
本当は手も震えて「このまま歩きながら吐いたら床に座ってる人に掛けてしまう」って焦ってたんだって。


待ちに待った「今から陸へ戻りマース」という船長の案内と共に怒涛の嘔吐ツアーは収束の兆しへ。
帰りは驚くほど穏やかな航海で、たちまち元気になったの。

やっぱり船は嫌いと再確認したクジラツアーでした。


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