ダニー食堂

右往左往の日々。

引率準備

2009-11-30 | 米国南部にて準備中
この地で走ることを辞めてしまった鉄人ランナー「ミラクル日産車」

その後、中古で購入したシボレーが現代的で快適な走りを見せるもんだからすっかり影が薄くなって・・・と思っていたのはあたしだけでダニーは違ったみたい。

嫁がポケーっとテレビを観ている間、せっせと基地内の板金工場に通い


必要な部品は自作して


市販されているものは購入して


着々と共に連れて帰る準備をしてたわ。



こんな巨大な鉄屑を引っ張って西へ3000Kmの旅、一体ガソリン代はどうなっちゃうのかしらね。

着いて島のアパートの荷物をまとめて今度は北へ750km、新しい住まいが落ち着いたらエンジンを総取り替えして再び鉄人ランナーへと蘇らせるらしいわ。
そんなことしている間に、もう1台まともな車が買える気がしないでもないんだけど。

作業をしながらまだ見ぬ新居のガレージに夢を馳せるダニーと、その隣でやさしく微笑む嫁。

微笑みながら嫁は心底こう思うの。


こんなポンコツ捨てちまえよって。



←テスト走行はまだです。

きんに君とワニとジャズ

2009-11-30 | 米国南部にて準備中
世間はホリデームード一色で盛り上がったこの4連休、我々夫婦は感謝祭当日でさえも夕方からジムへ。

案の定ジムはがーらがらで、どのマシンも使い放題だったわ。
「この人たちも七面鳥を食べる会には縁が無いのね」なんて思いながら自分たち以外の利用者を見てみると、見事に全員が筋肉隆々のタンクトップじゃない。
身内で集って高カロリーな食事をするより自分の上腕筋を可愛がることの方を重要視する感じの方々に混ざって
純粋に予定が無くビールの為に汗を流す我々

そんなあたしたちだけど、連休の2日目からは米国南部で過ごす最後の週末に花を添えようと出掛けてきたの。

車を西に走らせて


ルイジアナ州へようこその看板


そして再びニューオリンズ

今回の目的のひとつである「ワニを食す」ためにランチへ。
爬虫類系は苦手なのであたしは普通にナチョスをオーダー。

ダニーが頼んだワニ肉のソーセージのサンドイッチ↓


一口食べさせてもらったけど、スパイスが強すぎて何肉を食べているのか実際に分からずダニーもちょっとガッカリしてたわ。

食後、観光をしていると夢のような噴水を発見!


よく見ると出てるのはただの水、やっぱりね。



前回、地元の料理を求めてランチで入ったK-Paul'sが超ヒットだったので今回は夕食に。

やっぱり旨い!

「訳の分からんワニなんか食べずに今日のランチもここに来れば良かったね」ってことで、翌日のランチもここに入ると店の人に「お帰りなさい」って言われちゃったわ。


食事の後は今回の最大の目的であるPreservation Hallへ。
スピーカーも通さず本物のジャズ演奏が聴けるという前情報で、なんと酒もタバコも禁止という土地柄あり得ないルールを持つ店らしいじゃない。
まさかとは思ったけど、本当だったわ。

ドアが開く30分前に到着するも既に長蛇の列、しかもディズニーランドのアトラクションの列かと思うほどの日本人率でびっくり。

入り口で10ドル払って中へ入ると既にこんな感じで超満員。
座席があるのは前3列くらいでそれ以降の人はみんなギューギューに詰められて立ってるの。

「まるで東京の地下鉄に乗っているようだ」とダニー。


ステージもこじんまり




2人ともジャズに関する知識はまるで無いけど最高の演奏であったと大満足。

ホテルへ戻る途中で。


翌日はサクッと市内観光を済ませて正午過ぎには車で南下。
着いた場所は湿地帯の州立公園。


「ワニさんをからかったり餌をあげたりしたら罰金もしくは禁固刑ですよ」っていう張り紙
(前日に食べちゃいましたけど?)


とりあえず散策開始










ハイキングトレイルの終点


ミシシッピー川沿いに建っていた不思議な像


基地生活終了まであと4日
←あなたのクリックがあたしの励み






感謝祭に自画自賛

2009-11-26 | 米国南部にて準備中
世間は今日「感謝祭」という祝日で家族や親しい者同士で集まって七面鳥を食べる日で、世のホームレスも有志によって七面鳥をメインとしたご馳走が用意されるような大事な日みたいなの。

しかしながら相変わらずイベント事に薄い根暗夫婦のあたしたちには、至って普通の木曜日だったんだけどね。

そんな中、普段は軍人専用の食堂がそれ以外の人にも解放して「感謝祭メニュー」を出してくれるっていうじゃない。
有難く頂いてきたわ。

その感想、

あー、自分の鶏肉料理が恋しい・・・


←来週の今日この地を去ります

寿司が踊ってパンが舞ったフロリダ

2009-11-23 | 米国南部にて準備中
朝食も身支度もとっくに終わっていながら、全くもって予定のない日曜の朝。
お茶を啜ってるあたしにダニーが薄ら笑いを浮かべて聞いてきたの。

今からフロリダ行っちゃう?


フロリダっていったら、ラテン系のオネーチャンがビキニで街をローラースケートで走り抜けたり、半裸の超イケメンズ(しかしゲイ)が至るところに溢れていて、バーの片隅では怪しげな男がキューバ産超高級葉巻をくゆらせてるっていうイメージを持つあたし。


即出発!


あれぇ、確かこの街から遠く離れる時は職場の事前許可が必要だったんじゃなかったっけ・・・と思いながらも浮かれる気持ちに掻き消され、

アラバマ州を通過して


あっというまにフロリダ突入!


どうやら目的地は「限りなくアラバマ州のフロリダ州」ペンサコーラという街だったみたい。
ここまで僅か2時間弱。

半裸のイケメンなんて一人もいなかったわ。


とりあえずランチ。
事前に「魚が旨い」という情報を入手していたダニー推薦のレストランでお寿司。

運転手なので水を飲む亭主の目の前で「おいおい、あたしゃ日本から2週間前に戻ってきたばかりで舌が肥えまくっちゃってるんだよ」と、自分一人ワインを飲みながらマズイ寿司なら食いたくねーんだよと横柄な態度をとる嫁。



旦那さま、大変失礼致しました



同じ海辺の街でもサンディエゴじゃこの値段でこの質はありえなかろう・・・と大満足で完食。


食後のお散歩


古い立派な造りの建物が目立つ住宅街


町並みも古くてガスランプも現役


覗いたバーの窓からパチリ


遠浅で穏やかなビロクシーのビーチとは全然違う


夕飯は焼きたてのパンを投げてよこすのが売りという場所で。
ウェブアドレスもそのまんま。


中は大混雑で、こんな感じ。


本当にパンが宙を舞ってたわ。



←早く自分の手料理が食べたいです








南部料理に満腹神経を破壊される

2009-11-21 | 米国南部にて準備中
ランチに、ご当地料理の一つ「ナマズ」を食べに行ってきたの。


お庭もステキなレストラン
建物のインテリアも客層も「アンティーク」で、歴史がある感じ。

気持ちはナマズのフライでがっちり固まっていたのだけど、前菜にトマトのフライを強く勧められたのでそれも試してみることに。

すると最初にやってきたのが、たっぷりのコールスローとフカフカのビスケット。
これだけでランチには十分のボリュームとカロリーなのに、次に来たのが前菜のトマトよ。

正しく「トマトのフライ」で厚めにスライスされたトマトに衣をつけて揚げたもので、かつて味わったことのない不思議な食感と適度な酸味。

やばっ、すでに満足してきちゃった・・・というところに、メインのナマズのフライが登場。
例えるならばウナギね、ウナギのフライ。
辛いソースを付けて食べてみると、コレがまたイケるのよ。

高カロリーな料理で既にお腹は一杯なのに、不思議とまた手が伸びるという危険な状態に置かれた我々夫婦のもとに、先ほどトマトのフライを勧めたウエイトレスがやって来て

デザートはどうされますか?



(無茶言わないでください、殺す気ですか?)




←夜のビールは2本減らしました。



結局腹12分目

2009-11-20 | 米国南部にて準備中
ランチにハンバーガー屋さんへ。
メニューに「小さいチーズバーガー」とあったから、腹八分目を見越して小さいチーズバーガーをオーダー。


でもね、


小さいというか、むしろ重たいチーズバーガーが来たわ。

FIVE GUYSさん 
メニュー表記が間違っていませんか?

「普通のアメリカ人はコレより大きいサイズを頼んで、更にポテトフライも食べちゃうんだから大したもんだよ~」と同じく満腹顔のダニー。

一体それは自分をどこ国籍とみての発言なのかを確認したら「僕は普通のアメリカ人じゃなくて、健康的なアメリカ人なんだよ」とのこと。

よく分からないけど「普通じゃない」のは確かね。


腹ごなしに、ビロクシーの中心部をお散歩






静まり返ってたけど、可愛らしい街でした。


←日本で増やした体重が戻りません






大事な日にキレた亭主にあたしがキレる

2009-11-19 | 米国南部にて準備中
我々が滞在している基地内の宿泊施設は一般ホテルと同じように毎日お掃除の人が入るの。


でもね


バスルームは繋がった隣の部屋から入って毎日お掃除してくれるのだけどこの日は掃除機だけ、この日はベッドメークだけ、ある日はタオルの交換だけって感じで完璧じゃない辺りが安い軍施設な感じなのよ。

それでも里帰り前に1ヶ月間ここに滞在した時は、ほぼ毎日お掃除に入ってもらっていたの。

だけどそれ以降ダニーは「邪魔をしないでください。お掃除は不要です」っていう札をドアから外さず、シーツもタオルも自分で洗濯をしてゴミ出しもして、掃除機は夜にリネン室から拝借して自分でかけてたっていうじゃない。

なぜならば

・掃除という名目で部屋に入るのに綺麗になった形跡が見られない。
・清潔である筈のタオルが時に匂う
・そのタオルを使わずに置いておくと毎日、新しいタオルを次々に積んでいって天井に付く高さまでになった。(←言いすぎ)
・備え付けのプラスチックのコップを使わずにいると毎日、追加していってこちらも天井につく高さまで溜まった。果たして彼女の視力は大丈夫か。(コレも言いすぎ)
・そんな怪しい感じなので私物で氾濫する部屋に入れたくない、自分で掃除したほうが合理的。

上記の理由からダニーはこの3ヶ月近く、誰も部屋に入れなかったらしいのよ。

彼の言い分はあたしにも思い当たる節があったから納得して、この10日間ほどダニーに変わってあたしがせっせと掃除洗濯に励んでたわけ。
まぁそれで両者(ホテル側と亭主)が納得しているんであれば無問題じゃんって。

と・こ・ろ・が

お手紙を貰ってしまったの。
その内容たるや
「私たちには客室を清潔に保つという使命があります。滞在される方に居心地よく過ごしていただく為に清掃は必要不可欠です」

要は「たまには掃除させてよ、さもないとヤバイよ」っていう内容。

それを読んだダニーがまぁ怒ったこと起こったこと。
普段は縁遠い放送禁止用語を可能な限り散りばめて怒鳴り始めたの。
しまいにはドアを開けてご近所さんにアナウンスさながら、向かいの建物から声がこだまする勢いでいかに清掃担当者が低脳で不要なと人材かを叫びながらスピーチしてるのよ。

そもそも大きい声を出されるのが苦手のあたしは、例えその矛先が自分に向いていなくとも同じ部屋、大の男、ましてやそれが自分の亭主ということで最低な気分なわけ。
それに、箇条書きに出来るほど不満が溜まっていながら苦情を出さずいたことにもも「今まで何してたの?」って感じ。

だから「あなたにもこういう風に非があって、彼女らは自分の仕事をこなしてるだけ。こうやって大きな声を出されるのはいささか不愉快で何の解決にもならないし馬鹿みたいだ。それに下品な言葉をあたしの前で使ってくれるな!妻として屈辱だ」と意見を述べたところ

馬鹿はあいつらだ、俺は貴重な自分の時間を割いて低脳の奴らの仕事を手助けしてるんだ、それに一度たりとも君に向かって怒鳴ったことは無い、これは全てあの馬鹿女に向けてのものだと更に怒り心頭。

そんなダニーにあたしも噴火。
あと2週間もここに泊まらなくてはならないのに、このまま解決策を見つけないままでいるとまた同じような事態が起こるでしょ?
投げ捨てられたばかりの例の手紙をゴミ箱から拾い出し、サイドテーブルの引き出し一杯に溜まった「ようこそ○○ベースホテルへ」というプラスチックの案内(←邪魔なので引き出しにしまうと翌日すぐに別のものが現れそれが繰り返された結果同じもので満杯)をベッドに全て放り出し

「これらを証拠に事務所に出向いて話をつけてきて」

「日本の常識で物を言うな。ここはアメリカ、しかもミリタリーだ。最低の次元でことが進んでるんだ」

「吼えるだけなら犬でも出来るの。仮にもあんたに脳みそがあるなら理知的な言葉でどうにかしてきなさいよ。」

ダニーったら黙っちゃったわ。
これで苦情を言いに行くかなーって様子を見てたんだけど、結局はメールで不服を申し立てたみたい。

こんなすったもんだがあったけど、とりあえず・・・・・






お誕生日おめでとう、ダニー




普段は仲良し夫婦です



気分は水曜探検隊

2009-11-16 | 米国南部にて準備中
ミシシッピ州とルイジアナ州の境界線付近の川をボートで行くツアーに参加してきたの。

その前に朝ご飯。
先日、メンフィスのMionaさんから仕入れた情報を亭主に落としたところ「絶対行くぞ」ということに。


この辺りで2キロおきくらいに点在する朝ご飯のお店「ワッフルなんとか」を比較に出してしまったら怒られてしまいそうな差なのだけど、実際2ドルくらいしか変わらないのね。

初めてフカフカのビスケットをグレイビーソースと一緒に頂きました。
Mionaさんの情報どおり雰囲気もお味も大満足で、ダニーに至っては「今度は夕食に来る」と決意表明してたわ。

再び車を走らせて、ツアーの発着場所に到着。

この巨大な花が時折たらす水を指にとって舐めるとかなりの糖度。


何の花かというとコレ↓





バナナ


これにテンションがあがりアリゲーターに戦いを挑んでみたり




喰われてみたり





ふざけていると出発時間が。
出航!


川と生活を共にしている一般住居




亀さん発見!


さらに進むと・・・


ワニさんも発見


ここにも


背の高い鳥



陸からは見ることがないであろう世界


仲良く並んだ亀さんたち


ワニさんも日向ぼっこ


7月にこの地に到着した時は、半端なく暑いしベトベトだし部屋から1歩も出たくなかったけど最近はいい感じ。

残り3週間をどう過ごすかまだまだ模索中。
←あなたのクリックがあたしの励み

写真満載 de ルイジアナ

2009-11-14 | 米国南部にて準備中
一泊でニューオリンズへ行ってきたの。
ハリケーンの被害を受けてのものかどうかは定かじゃないけど「ルイジアナ州の道路は酷い」という噂は事実だったわ。

美しいミシシッピリバー


音楽で溢れる夜の街








バーボンストリート


某掲示板で多数の人が「木曜の夜に行け」と勧めていたバーへ。
ダウンタウンからタクシーで10分ほど離れた場所で、我々は半信半疑だったんだけど結果すごい人。
感じがいい上にパワフルなバーテンのオネーチャンが思いがけず日本人でびっくり。


いつも小学生並みに寝るのが早い我々はジャズ演奏で盛り上がる中、早々と11時過ぎに退散。

翌朝のホテル












フロントに用意されていたマフィンと飲み物を中庭で頂いてから観光へ。



夜は怪しい雰囲気をかもしだしていた通りも朝はこんなに爽やか




だけどやっぱり見え隠れする怪しさ


組合員仕様のクリスマスオーナメント




















お天気に恵まれた良い旅でした。

←あなたのクリックガあたしの励み


祝日でした

2009-11-12 | 米国南部にて準備中

恐れていたハリケーンが接近前にトロピカルストームに変わって、この日は良いお天気。

ここから北に少し行った所に、キャンプも釣りもヨットもカヌーもジェットスキーも出来るという素晴らしい場所があるという情報を入手。

ここの基地周辺で、食事かしょぼい買い物以外に余暇を潰す方法が上手に見つけられないでいた我々は喜び勇んで出かけたの。

しゅっぱーつ


未舗装の道もなんのその


とうちゃーく


聞いていた通りのステキな場所


が、しかしだ

ビジターセンターもある有料施設なのに貸し出しが一切ないとのこと。
完全丸腰、持参したのは緑茶だけの我々は、なーんにも出来ないことが判明。

その場をすぐに去るのもしゃくなので、ハイキングへ予定を変更。


巨大な松ぼっくり発見


見たことの無い植物


夜はダニーが牛を食いたいというので、ステーキハウスへ。
「やっぱり牛ならカルビよね」と確信しながら顎を鍛えたわ。

ミシシッピにはとことん運が無いので、今度はルイジアナ州のニューオリンズへ遊びに行きます。


←軍人ID提示でビールがタダでした