黒松内ブナ林の手前でシュロソウを見ました。
図鑑によって、アオヤギソウの変種とするものと、アオヤギソウがシュロソウの変種とするものとがあります。
どちらが本家でどちらが分家か、どうでもいいことなのでしょうが、一寸気になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/2b/3815da0596857f4c7266410f34966352.jpg)
シュロソウです。
ユリ科シュロソウ属で、バイケイソウの仲間ということになります。
バイケイソウの場合、葉の多くが茎の中部以上につくのに対して、シュロソウの場合、茎の下部につきます。
茎の基部に、古い葉の葉鞘が腐って、シュロ毛状の繊維が残るので「シュロソウ」と名づけられた訳ですが、北海道では、シュロを見たことがないという人が少なくありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b1/1988caa62fde6a41a64429e8343885ea.jpg)
シュロソウの雄花です。
シュロソウはバイケイソウと同じで、雄花と両性花を同じ株に持ちます。そういうのを雄性同株(細かく言えば、雄性両全性同株)といいます。
自家不和合性とあいまって、子孫の多様性につなげているのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c8/3e19a2f3ef401f8e2a7321245ebb05f2.jpg)
シュロソウの両性花です。雄しべはすでに落ちてしまっています。
雄花と両性花を、シュロソウやバイケイソウは同じ株にもちますが、サルナシやマタタビでは株を分けます。
そうなると、それは雄性異株(雄性両全性異株)ということになります。
イチョウやヤナギ類のように完全な雌雄異株もあって、自家不和合という点で究極の姿といえるでしょう。
そういう意味でシュロソウやバイケイソウは、雄性同株から雄性異株に、そして完全な雌雄異株へと進化していく過程といえるのかも知れません。
図鑑によって、アオヤギソウの変種とするものと、アオヤギソウがシュロソウの変種とするものとがあります。
どちらが本家でどちらが分家か、どうでもいいことなのでしょうが、一寸気になります。
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シュロソウです。
ユリ科シュロソウ属で、バイケイソウの仲間ということになります。
バイケイソウの場合、葉の多くが茎の中部以上につくのに対して、シュロソウの場合、茎の下部につきます。
茎の基部に、古い葉の葉鞘が腐って、シュロ毛状の繊維が残るので「シュロソウ」と名づけられた訳ですが、北海道では、シュロを見たことがないという人が少なくありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b1/1988caa62fde6a41a64429e8343885ea.jpg)
シュロソウの雄花です。
シュロソウはバイケイソウと同じで、雄花と両性花を同じ株に持ちます。そういうのを雄性同株(細かく言えば、雄性両全性同株)といいます。
自家不和合性とあいまって、子孫の多様性につなげているのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c8/3e19a2f3ef401f8e2a7321245ebb05f2.jpg)
シュロソウの両性花です。雄しべはすでに落ちてしまっています。
雄花と両性花を、シュロソウやバイケイソウは同じ株にもちますが、サルナシやマタタビでは株を分けます。
そうなると、それは雄性異株(雄性両全性異株)ということになります。
イチョウやヤナギ類のように完全な雌雄異株もあって、自家不和合という点で究極の姿といえるでしょう。
そういう意味でシュロソウやバイケイソウは、雄性同株から雄性異株に、そして完全な雌雄異株へと進化していく過程といえるのかも知れません。
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