井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ナルコユリ属の仲間で最も小型のヒメイズイ

2011年05月17日 | 日記
アマドコロは滋養・強壮の生薬として利用されてきた。その生薬名が「イズイ」で、小型のイズイということで、「ヒメイズイ」と命名された。



ヒメイズイです。ユリ科ナルコユリ属。
「小型」というのがヒメイズイ第一の特徴だが、草丈には個体差もあって、特別小型と感じないものもある。
大きさを抜きにしたヒメイズイの特徴は、茎が直立するところである。



ヒメイズイ、花のアップです。
6個の花被片が、先端部を残して筒状に合着するところはオオアマドコロと一緒。「ヒメイズイ」即ち「ヒメ」アマドコロである



ヒメイズイの芽だしです。
ヒメイズイとオオアマドコロとは近縁種だが、相違点もある。茎が直立する事の他に葉の裏面の様子など。オオアマドコロの葉の裏面が粉白色であるのに対して、ヒメイズイの場合淡緑色である。
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