井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

春植物キクザキイチゲ1

2016年05月04日 | 日記


キクザキイチゲの芽だし。キンポウゲ科イチリンソウ属。
キクザキイチゲの芽だしは首曲げ型で既にに蕾を用意している。



キクザキイチゲの群落。
地下茎を伸ばして群落をつくる。
伸ばした地下茎から花をつける「有花茎(ゆうかけい)」と花をつけない「無花茎」とを出す。
有花茎と無花茎とは、花の有無だけでなく茎の高さや葉の大きさ形が異なるという。



有花茎の葉。
有花茎には有柄の葉を3枚輪生させる。
同じイチリンソウ属に一寸変な話だが、ニリンソウやサンリンソウがある。
有花茎の葉、ニリンソウの場合は無柄でサンリンソウの場合は有柄となる。
有花茎の葉、茎につくので茎葉ともいい、花を抱くので苞葉ともいう。
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1 コメント

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そういえば (yuuko)
2016-05-04 13:29:18
エゾイチゲやヒメイチゲ アズマイチゲも 有花茎の葉と無花茎の葉が違いますね
以前 初めてこのことに気がついた時 何か異常があったのか、と気になりました

最近ではそれが普通なんだと思って気にかけなかったのですが 先生のブログを見て再燃しています
どういう理由で葉のようすが違うのでしょうね・・・
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